電子技術II (続)
2024.09.27
教科書は、いま読んでも理解しづらい所が多い。その道の権威者たちが執筆している為、わざわざ難しく書いてあるんだと思う。
全然頭に入ってこないというか、眠気を誘う催眠電波ゆんゆんである。
いきなり説明なしに新しい言葉や記号が出てきて、その説明がない。授業では先生が説明したかもしれない。
たとえばλという記号がいきなり出てきた。λといえば波長をあらわす。MHzなら100万単位なので、150MHzの波長は300÷150=2で2mとなる。こんな説明があったかも。
電子技術者の心がけ

(1)電子技術についての基本的事項をしっかり身につけておく。
(2)基本的事項の学習は、学校時代だけではなく、その後も続けていく。
(3)絶えず技術の研鑽を続け、積極的にアイデアを出し、取り組み、失敗を恐れない。
(4)仕事を通じ、広い領域にわたる知識を身につけるようにする。
(5)(1)~(4)のことを協力し合って高め、実践していく。
ページ左側に12個の項目が並べてあるけど、この当時は夢だった事が現在ではいくつか実現している。
電子技術の動向

製作例

有線通信(電話)の章には、電話局同士をマイクロ波でつないでいる図があるけど、現在ではすっかり引退してしまったらしい。光ファイバーでつないでしまったから。
そしてまた、固定電話いらなくね?とか、2035年までに銅線の巻取りを、なんて言ってる時代になるとは当時全く想像もできなかったろうな。
全然頭に入ってこないというか、眠気を誘う催眠電波ゆんゆんである。
いきなり説明なしに新しい言葉や記号が出てきて、その説明がない。授業では先生が説明したかもしれない。
たとえばλという記号がいきなり出てきた。λといえば波長をあらわす。MHzなら100万単位なので、150MHzの波長は300÷150=2で2mとなる。こんな説明があったかも。
電子技術者の心がけ

(1)電子技術についての基本的事項をしっかり身につけておく。
(2)基本的事項の学習は、学校時代だけではなく、その後も続けていく。
(3)絶えず技術の研鑽を続け、積極的にアイデアを出し、取り組み、失敗を恐れない。
(4)仕事を通じ、広い領域にわたる知識を身につけるようにする。
(5)(1)~(4)のことを協力し合って高め、実践していく。
ページ左側に12個の項目が並べてあるけど、この当時は夢だった事が現在ではいくつか実現している。
電子技術の動向

製作例

有線通信(電話)の章には、電話局同士をマイクロ波でつないでいる図があるけど、現在ではすっかり引退してしまったらしい。光ファイバーでつないでしまったから。
そしてまた、固定電話いらなくね?とか、2035年までに銅線の巻取りを、なんて言ってる時代になるとは当時全く想像もできなかったろうな。
電子技術II (昔の教科書)
2024.09.27
自分が高校で学んだ時の教科書がまだ有って、
振り返ってみればもう37年
今となってみれば古い技術も多い。
それだけ進歩が著しい世界ということだろう。
表紙

これは寝ているな

光ファイバーについても載っている

ミニファクス! いまでは博物館ぐらいでしかお目にかかれない。
ジャンク屋で手に入れて、アマチュア無線用に改造するのが流行った。

まさにロストテクノロジー

なにしろアナログ全盛だった時代。
クロスバ交換機が主流で、電子交換機も紹介されているけど、クロスバに関する説明に多くのページが割り当てられている。
テレビも勿論アナログ放送でブラウン管
マイクロホン、スピーカー、音響再生装置、テープレコーダに関するページもあるけど、当時でもそこは学ばなかった。そのあたりだけページに書き込みもなくきれい。
授業中に寝ていた痕跡もみられたが、勉強というものは自分から興味をもって取り組まないとだめだなー。受け身だと右から左、左から右へと抜けていくだけ。試験が終わったら忘れる。
疑問が出てきて調べてみてわかった。そこで新たな疑問が生まれて、調べたり考えたり、これが「勉強」なのだと当時はわからなかった。
実際にあれこれする余裕がなかったのも確かかもしれない。授業はどんどん先へ進んでいくし、次の時間には別の授業、ついていくのがやっと。(ついていけてなくて落ちこぼれていた)
振り返ってみればもう37年
今となってみれば古い技術も多い。
それだけ進歩が著しい世界ということだろう。
表紙

