ブロック塀で家
2024.12.14
建築基準法違反、というニュース。

自分も似たような事を子どもの頃にやっていた。こちらは極めて小規模だったけど。

庭造りのためか、家の新築で余ったのかは覚えていないが、とにかく庭の片隅にコンクリートブロックがたくさんあった。これを使って遊ぼうというわけ。

地面をならす事も知らず、水平・垂直を出す事も知らず、ただなんとなくコンクリートブロックを積み上げて壁らしき物を作り、上に板を載せれば屋根だと。

傾いていたし、いま思えば危なっかしかったが・・・実際に崩れた事があり、ケガした。二階まで作れないかと画策していたのだからシャレにならんよな。

適当に小石を挟んだりして傾きを直していた。いずれにしてもテキトーで、その場しのぎだった。
鉄筋を入れたり、モルタルで固めるなんてことも知らなかった。

でも、そんな小屋は男の隠れ家みたいな、そんな魅力があった。雨の日にわざわざ自分の小屋で過ごすという。

ついには母屋から電気を引いてきて電灯をつけようとしたりもした。

さすがに冬は寒い。当たり前。
そこで、ブロックの壁を隔てた所で焚き火をして温まろうとしてみた。煙がけむくて駄目だった。わかりきっているけど、何でも試してみたい子ども時代だった。

そのうちに親父が小さなビニールハウスを作ってくれて、その中で過ごすのが楽しかった。雨が降っても平気だし、外の光が入って明るい。なんといっても冬でも温かい。こりゃ最高だ。

その中で寝転がっていつの間にか寝てしまったりして、最高にダラダラできる場所だった。

いつの間にかビニールが破れたりしてそれっきり、忘れてしまったけど。

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