放送局ごっこ
2024.11.03
'80年代には「ミニFM局」が流行ったのでした。

FMトランスミッタを使って、せいぜい100mぐらいの範囲まで電波が届くものでした。文化祭などのイベントで臨時に放送したり、といった感じです。

自分も放送局ごっこをしたくなって、ちょうどFB2-500を持っていましたから、近所の友達の家まで届くかどうか試しました。時間を決めておいて、その時間に聞いてねと頼んでおき、翌日に結果を聞いたら、ちゃんと聞こえたとの事。聞いた内容も確認したので間違いないです。

個人的にはFMよりもAMのほうがポピュラーだと思っていて、AMで電波を飛ばしたかったのでした。FB2-500はAMにも対応していたが、自分がどこかで製作をミスって何度見直してもうまくいかなかったので、モヤモヤしたまま不完全燃焼で何十年も引きずってしまいました。

いまでは電波法が厳しくなり、コンプラだか天ぷらだか知りませんが色々うるさくなって、本当に適法な微弱電波を出すと、見えている範囲ぐらいしか届かないんじゃないかと思います。夢がありません。

当時でも無許可で大出力送信をして摘発されたニュースを何度か見た覚えがあります。

さて、当時の製作記事です。



トランスミッタは(当時の)市販のキット基板をそのまま組み込むようです。
こんなにきれいに作ったら、本格的ですね。

個人的には、何かの懸賞プレゼントでトランク型のミニ放送局セットを見かけて、それがどうしても欲しかった。
なんかスパイごっこみたいで格好いいじゃないですか・・・。
ラピュタの冒頭で、ムスカがトランクから無線機を取り出すでしょう。その懸賞プレゼントの話はラピュタ公開以前でしたけど、
とにかく、非常に心がときめいたわけです。

例によって懸賞には当たりませんでしたがね。
あんなの絶対ウソだ、当選者の発表は商品の発送を持って代えさせて頂きますって、うそだ実際には送ってないと、ひねくれていた自分でした。

どん兵衛の「どっきんこ」とか、毎年のように応募したのに全く当たらない。

どこの会社の懸賞だったか忘れたが、海外旅行が当たるやつも応募した。当たらなかった上にDMの宛先に流用されてしまって、その後にDMが頻繁に届く。

ところが、本当にあたったヤツがいたんですね。そのミニ放送局じゃなくて焼きそばUFOの景品でしたけど。ウソだと思い込んでひねくれていましたが、やっぱり本当だったんだ、と。

自作マイコンの何号機だったか、トランク形のケースに入れましたが、その元はトランク型のミニ放送局でした。
もちろん、そのマイコンのオプションとしてFMトランスミッタも作ったのです。ジャックで接続して、音声と電源を供給してFMラジオに送信するものです。
無線関係の夢
2024.11.03
夢だからメチャクチャなのだが、

最初はパチンコ屋(パチスロ専門店)にいた。
パチスロ機を修理している業者さんがいて、作業の様子を見ていたら
自分の昔の上司があらわれて、
その大きな基板を取り出して、すごいよなーとか言ってる。

パチスロの基板が机の上いっぱいになるぐらい大きいわけないし、しかもユニバーサル基板の手配線だなんて。この時点でおかしいが、

しかも店の営業中に修理だなんて、まずいだろう。(遊技機は勝手にいじれない)

店内には歴代のパチスロ機の展示もあった。

あっそうか、アミューズ仕様だからいじってもよいのか。(ゲームセンター用)

(たぶん、このあたりの夢の材料は、腹の具合が悪くなった時に最寄りのパチスロ専門店でトイレを借りた事だろうな)


次に、なぜか地元の無線ショップにいる自分。
(だけど実際のショップと全然違う店)

店長ではなく店員さんと雑談
うちはロケーションが悪くて(低層階)アンテナを立てても感度悪いし飛ばないし。
やっぱり、家を買うか、移動運用しかないんでしょうね、と独り言のように言う自分。

店長は大きな機械で基板を削り出している。切削基板だ。

よく見るとバリが出ていて、それをいちいち削って修正している。
そのあとも、いくつか手作業で対応しており、大変そう。

ちょっとだけ手伝ったが、

自分は不満。せっかく機械で加工するのだから一気に面倒が片付くようにしなきゃ。
ああして、こうして・・・こうしたらどうですか。

何の基板だろう。
どうやら自社でラジオのキットを作って、イベントの時に製作会をしているようだ。

店長は嘆く。
これをいくらで仕入れて、あれもいくらで、結局トータルいくらで・・・とても中国製にはかなわないよね。

そりゃそうだけど、悪の栄えたためしはないからそのうち滅びるだろう。

色んな物が出てくる。

6石ラジオの基板を7個くっつけたもの。なんじゃこりゃ?
見た目そのまんま。
なんでラジオの同じ基板を7個くっつける必要があるか。
横2列、縦4列で右下だけ基板がないから7個。

わけがわからない。

どういうわけか店内には児童書が充実しており、漫画もある。
子どもが退屈しないようにしてあるのか。(そんなに待ち時間は長いか)

