モデムの出張修理
2024.12.16
そういえば当時、自分の草の根ネットの会員さんの家まで押しかけて、モデムの修理をした事もあった。

アイワのポケットモデムを使っているけど、回線にノイズが入って通信速度が上がらないしイマイチ不安定というので、常連さんと一緒に調べに行きました。

回線の音を聞いてみると確かにジーというハム音が常時のっている。おかしいぞ。

色々と切り分けをして、このモデムが原因と絞り込んだ。

分解して調べていく。導通チェックをすると、なぜか二次側(回線の方を一次側と呼ぶ)の回路と電話回線との間がある程度の抵抗値で導通している。

基本として、一次側と二次側は絶縁されていなければならないから、導通しているのはおかしい。

難しい理屈は省くけど、回線の片側がたとえば接地されると、回線にノイズがのってしまう。

難しい理屈を書くと、まず平衡と不平衡というキーワード。電話回線は平衡(バランス)になっている。
もし2本線の片方を接地(アース)したら、電話線とアースの間でループができて、それが電灯線のノイズを拾ってしまう。

とにかく、どこで一次側と二次側がくっついてるんだろう、と必死に探し回った。ポケットモデムは小さいので大変だったが、
どうにか、ここじゃないかという場所をつきとめた。

一次側の直流ループ回路のパワートランジスタ。
足を浮かせてみたりして導通を調べていった。やはりここが怪しい。

取り外してみると、パワートランジスタ(表面実装タイプ)の下の基板面にviaがあり、微妙にフィンと接触していた。
via(スルーホール)は二次側の回路になっている。
こういう配置・配線はマズイのだが、ポケットモデムなので無理やり詰め込んだのだろう。

パワートランジスタのフィンとviaが接触しないように、パワートランジスタのリードを加工して浮かせて実装するようにした。

これでノイズは解消。バッチリ。

わかってしまえば簡単だが、そこまで到達するのが大変。
大木の家
2024.12.16
ついでに思い出したのは、大木の家、木の上の家、ツリーハウスというのか。
どういうタイトルだったか覚えてない。小学校の国語に出てきた話じゃなかったかと。
大きな木に家を作り込んでそこに住む。そこにあこがれた。(いまではなぜあこがれたのかわからない)
秘密基地みたいでワクドキだったと思う。

しかし、
木に釘を打ったりしてかわいそうだろ、って言われそうなご時世

実際に昔、イルミネーションの仕事に関わっていた時、ケンチョーのヤクニンから「木がかわいそうだ」って文句を言われた。
私が木に照明器具をバンドで結びつけたのではなく、たまたま立会で現場にいただけなのだが、言いやすそうな奴に言っただけだろうな。言っても何も反撃されないと思ったのだろう。

まあとにかく、実際に木の上の家は存在するようだ。木を傷めないような工夫もされているのかなと思う。

木は成長するので、その伸びには対応できるのかどうかが心配だ。それを見込んでの構造になっているのかなと想像するが。

ゲゲゲの鬼太郎、ふしぎな島のフローネ、トムソーヤの冒険、といったアニメにも木の上の家は出てくるので、大いに影響を受けた。

あれは良いなあ、木の上で過ごしてみたい。そんな少年時代でありました。

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