これは寝ているな

光ファイバーについても載っている

ミニファクス! いまでは博物館ぐらいでしかお目にかかれない。
ジャンク屋で手に入れて、アマチュア無線用に改造するのが流行った。

まさにロストテクノロジー

なにしろアナログ全盛だった時代。
クロスバ交換機が主流で、電子交換機も紹介されているけど、クロスバに関する説明に多くのページが割り当てられている。
テレビも勿論アナログ放送でブラウン管
マイクロホン、スピーカー、音響再生装置、テープレコーダに関するページもあるけど、当時でもそこは学ばなかった。そのあたりだけページに書き込みもなくきれい。
授業中に寝ていた痕跡もみられたが、勉強というものは自分から興味をもって取り組まないとだめだなー。受け身だと右から左、左から右へと抜けていくだけ。試験が終わったら忘れる。
疑問が出てきて調べてみてわかった。そこで新たな疑問が生まれて、調べたり考えたり、これが「勉強」なのだと当時はわからなかった。
実際にあれこれする余裕がなかったのも確かかもしれない。授業はどんどん先へ進んでいくし、次の時間には別の授業、ついていくのがやっと。(ついていけてなくて落ちこぼれていた)
ジャックの樹脂と接触不良
2024.09.20
昔使っていた防犯カメラの機械があって、
防犯カメラにうつっている映像に「動き」があると自動的に一定時間録画してくれるというもの。
録画はSDメモリカードへ。
そのジャックの接触が悪く、映像がうつったり消えたり、勝手にチラチラとノイズが入って録画が働くという問題があって、
現役当時はその都度抜き差ししたり拭いたりしていたが、いまいち改善しなかった。だましだましという感じ。
今日それを、長い間使っていなくてしまい込んでいたので捨てようとして引っ張り出した。
プラグを抜こうとしたら変な感触があった。抜いてみるとご覧の通り、錆びている。


どうもジャック側の樹脂から何か謎の液体?が滲み出してきて悪さをしているようである。
基板に緑青が付いていた。
捨てる前なのでバラしたが、すっかり忘れていたのに、ようやく謎が解けたというわけで。
これと似た現象は、昔のパソコンでも樹脂部品のコネクタから何かザラザラしたものが吹き出しているような、そんなのは有った。なんだろうな、長年経過すると成分が出てきたり水分と反応したりとか有るのだろうか。
電線の塩ビからベタベタした液体が出るのは有る。可塑剤が原因のようでした。昔のMSXでキーボード外付けのやつ、そのケーブルから緑色の液体がにじんできて、コネクタにしみこんで接触不良!というのを実際に見ました。
防犯カメラにうつっている映像に「動き」があると自動的に一定時間録画してくれるというもの。
録画はSDメモリカードへ。
そのジャックの接触が悪く、映像がうつったり消えたり、勝手にチラチラとノイズが入って録画が働くという問題があって、
現役当時はその都度抜き差ししたり拭いたりしていたが、いまいち改善しなかった。だましだましという感じ。
今日それを、長い間使っていなくてしまい込んでいたので捨てようとして引っ張り出した。
プラグを抜こうとしたら変な感触があった。抜いてみるとご覧の通り、錆びている。


