2T-100入手
2023.11.27
懐かしのHOMER 2T-100 (2石レフレックスラジオキット)を入手しました。
手頃な値段で有りましたので・・・





懐かしい。

いま見ると中身は単純に見えるけれど、当時は超複雑に見えた。不思議です。

当時・・・
組み立て一発じゃ鳴らなくて、どれだけ調べてもよくわからない。しまいには神頼みで、神棚に上げて拝んだりもしたが、そんなの修理してくれない。自分で努力しなさいと。

基板にシルク印刷が無いから、差し間違いも有りがちだった。実際、トランジスタの極性を間違っていたし、

(説明書の図と良く見比べながら差し込んでいったが、その照合が当時の自分には難しく思えた)

この機種を作った時だったか別の機種だったか忘れたけど、ゲルマダイオードのリードを曲げて差し込もうとしたらガラスが砕けてしまって、大いに凹んだりもした。(その後、必死になってテレビのジャンク基板から同じようなゲルマダイオードを見つけ出した)

トランジスタの極性違いは解決したから鳴るだろうと自信があったけど、直しても全然鳴らないし、おかしいなあ・・・と。

原因は結局バーアンテナの線で、表面の絶縁被膜を削ってからはんだ付けしなければならないのだが、それをしていなかった。エナメル線は昔から使っていたので知っていたはずだが、なぜか、先端部分は処理済みだろうと勝手に思っていたんだろう。

試しにマイナスドライバーだったか、カッターナイフの背で削ってからはんだ付けしたらアッサリと鳴り出したというわけ。
当時のプラモ
2023.11.26
小~中学生の頃は、ガンダムのプラモが流行っていたようだ。

ようだ、というのは・・・自分は興味がなかったから。
だって興味をそそられない。ガンダムのアニメも見てなかったし、そんな動かないプラモなんかアツくなれない。

赤いヤツは3倍速いとか意味わからんし、それはずいぶん後になってから意味を知った。

そんなことより、
自動車とか扇風機みたいに電気を使って実際に光ったり動いたりするものが良い。回る回る東芝、光る光る東芝、走る走る東芝。

スーパーカーの知識もほとんど無くて、いちいち車種なんか覚えきれなかったし、時速何百キロまで出るとか言うけれど一般道で出せないだろ、だったら、うちのポンコツ車と同じじゃんと思っていた。
ただ走ったり光ったりすれば、車種は何でもよかった。田舎で、そもそも選択肢があまり無かった。それ以前に予算的に厳しかったので値段で決めたりした。

扇風機のリアルなプラモには非常に萌えた。
かなりリアルで、組立式のギヤボックスの首振り機構まで付いていた。おそるべし。

しかし・・・あの水色で美しい透明な羽根、うっかり踏んで割ってしまい、非常にショックを受けたのであった。
接着剤で適当にツギハギしてなんとか修復した。

みすぼらしい。気持ち的に思いっきり下がってしまった。

そう、プラスチックの成形部品なんか壊したら、また同じプラモを買うか、メーカーから通信販売で取り寄せるしかなかった。

もう1個買う発想はなかった。田舎の商店に1個だけあったのを買っただけで、当時の自分の世界ではそこにしか無いものだった。

通販は当時の自分にとっては大事業で、封筒に宛名を書いたりするのも大変。息を詰めながら1字ずつまっすぐ書くようにしているつもりが、ひんまがったりはみだしたり、そして書き損じてしまい、何度もやり直し。

今でも役所の書類なんか記入する時は、どうかすると気が狂いそうになる。税務署から消費税の書類がドサッと来た時、なんのことやらさっぱり分からず絶望した。こんなもの、聞きに行っても絶対わからん。それなのに無慈悲に「いつ提出しますか」と催促は来るし、血迷って適当に書いて出してしまった。いいんだろう出せば。
ところがよく考えてみると不安になり、これがきっかけで税理士と契約することに。早速その件を相談したところ、私の手続きは間違っており、取り下げと改めての手続きまで行って頂いた。

まあ何が言いたいかというと書類の記入なんてのは自分の性格に合わないということよ。新コロの給付金とか補助金なんかも書類のことを考えるとうんざりして、最初から申請しようという発想はなかった。

とにかく、当時はお金がなかった。2個買うなんて無理。通販も無理。

じゃあ手作りするかって、
あんな部品を自分で手作りするなんて、とくに当時のような不器用さでは到底無理で、貴重な部品を壊したら取り返しがつかない。
3DCADや3Dプリンタがその当時に有ったらなあ、といまさら思う。

はじめて作ったプラモは水車小屋で、これは今でも有るらしい。当然モーターで回るやつを選んだ。当時よく分からなくて適当に買ったが、いま考えてもマニアックなチョイスだ。(笑)

やっぱり電気で動くものには魅力があった。
プラモでモメる
2023.11.26
これも小学生の頃だが、学校の科学クラブ(授業時間の一コマ)でプラモを作った時があった。みんなそれぞれ好きな物を買ってきて、その時間に組み立てる。

そこで目撃したのは・・・

車のプラモで、麦球(懐かしい)を仕込んでライトが光るものがあったけど、その配線を金具(スイッチ接点や電池金具)に接続する時、なんと、プラモ用接着剤を塗っている奴がいた。



私は、おいおい、そりゃないだろう、電気が通らなくなる事があるよと指摘した。電気回路の接続にプラスチック用の接着剤を塗るなんて。
そもそも、ちゃんと接着できないだろうと。

