バスターミナル時刻表のからくり
2024.06.29
実際に機能しなくなって久しいが、古い昭和の面影のバスターミナルにある時刻表。実働する姿を見たような見たことがないような感じ。
今ではA3ぐらいの紙に時刻表を印刷したものが貼られているだけ。
もともとは、
乗り場ごとに時刻表の大きいパネルがあって、背景は乳白色のアクリル板で、そこへ 11:21 といった時刻プレートを表面に並べて取り付けてある。
おそらく、次のバスの時刻を裏面から電球で照らして示すような仕組みだったのではなかろうか、と思う。
また、それぞれの乗り場のドア上に赤ランプが付いていた。(乗り降り口を示すため)
なんで急に興味を持ったかというと、そのパネルの一部が開いたままになっていて、中に電線の束が見えた。
あんなに配線が多いなら、電球1個ずつに配線していたんだろうか?と思った次第。
昔は、まさか事務所まで多芯ケーブルをそれぞれひっぱっていたのだろうか?
今さら、どうでもいいと言えばどうでも良いが・・・もし自分が作るとしたら、という思考をしていて、
いま作るとしたらそれぞれのパネルごとにマイコンを搭載して、シリアル通信かLANを使って、単純な配線にするだろう。まあ、それが普通の考え方。
いま作るとしたら、なんて書いたけど、いまでは大画面のモニタ(デジタルサイネージ)が有るから、それで済んでしまう。
技術的には面白くないけど、先人の苦心の跡をちょっとだけ見たような感じです。
今ではA3ぐらいの紙に時刻表を印刷したものが貼られているだけ。
もともとは、
乗り場ごとに時刻表の大きいパネルがあって、背景は乳白色のアクリル板で、そこへ 11:21 といった時刻プレートを表面に並べて取り付けてある。
おそらく、次のバスの時刻を裏面から電球で照らして示すような仕組みだったのではなかろうか、と思う。
また、それぞれの乗り場のドア上に赤ランプが付いていた。(乗り降り口を示すため)
なんで急に興味を持ったかというと、そのパネルの一部が開いたままになっていて、中に電線の束が見えた。
あんなに配線が多いなら、電球1個ずつに配線していたんだろうか?と思った次第。
昔は、まさか事務所まで多芯ケーブルをそれぞれひっぱっていたのだろうか?
今さら、どうでもいいと言えばどうでも良いが・・・もし自分が作るとしたら、という思考をしていて、
いま作るとしたらそれぞれのパネルごとにマイコンを搭載して、シリアル通信かLANを使って、単純な配線にするだろう。まあ、それが普通の考え方。
いま作るとしたら、なんて書いたけど、いまでは大画面のモニタ(デジタルサイネージ)が有るから、それで済んでしまう。
技術的には面白くないけど、先人の苦心の跡をちょっとだけ見たような感じです。
テレビ接続図集
2024.06.27
電卓の回路図集
2024.06.27
やらかした (ACファンにDC通電)
2024.06.25
ACファンに、(うっかり)DC電源を通電したまま30分以上放置してしまい、気づいたら非常に熱くなっていた!! ガチョーン。
こんな使い方をすると中身がどうなるかわからないから、処分した。
わけがあって、ある装置にDC電源をつないでテストしていた。
スイッチング電源はACを整流してDCにして使っているから、結局、入力にDCを入れても動作する。
修理後の通電テストで、いきなりAC100Vをつなぐと危ないので(※色々なやり方は有るが)、まずはDC100V以上出る電源を使ってテストしていた。徐々に電圧を上げながら電流など監視して、正常である事を確認した。
この際、AC用のファンは取り外しておかなければならない。先日テストした時はもちろんわかっていて、最初に配線を取り外してテストしていた。
ところが今回うっかり忘れて、そのまま通電してしまったというわけ。
ACファンのメーカーの説明書などにはDCを流したらどうなるかなんて全く想定されてないから書いてない。
中身は何となく想像できるけど、コイルが焼けて絶縁が悪くなっていたら駄目だと思う。
あーあ、新品で高かったのに。しかも2個。
だけど・・・良い勉強の機会と捉えたらどうだろう?
ACファンにDCを流してどうなるか、なんていきなり聞かれて答えられる人がいるだろうか?
普通はACで使うものだからACで使えよ、と言われるぐらいか。
中身がわかってないといけない。
分解して中を見たことがあるか? 多くの人は無いだろう。
※色々なやり方
(1)100ワットの白熱電球を直列につないで通電すると、もし負荷がショートしていても安全。電球が光るだけ。
(2)AC安定化電源を持っているので、自由な電圧や周波数でテストできる。特に、西日本にいながら50Hzでテストしようとしても普通はできないが、この装置を使えばバッチリ。
こんな使い方をすると中身がどうなるかわからないから、処分した。
わけがあって、ある装置にDC電源をつないでテストしていた。
スイッチング電源はACを整流してDCにして使っているから、結局、入力にDCを入れても動作する。
修理後の通電テストで、いきなりAC100Vをつなぐと危ないので(※色々なやり方は有るが)、まずはDC100V以上出る電源を使ってテストしていた。徐々に電圧を上げながら電流など監視して、正常である事を確認した。
この際、AC用のファンは取り外しておかなければならない。先日テストした時はもちろんわかっていて、最初に配線を取り外してテストしていた。
ところが今回うっかり忘れて、そのまま通電してしまったというわけ。
ACファンのメーカーの説明書などにはDCを流したらどうなるかなんて全く想定されてないから書いてない。
中身は何となく想像できるけど、コイルが焼けて絶縁が悪くなっていたら駄目だと思う。
あーあ、新品で高かったのに。しかも2個。
だけど・・・良い勉強の機会と捉えたらどうだろう?