どうもジャック側の樹脂から何か謎の液体?が滲み出してきて悪さをしているようである。
基板に緑青が付いていた。
捨てる前なのでバラしたが、すっかり忘れていたのに、ようやく謎が解けたというわけで。
これと似た現象は、昔のパソコンでも樹脂部品のコネクタから何かザラザラしたものが吹き出しているような、そんなのは有った。なんだろうな、長年経過すると成分が出てきたり水分と反応したりとか有るのだろうか。
電線の塩ビからベタベタした液体が出るのは有る。可塑剤が原因のようでした。昔のMSXでキーボード外付けのやつ、そのケーブルから緑色の液体がにじんできて、コネクタにしみこんで接触不良!というのを実際に見ました。
真空管ラジオ
2024.09.20
米でも同様だが、物が手に入りにくく(手に入らなく)なると、余計に欲しがる気持ちが高まるみたいです。
いまでは貴重品な真空管ラジオは、私がガキだった頃には掃いて捨てるぐらい有って、田舎の小さい町でしたが時々ごみ置き場で見かけていました。海岸に投げ捨てられている事もありました。いまさら欲しいとは思いません。
当時、もちろん見かけたら拾ってきていました。
でかすぎて運べない物(たとえばテレビ)は真空管だけ抜いて持ち帰っていました。一度だけ、あの重たいテレビを数人がかりで運んできて、帰宅したら親に怒鳴られた事もあった。
いまの薄型テレビと違うんです。まず筐体が鉄板ですし、ブラウン管は分厚いガラスでした。中にシャーシがあって、そこへ部品がたくさん載っていて、とにかく重いものでした。
拾ってきたラジオ、電源を入れてみても鳴らない物が多かったような記憶があります。
おっかないので、コードリールで電源ケーブルをのばして、庭の真ん中あたりに置き、遠くからコンセントに通電して爆発しないか試していた。
たいていボリュームはガリで、回すと耳障りなガリガリ、バリバリした音がしたり、音が聞こえたり聞こえなくなったりした。
ブーンというハム音がしたり。
普通に鳴るけど、妙な臭いがしてロウのようなものが下に垂れるラジオもありました。コンデンサの絶縁が悪くなって、焼けていたのでしょう。
レコードプレーヤーとラジオが一体化したものも有り、それはもともと友人が拾ってきたものなので彼の元へ帰っていきました。
親父の実家にあったネズミの巣になっていた5球スーパーとか(ナショナル)、親の知り合いからもらったラジオとか、色々あったけれど、
その頃は自分で直す実力は無く、もっぱら分解して部品を集めるだけでした。そのままきれいに保管しておけばよかったのにと思います。
なんでもとりあえず分解してしまうガキでした。
実際に真空管ラジオを作ったのは20才頃で、
それ以前に作ろうとした事は有ったけれど、必要な部品が揃わなかった。
部品取りをしていたのではなかったのか。残念ながら、肝心なトランスがなかった。とっておかなかった。
興味のある部品、外しやすい部品(ソケットに載っている物)しか外していなかった。
興味のある部品はエアバリコンとかコイルなど。それとスピーカー。
結局、丸ごと保存しておけばよかったのにと今頃思う。
中学生の頃には、真空管ラジオを作ろうと思っても必要な部品が揃わない時代でした。
世の中は半導体時代。この頃にはパーツ屋さんも真空管を捨てちゃったのでしょう。
トランスがなければトランスレスという手もあり、一応は検討していました。倍電圧整流も。
20才を過ぎてから、ちょうど当時「なんでも鑑定団」がブームになり、自分も古物に興味を持ち始めて、
地元の古美術商(昔の生活用品など何でも有り)を訪ねたりしていました。
そこで店長さんと親しくなり、真空管ラジオに興味があると話したら、物置から「こんなのは有るけど」と、
木製ケースは壊れて虫食いのひどい状態、中身は一応大丈夫そう。そんなラジオを発掘してもらった。見た目がひどいので商品にはならない。
3000円で良いというので即買ってきて、これを何とか活かしてラジオを作ろうと着手したわけです。
結局、シャーシもサビだらけで使えないから、タカチのアルミケースを加工して使う事にした。
そのためにわざわざシャーシパンチやらリーマやらニブラーも揃えて、ヤスリで手が痛くなるまでゴシゴシやったりして、とにかくシャーシ加工は手が痛くなる。アルミ相手でも大変。
電源回路から配線を始めて、確認しようと思って試しに通電した後、コンデンサを放電させてなかったから、続きの配線作業をしている時にビリッと電撃を食らった。
放電用の抵抗でも並列につないでおけばよかったけど、そこまで頭が回ってなかったというか。
とにかく完成し、それなりに良い音で鳴ったので満足。いまでは押入れに放り込まれて、どうなっていることやら。
いまでは貴重品な真空管ラジオは、私がガキだった頃には掃いて捨てるぐらい有って、田舎の小さい町でしたが時々ごみ置き場で見かけていました。海岸に投げ捨てられている事もありました。いまさら欲しいとは思いません。