漫画を見ると、ドラえもんの発音をセリフで説明してある。
ドラえもんはこういう発音が苦手だから、文章ではこのように書いて表現。わけわからん。

その後、無線屋の隣に飲食店が開店

何の店だっけ。料理の種類は。

なぜか無線屋が空っぽになっていた。

そのあと、あちこち歩き回っていたようだが記憶はハッキリしない。
気がつくと目が覚めていた。

そういえば昨日は8時過ぎまで寝ていたな。いつもはそんな事ないんだけど。なんか疲れてたんだろうな。
普段は、6時か7時には自然に起きてる。
グライコとスライドボリューム
2024.11.02
昔の電子工作本から。


スライドボリュームがズラリと並んだグライコ(グラフィック・イコライザ)
相当な力作です。


スライドボリュームは業務用ではスタジオのミキシング卓っていうんですか、そういった物で見かけるようですが、
なかなかアマチュアの作品で使っている例は少ないのではないかと思います。

それは、細長い穴加工が大変だから、という理由でしょう。

電動丸ノコで切り込み、ヤスリで仕上げ。または糸ノコで切って、ヤスリで仕上げ。これを30回も繰り返す!


今の時代でしたらCNCとかレーザーカット等がありますけど、昔は、特に個人では手作業しかありませんでした。

図面を描いて鉄工所に加工してもらえばラクチンで、きれいな仕上がりになるでしょう。でも、実際はなかなか難しいでしょう。近所の馴染の鉄工所のオッチャンと知り合いでもない限り。
MZ-2000にファンを
2024.11.02
現代のPCにファンは欠かせない物になったが、
かつての8bit時代にはファンなんて使わなかった。

静かなものだった。
そのうちファンがついて、HDDがついて、うるさくなった。

そこであえて静かなMZ-2000にファンをつけようとは。

狙いは延命である。
電解コンデンサなどの電子部品は温度をできるだけ上げないようにして使えば長持ちする。

特にモニターと電源か。

ブラウン管自体が骨董品だが、できるだけ長く使いたい。

電源はでっかいトランスがついていて、これだけでも結構重いから、別のスイッチング電源にでも交換してしまったらどうか、とも思う。
現状の回路は至って単純で、いまでも部品が有るので、これはこれで(そのままで)良い。

モニターの基板に、弱くて静かなファンでいいから風を当ててやれば・・・

昔のブラウン管テレビも放熱を改善すれば、もっと長持ちしたのかもしれない。
欠点としては音がうるさいし、ホコリが詰まってしまうので時々掃除しなければならない。
多くの一般家庭では放ったらかしだろう。ファンを付けても掃除しないから意味がなかっただろう。

電源回路は、容量の大きい(数千μF)電解が多く、うちの測定機では測定できなかったが、おそらく十分な容量があったと思われる。
駄目だったのは470μF以下の電解で、特に470μFはpFまで落ちていて完全に容量抜け。リップルのせいか、劣化が早かったのかもしれない。

ファンをつける為に筐体に穴あけをする必要はない。
内部で空気を循環させるだけでも、熱を拡散する効果が期待できる。
MZ-2000の残り作業
2024.11.02
MZ-2000の手入れは、まだ道半ばで
モニター部分の基板と、後ろにくっついている拡張ボックスは、まだ手つかずだ。中に電源回路があるので電解コンデンサを取り替えておきたい。

特にモニター。表示が一部歪んで見えるのは直したい。これも主な原因は電解コンデンサだろう。

何年も前にもう一台のMZ-2000を持っていたが、それはほとんど使われていなかったような状態で、オークションで誰も見向きもしないで私が容易に落札できた。
私がもともともっているMZ-2000は酷使されてボロボロだが、それと比べて、ほとんど使われてなかったんだなあ。
ところが早期にモニターの表示がおかしくなり、オーナーズマニュアルの回路図を見ながらコンデンサを取り替えて修理した。

(以前持っていた別の個体の画面)
使わず保管していた個体よりも適度に使っていた個体のほうが、このような故障は少ないような印象を受けた。

データレコーダ部分は、基板以前にメカが故障しているので、いまのところ手をつける気にならない。
確か1988年当時でも不調で、現在は完全に動かなくなったが、
当時は、だましだまし動かしていた。
モニター部分のフタをあけ、データレコーダの後ろから指を入れて回転部分に勢いをつけて回してやると動き出していた。
このへんです。


現在、少なくともベルトは駄目、切れているだろう。

そういえば当時、ピンチローラが融けてグニャグニャになったか、変形したか、何十年も前の記憶でよく覚えていないがとにかくNGになった。
そこで部品取りのラジカセから同じような部品を持ってきたらピッタリで、それと取り替えたのは確か。

なかなか手をつけたくないのは、やり始めるとハマってしまうからで、ついつい夢中になって他の事をほったらかしで集中してしまう。そしてすっかり忘れてしまって失敗。

昔からの仲間で元S社のサービスマンがいて、MZの修理も相当やっていたという。上記もよくある故障、そしてあのデータレコーダ(カセットデッキ)はもともと何の部品だったか、別の製品から流用された物だという話も聞いた。

何年か前に、その代用として8255を置き換える基板を作り、外部にデータレコーダやICレコーダをつなげられるようにしてみたりといった試行錯誤もあったっけ。

- CafeLog -