ACファンにDCを流してどうなるか、なんていきなり聞かれて答えられる人がいるだろうか?
普通はACで使うものだからACで使えよ、と言われるぐらいか。
中身がわかってないといけない。
分解して中を見たことがあるか? 多くの人は無いだろう。
※色々なやり方
(1)100ワットの白熱電球を直列につないで通電すると、もし負荷がショートしていても安全。電球が光るだけ。
(2)AC安定化電源を持っているので、自由な電圧や周波数でテストできる。特に、西日本にいながら50Hzでテストしようとしても普通はできないが、この装置を使えばバッチリ。
H8/3048F
2024.06.24
'90年代後半、Z80の次は・・・という事でPICとH8/3048Fが主力だった。
ある程度のROM/RAM容量を備えていて、ワンチップで、という条件を満たしたのはH8。
川鉄KL5C80A12は、ROMの外付が不利だった。どうしても場所をとるし、その頃、EPROMは段々廃れてきていた。Z80互換は捨てがたいものだったが・・・。
H8/3048Fは実際の製品にも使ってきた。当時の会社ではICEまで買ったのである。たしか岩崎技研のやつ。80万とか、それ以上だったかも。ソフト屋さんは、ICEがないと困る。無いと仕事できないって。
ICEは今のようなJTAGではなくフルICEだから、QFP 100ピンの専用ソケットを基板にハンダ付けする必要があった。この作業自体は慣れたもので問題なかったが、ICEのポッドとの接触が時々おかしくなり、掃除しなければならなかった。
こんな細かいピンが100本もあったら接触がおかしくなっても仕方ないという感じ。
趣味でやる人はICEなしで毎回書き換えていたでしょう。その書換回数の保証は100回までだったと思うけど、もちろん100回ピッタリで書き込めなくなるわけではない。
ただ、何回も書き換えをしたものを製品に組み込むのは信頼性上、推奨されてなかったと思います。(書き換えによって劣化している為)
H8/3048Fの内蔵RAMをバッテリーバックアップするのも実際にやっていた。電源電圧を検出して特定のピンを操作する。
単純にバックアップするだけだろうと思ったら甘い。今のデータが正しいかどうか、起動時に判断しなければならない。データの検証をしないでそのまま初期値として使用したらおかしくなったりする。
電源OFF時にはNMIを入れてデータを保存して終了し、電源ON時には例えばチェックサムを取るとか特定のデータ(複数)を比較して正常か判断する。
保存したデータが、規定の範囲内にあるかどうか、関連するデータとの整合性も見る必要がある。
そのH8/3048Fもだんだん廃れてきてH8/3048F-ONEが登場した。
この-ONEに移行すべく変更点を調べたりしたが、結局使わないまま終わってしまった。
そういえばその前に3052F等も使ったっけ。三岩ボードというのがあってだな・・・
ある程度のROM/RAM容量を備えていて、ワンチップで、という条件を満たしたのはH8。
川鉄KL5C80A12は、ROMの外付が不利だった。どうしても場所をとるし、その頃、EPROMは段々廃れてきていた。Z80互換は捨てがたいものだったが・・・。
H8/3048Fは実際の製品にも使ってきた。当時の会社ではICEまで買ったのである。たしか岩崎技研のやつ。80万とか、それ以上だったかも。ソフト屋さんは、ICEがないと困る。無いと仕事できないって。
ICEは今のようなJTAGではなくフルICEだから、QFP 100ピンの専用ソケットを基板にハンダ付けする必要があった。この作業自体は慣れたもので問題なかったが、ICEのポッドとの接触が時々おかしくなり、掃除しなければならなかった。
こんな細かいピンが100本もあったら接触がおかしくなっても仕方ないという感じ。
趣味でやる人はICEなしで毎回書き換えていたでしょう。その書換回数の保証は100回までだったと思うけど、もちろん100回ピッタリで書き込めなくなるわけではない。
ただ、何回も書き換えをしたものを製品に組み込むのは信頼性上、推奨されてなかったと思います。(書き換えによって劣化している為)
H8/3048Fの内蔵RAMをバッテリーバックアップするのも実際にやっていた。電源電圧を検出して特定のピンを操作する。
単純にバックアップするだけだろうと思ったら甘い。今のデータが正しいかどうか、起動時に判断しなければならない。データの検証をしないでそのまま初期値として使用したらおかしくなったりする。
電源OFF時にはNMIを入れてデータを保存して終了し、電源ON時には例えばチェックサムを取るとか特定のデータ(複数)を比較して正常か判断する。
保存したデータが、規定の範囲内にあるかどうか、関連するデータとの整合性も見る必要がある。
そのH8/3048Fもだんだん廃れてきてH8/3048F-ONEが登場した。
この-ONEに移行すべく変更点を調べたりしたが、結局使わないまま終わってしまった。
そういえばその前に3052F等も使ったっけ。三岩ボードというのがあってだな・・・