当時、もちろん見かけたら拾ってきていました。
でかすぎて運べない物(たとえばテレビ)は真空管だけ抜いて持ち帰っていました。一度だけ、あの重たいテレビを数人がかりで運んできて、帰宅したら親に怒鳴られた事もあった。
いまの薄型テレビと違うんです。まず筐体が鉄板ですし、ブラウン管は分厚いガラスでした。中にシャーシがあって、そこへ部品がたくさん載っていて、とにかく重いものでした。
拾ってきたラジオ、電源を入れてみても鳴らない物が多かったような記憶があります。
おっかないので、コードリールで電源ケーブルをのばして、庭の真ん中あたりに置き、遠くからコンセントに通電して爆発しないか試していた。
たいていボリュームはガリで、回すと耳障りなガリガリ、バリバリした音がしたり、音が聞こえたり聞こえなくなったりした。
ブーンというハム音がしたり。
普通に鳴るけど、妙な臭いがしてロウのようなものが下に垂れるラジオもありました。コンデンサの絶縁が悪くなって、焼けていたのでしょう。
レコードプレーヤーとラジオが一体化したものも有り、それはもともと友人が拾ってきたものなので彼の元へ帰っていきました。
親父の実家にあったネズミの巣になっていた5球スーパーとか(ナショナル)、親の知り合いからもらったラジオとか、色々あったけれど、
その頃は自分で直す実力は無く、もっぱら分解して部品を集めるだけでした。そのままきれいに保管しておけばよかったのにと思います。
なんでもとりあえず分解してしまうガキでした。
実際に真空管ラジオを作ったのは20才頃で、
それ以前に作ろうとした事は有ったけれど、必要な部品が揃わなかった。
部品取りをしていたのではなかったのか。残念ながら、肝心なトランスがなかった。とっておかなかった。
興味のある部品、外しやすい部品(ソケットに載っている物)しか外していなかった。
興味のある部品はエアバリコンとかコイルなど。それとスピーカー。
結局、丸ごと保存しておけばよかったのにと今頃思う。
中学生の頃には、真空管ラジオを作ろうと思っても必要な部品が揃わない時代でした。
世の中は半導体時代。この頃にはパーツ屋さんも真空管を捨てちゃったのでしょう。
トランスがなければトランスレスという手もあり、一応は検討していました。倍電圧整流も。
20才を過ぎてから、ちょうど当時「なんでも鑑定団」がブームになり、自分も古物に興味を持ち始めて、
地元の古美術商(昔の生活用品など何でも有り)を訪ねたりしていました。
そこで店長さんと親しくなり、真空管ラジオに興味があると話したら、物置から「こんなのは有るけど」と、
木製ケースは壊れて虫食いのひどい状態、中身は一応大丈夫そう。そんなラジオを発掘してもらった。見た目がひどいので商品にはならない。
3000円で良いというので即買ってきて、これを何とか活かしてラジオを作ろうと着手したわけです。
結局、シャーシもサビだらけで使えないから、タカチのアルミケースを加工して使う事にした。
そのためにわざわざシャーシパンチやらリーマやらニブラーも揃えて、ヤスリで手が痛くなるまでゴシゴシやったりして、とにかくシャーシ加工は手が痛くなる。アルミ相手でも大変。
電源回路から配線を始めて、確認しようと思って試しに通電した後、コンデンサを放電させてなかったから、続きの配線作業をしている時にビリッと電撃を食らった。
放電用の抵抗でも並列につないでおけばよかったけど、そこまで頭が回ってなかったというか。
とにかく完成し、それなりに良い音で鳴ったので満足。いまでは押入れに放り込まれて、どうなっていることやら。
ユニバーサル基板の配線
2024.09.20
ユニバーサル基板の配線は、みんなそれぞれ自己流と思う。
配線を表面にはわせるのか、裏面にはわせるのか。この点だけでも違う。
どっちが良いかと議論になった事もある。
きれいに整理しないと、いわゆるスパゲティや盛りそばになる。
こうなると後からの手直しや修理も大変だ。
自分は一時期、配線をポイントtoポイントで突っ張るのが好きでやっていた。これには批判があり、当時の職場だったけど、線が切れるぞとか色々。
束線にまとめるのがうまくできなかったから、そのやり方に落ち着いたまでで、そんな中でもきれいにできる方法がないか模索していた。
デジタル回路か、アナログ回路か、あるいは混在もあるだろうけど、その回路によっても配線の仕方は変わってくる。
コネクタだけの基板というのもある。スイッチとLEDだけもある。
50ピンのコネクタから、各センサーやスイッチへの2ピンや3ピン、4ピンのたくさんのコネクタにつながる配線をまとめた、いわゆる中継基板、こういうのは主に電線だけとなる。
デジタル回路、主にICばかりの回路もやはり電線が多い。これらは束線にまとめていく。
