昔のラジオキット 調整と発見
2023.03.05
きれいになったケースに、基板を組み込み、新しいスピーカーを取り付けて・・・調整です。

調整は放送を受信しても出来ますが、あいにく建物の中で受信状態が悪い為、テストオシレータを使います。


一難去ってまた一難、メーターが振れない。修理前のほうが元気に振れていたのに。
これは、また改めて調べる事にして・・・

そのメーターを良く見ると、発見がありました。



"LOVE TESTER" って書いてある。シールが貼ってあるけど、斜めに見れば見えてしまう。

あの任天堂のラブテスターに使われていたメーター!!
昔のラジオキット 復活への道
2023.03.04
接着剤ベッチョリのボリュームツマミ
その軸をラジオペンチで押さえつつ、じわじわと少しずつ引き抜く事ができました。

ボリュームの軸は切り込みが入っています。ツマミは、軸の根本まで入っておらず、軸の一部が見えていました。そこをラジオペンチで挟めば、ツマミとの隙間が空いて、接着がゆるむのではないかと思いました。



昔の電解コンデンサ、100μFは現在の物より太いです。黒いほうが新しい物。



古い方の容量を実測してみたら、150μF程度もありました。(捺印は100μF)
昔のMSXやMZに使われている物も同じ年代で、同様の物です。

電解コンデンサは全て新しい物と交換しました。

残念ながらスピーカーはボイスコイルが切れていました。導通チェックでNG。ここで新しいものと交換します。



新しい物は同じ仕様だけど、直径はチョットだけ小さめ。

ケースは風呂に入るついでにマジックリンをかけて洗いました。今夜よく乾かして、明日はスピーカーや基板を組み込んで調整という段取りです。
昔のラジオキット 南関あげ
2023.03.04


南関あげ じゃなくて 難関

ご覧の通りで、ボリュームの軸は接着剤ベッチョリでした・・・・・・取れません。無理に引き抜こうとすれば何かが壊れます。

だいたいこういうのは、あせって作業すると、後悔する結果を生みます。あせったらだめです。落ち着いて対処法を考えるのです。

しかし・・・基板は少ししか浮きません。ボリュームツマミが抜けない以上、基板も浮かせられないのです。
何か工具を差し込んで作業するにも、難しい状況です。
軸をラジオペンチか何かで押さえて、本体側に負荷がかからないようにしながら、ツマミのほうを浮かすような操作を考えていました。
現時点では工具が入らず、無理です。

そこで、ボリュームの軸だけ抜けないか? 止めリングを抜いたら軸が抜けないか。

試しました。ダメでした。ツマミの軸は抜けません。本体と分離できません。

最悪の場合、ツマミは犠牲にするしかないか。

接着剤が溶ける溶剤って、樹脂にも悪いでしょうからね。アクリル接着剤なんか流し込んだら、プラスチックもドロドロになるでしょう。(昔、机上でこぼしてしまって大変でした)
昔のラジオキット 清掃
2023.03.04
品名、型番、メーカーのご紹介を忘れていました。

ヤマザキ式 6石トランジスタ ラジオキット MODEL Y-606型
山崎教育機材株式会社(現・山崎教育システム株式会社)


防虫剤のようなニオイ、カビ汚れのようなものが目立ちますから、一旦バラしてケースを洗おうと思いました。
はんだ付けの状態を確認したり、電解コンデンサを交換するためにも基板を取り外したいのです。

ところが、音量ツマミが抜けません。
無理にひっぱると、ボリュームが壊れそうです。慎重にはずす必要があります。
スイッチ付きのボリュームなんか、今ではなかなか手に入らないでしょう。

組み立てた人は、たぶん接着剤を塗ってからツマミを差し込んだのかもしれない。

樹脂に影響しないような溶剤?を、隙間からノズルを差し込んでツマミの根本に流し込んでみようと思います。
昔のラジオキット の好きなところ
2023.03.03
一番印象的だったのは、このチューニングダイヤルでしょう。微妙にレイジメーター(松本零士の作品に出てくるやつ)ぽくて格好いい。



単にツマミの絵柄がくるくる回るだけでしょ、とか言ったらだめです。このデザイン。この色使い。

そして、6石ラジオにしては珍しいVUメーター。



ラジカセだと、ラジケーターといってもうちょっと小さいメーターがありましたね。蛍光表示管時代の電卓にも、付いている機種がありました。(電池の消耗状態を示す為にわざわざついていた)

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