ところが彼は、うるさい、これで実際に光ってるじゃないか、ほら、などと言って全く受け付けてくれない。たぶん上の学年の生徒だったかもしれない。

その後、なんで光らないんだろうとか言いながらいじくり回している姿を見て、また私は指摘をしたがやはり同じで、嫌がられ、追い払われてしまった。

そこで上手に相手に伝わるように説明する事がうまくできなかった。ただ反感をかっただけ。同じ指摘を二度やったので反感が2倍積み上がっただけ。

いまでも、たまに思い出してモヤモヤする。
なんでダメなのか説明しろと言われたとして、相手に伝わるようにするには、どんなふうに言えば良いのだろう。こういうのは今でも苦手。

そして、なぜプラモ用接着剤で接着できるかといえば、単なる糊付けとは違う。プラスチックを融かして一体化させているという解釈なんだが、その理屈から言っても電池金具とリード線に塗って付けるってのはありえない。

本来は、できるならはんだ付けが一番良い。だけど金具を取り付けているプラスチックを熱で融かしてしまう事があるから、先に金具だけの状態ではんだ付けするといった工夫は必要。

はんだ付けしなくても、しっかり丁寧にリード線を巻き付けてやればとりあえず問題ない。


★ご参考(接着の原理、セメダイン)
ttps://www.cemedine.co.jp/basic/pro/guide/principle.html
水筒にラジオ
2023.11.26
小学生の頃に2T-100(HOMERの2石ラジオ)を組み立て、一発では鳴らなかったが悪戦苦闘の後に鳴らす事に成功、妙な自信をつけた自分だった。

それでもまだまだ、次の6石スーパーで自信は打ち砕かれたのである。(笑)

まあとにかく、あれこれいじくり回したり作ったり壊したりという日々だった。学校の勉強なんかアウトオブ眼中だった。

その2T-100を遠足に持って行った。普段の授業の日に、勉強に関係ない物を持ってきて先生に見つかるとうるさいが、遠足の時にはゆるい感じがあった。
それでマンガとか「心霊写真集」を持ってきて読んでいるヤツもいた。なんで心霊写真集か。

私は2T-100を遠足に持っていき、歩きながら聞いていた。放送を聴きたかったというより、使っている事そのものを楽しんでいたような気がする。

このラジオ、音量調整が無いから、電波が強い時は音がガンガン聴こえて耳が痛い。微妙にチューニングをずらしたりして音を加減していた。
歩きながら聴いているので、方向が変われば電波の受信強度は変わり、やはり音の大きさも変わってくるから聞きづらい時もある。

そうやって歩いていたら担任のH多に見つかり、こら、持ってきたらだめだぞって軽く注意された。ちょっと聴かせてみろ、と言われてイヤホンを渡したかもしれない。よく覚えてない。
教員にならなかったら無線通信士になりたかったという先生だから、ラジオにも興味があった。

そして学校に帰ってきて、グラウンドで座りながらラジオを聴いていたら、理科の先生が近づいてきて「それは補聴器か?」と尋ねられ、いいえ自分で組み立てたラジオですと言ったら、感心しておられた。

まあとにかく、持ってくると良くも悪くも色々言われるので、その対策を考えた。
そうだ・・・水筒に組み込め。

水筒なら遠足につきもので、持ってきても何ら不思議ではない。誰でも持っている。

子ども用の水筒でよく見かけたのはプラスチックの容器で、アニメや特撮の印刷がされているものが多かったが、自分はマホービン式の物を持っていた。その外装は鉄板のようなもので、それを取り外せば、内部にいくらかのスペースは有った。

このスペースにうまい具合に詰め込めないかと、とりあえずバリコンとイヤホンの穴をあけたりし始めた。ポリバリコンをビス止めして配線して・・・

外装はビス数本をはずせば簡単に取れたと思うが、電池交換が煩わしかったのか、その次の遠足のチャンスがいつだったのか・・・

外装が鉄板だったので、感度が悪かったのかもしれない。
それで長いリード線を外に垂らしてアンテナにしたら、なんだか邪魔くさくてモヤモヤしてイヤになったのかもしれない。

さすがに40年ぐらい前の出来事なのではっきり覚えていない。

結果を覚えていないから、たぶん芳しくなかったのかもしれない。ちなみにスピーカーではなくイヤホン式だった。

マホービンを誤って落として割ってしまって、それで終わったのかもしれない。確かに割った記憶はある。あっけなく割れてしまった。
変わったことをやってみたい性格なので、マホービンにお湯を入れて遠足に持っていき、カップスープとかカップ麺を作って食べるという事をした。

そういえば小学校のお泊まり会で、同級生(鈴虫博士だったのと、彼の名前がシンイチロウだったので、私は彼をチンチロリンというあだなで呼んでいた)が持ってきた懐中電灯はラジオ内蔵だった。
イヤホンを差し込んで聴くようになっていたが、どういうわけか彼の挙動を見ていると、その穴に耳を近づけていた。
その穴から音が聴こえると思っていたらしい。そんなわけないだろうと自分は思ったが・・・

まあ、昔の飛行機のイヤホンみたいに聴診器のような物だったら、穴に耳を近づけたら聴こえるかもしれないが、これは電気的なものだったから、耳を近づけても聴こえないはずだ。
オゾン発生の実験(過去)
2023.11.07
一昨年、こんなものを試作していました。(写真)


ネオン管からオゾンが出るなんて、思ってもみなかったでしょう。

但し、高電圧注意です。(くれぐれもご注意)
電源OFFだからと油断して、コンデンサが充電されていることを忘れて触ってしまい、OUCH!!

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