アナログの場合は部品配置を工夫することで片面でもうまくつないでいきやすい。部品のリードをうまく活用する。部品自体がジャンパー線のようなもので、他の配線をまたいでいきやすい。
電子機器組み立ての技能検定だったか、ユニバーサル基板にメッキ線で配線をパッパッと素早くつないでいく動画を見ることができる。
ターンテーブルみたいな物の上に基板を載せて、まっすぐにのばしたメッキ線をラジオペンチできれいに曲げながらパターンを作って各部品をつないでいく。
もちろんこれには事前に部品配置と配線を検討した上で行っている。
この工程を省いて、自己流で回路図からダイレクトに部品配置、配線をやるのはアマチュア的。
自分もガキの頃には面倒くさくて、紙上で検討するなんてやってられなかったが、これを一手間かけてやるかやらないかで結果が違ってくる。
とくに今ではCADがあるので、紙上で書いたり消したりする必要もなく、画面上でラクに作業できる。なんならそこでパターンも引いてしまって、その図を見ながらユニバーサル基板上でつないでいく。
プリント基板は安価に作れるが、出来上がってくるまでに時間がかかるし、今すぐに欲しい、すぐ実験したいという場合もある。そんな時には手組みが有利。
もう何台か追加してくれっていうのは手組みだと辛い。
ワイヤーラッピングというやり方もあって、実際に自分もやっていた時代があるけど、もう今の時代には合わないかな。
専用のラッピングソケットは手に入らないし、有っても高価。うちはたくさんあったけど使わないから捨ててしまった。
普通のピンヘッダの2列のやつを使うと良い。1列だと1箇所に2本つなぐことができない。ピンが長ければできるけど、普通の長さのピンに2段は(試みた事はあるけど)無理。
2列だとバス配線でも可能になる。
配線を表面にはわせるのか、裏面にはわせるのか。この点だけでも違う。
どっちが良いかと議論になった事もある。
きれいに整理しないと、いわゆるスパゲティや盛りそばになる。
こうなると後からの手直しや修理も大変だ。
自分は一時期、配線をポイントtoポイントで突っ張るのが好きでやっていた。これには批判があり、当時の職場だったけど、線が切れるぞとか色々。
束線にまとめるのがうまくできなかったから、そのやり方に落ち着いたまでで、そんな中でもきれいにできる方法がないか模索していた。
デジタル回路か、アナログ回路か、あるいは混在もあるだろうけど、その回路によっても配線の仕方は変わってくる。
コネクタだけの基板というのもある。スイッチとLEDだけもある。
50ピンのコネクタから、各センサーやスイッチへの2ピンや3ピン、4ピンのたくさんのコネクタにつながる配線をまとめた、いわゆる中継基板、こういうのは主に電線だけとなる。
デジタル回路、主にICばかりの回路もやはり電線が多い。これらは束線にまとめていく。
アナログの場合は部品配置を工夫することで片面でもうまくつないでいきやすい。部品のリードをうまく活用する。部品自体がジャンパー線のようなもので、他の配線をまたいでいきやすい。
電子機器組み立ての技能検定だったか、ユニバーサル基板にメッキ線で配線をパッパッと素早くつないでいく動画を見ることができる。
ターンテーブルみたいな物の上に基板を載せて、まっすぐにのばしたメッキ線をラジオペンチできれいに曲げながらパターンを作って各部品をつないでいく。
もちろんこれには事前に部品配置と配線を検討した上で行っている。
この工程を省いて、自己流で回路図からダイレクトに部品配置、配線をやるのはアマチュア的。
自分もガキの頃には面倒くさくて、紙上で検討するなんてやってられなかったが、これを一手間かけてやるかやらないかで結果が違ってくる。
とくに今ではCADがあるので、紙上で書いたり消したりする必要もなく、画面上でラクに作業できる。なんならそこでパターンも引いてしまって、その図を見ながらユニバーサル基板上でつないでいく。
プリント基板は安価に作れるが、出来上がってくるまでに時間がかかるし、今すぐに欲しい、すぐ実験したいという場合もある。そんな時には手組みが有利。
もう何台か追加してくれっていうのは手組みだと辛い。
ワイヤーラッピングというやり方もあって、実際に自分もやっていた時代があるけど、もう今の時代には合わないかな。
専用のラッピングソケットは手に入らないし、有っても高価。うちはたくさんあったけど使わないから捨ててしまった。
普通のピンヘッダの2列のやつを使うと良い。1列だと1箇所に2本つなぐことができない。ピンが長ければできるけど、普通の長さのピンに2段は(試みた事はあるけど)無理。
2列だとバス配線でも可能になる。
2024.09.27 11:51
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