送出レベル
2024.11.22
マニアックな話題だが、当時は度々議論されたものだった。
「送出レベル」
これはモデムの送信信号の強さのこと。これをどの程度の加減にするか。dBmであらわす。
0dBmが最大で、一般のモデムのデフォルト値は-15dBmだった。ここから上げていく。
具体的にはSレジスタの91番に数字を設定する。
例) ATS91=**
自宅から電話局(交換機)までの距離によって、信号は減衰する。
距離といっても直線距離ではなく、電話線の長さだから、どこをどう通って(遠回り)くるかわからない。
数字をNTTから教えてもらえるのかというと、確かそんなのは無かったと思う。ADSLになってからは有ったようだ。線路情報開示なんとかってのが有った。
交換機に届く時点で信号の強さがどの程度だったら最適か、という話。その減衰した分を補う値に設定する。
この調整は工事担任者資格がないとできない事になっていた(私は資格を持っている)。
だけど勝手にやってもわからないし、設備に障害を与えてしまったりとか何もない。有資格者に設定してもらって、通信ソフトの初期化コマンドで毎回実行しているのが無資格者でも問題ないのか?と考えるとややこしい。
当時、工事に来られた方に調整をお願いできませんかと言ってみたら、なんか対応してもらえなくて自分でやってくださいと。(コマンド打ったりして面倒だからな)
まあ、当時でもその部屋を見ればどんな仕事(趣味?)の人物なのかひと目でわかったでしょうから・・・
別の部屋に配線を引き直す時、電話工事の料金が高すぎ!!と言ったら、自分でやってと電話線だけ置いて帰られました。
送出レベルの話に戻る。
あまり上げすぎてもかえって宜しくないとか、あれこれ言われていたりもした。
基本的には、減衰した分を補正すればいいんだけど、その加減が数値的にわからんもんな。
それに、相手側から来る信号はどうなるか。補正しようがないわけよ。
当時クロスバ交換機はほぼ無くなって、田舎だった私の住んでいた町も遅ればせながらデジタル交換機に切り替わった。(その通知のハガキがきた)
手動交換やクロスバは、基本的には発信者と着信者を直接つないで通話している。市外通話になると中継線やマイクロ波を通る。だから遠くなると聞き取りにくくなったりした。
デジタル交換機だと、家や事務所から来たアナログ回線が交換機に入った所でデジタル信号化される。PCMコーデックとか言うやつで、昔それで試作をした経験がある。
あとはデジタル信号で相手側の最寄りの交換機まで行き、交換機の出入り口のところでアナログ信号に戻されて、電話線を通り相手の家まで行く。
減衰したりノイズの影響を受けるのは家と交換機の間の電話線の区間。
ISDNになると、そのデジタル化の部分が家に置かれるわけだ。DSUとTA、懐かしい。
それでTAのアナログポートに高速のアナログモデムを接続すれば、少なくともこちら側は最適な回線状態になる事が期待できる。
Bチャンネル2つをまとめて使えば高速になるとか言っていたが、料金も2倍になるので微妙。一度も使わなかった。一度試したかもしれないけど。
アナログモデムの話に戻るけど、
いくら送出レベルなどをいじったところで根本的に駄目な場合もある。たとえば回線にノイズが入っている。
自分のネットの会員さんで、接続が途中で切れたり、通信速度が出ない方がおられて、困っていた。
そこで実地に調査へ出かけ、現地で原因を探って改善した。当時そこまでやっていた。しかも無償で。
判明した原因から書くと、電話線を接続する順番。
ナンノコッチャ、と思うでしょう。そんなの関係あるのか。あるんです。
自宅に引き込まれた電話線 →FAX電話機 →モデム →別の電話機 という順番だったと思うが、昔なのですっかり忘れてしまった。
この順番を入れ替えて、確かモデムを一番に持ってきたら良かった。
最初の順番では受話器を上げて聞くとハム音(ビー)が混ざっていた。これを出している原因は何かという切り分けを行い、配線の順番を入れ替えていったら解消した。
文章で書くと簡単だけど実際には天井裏に潜ったりとか、あちこち引き回したり片付けたりと大騒ぎ。人んちで何やってんだかという感じ。
その機器には何か回線に対して不平衡になるような要因があって、それでハム音が起きていたんじゃないかと今振り返ってみると思う。
もう今ではどうでもよくなったが、こんな経験は貴重だった。
「送出レベル」
これはモデムの送信信号の強さのこと。これをどの程度の加減にするか。dBmであらわす。
0dBmが最大で、一般のモデムのデフォルト値は-15dBmだった。ここから上げていく。
具体的にはSレジスタの91番に数字を設定する。
例) ATS91=**
自宅から電話局(交換機)までの距離によって、信号は減衰する。
距離といっても直線距離ではなく、電話線の長さだから、どこをどう通って(遠回り)くるかわからない。
数字をNTTから教えてもらえるのかというと、確かそんなのは無かったと思う。ADSLになってからは有ったようだ。線路情報開示なんとかってのが有った。
交換機に届く時点で信号の強さがどの程度だったら最適か、という話。その減衰した分を補う値に設定する。
この調整は工事担任者資格がないとできない事になっていた(私は資格を持っている)。
だけど勝手にやってもわからないし、設備に障害を与えてしまったりとか何もない。有資格者に設定してもらって、通信ソフトの初期化コマンドで毎回実行しているのが無資格者でも問題ないのか?と考えるとややこしい。
当時、工事に来られた方に調整をお願いできませんかと言ってみたら、なんか対応してもらえなくて自分でやってくださいと。(コマンド打ったりして面倒だからな)
まあ、当時でもその部屋を見ればどんな仕事(趣味?)の人物なのかひと目でわかったでしょうから・・・
別の部屋に配線を引き直す時、電話工事の料金が高すぎ!!と言ったら、自分でやってと電話線だけ置いて帰られました。
送出レベルの話に戻る。
あまり上げすぎてもかえって宜しくないとか、あれこれ言われていたりもした。
基本的には、減衰した分を補正すればいいんだけど、その加減が数値的にわからんもんな。
それに、相手側から来る信号はどうなるか。補正しようがないわけよ。
当時クロスバ交換機はほぼ無くなって、田舎だった私の住んでいた町も遅ればせながらデジタル交換機に切り替わった。(その通知のハガキがきた)
手動交換やクロスバは、基本的には発信者と着信者を直接つないで通話している。市外通話になると中継線やマイクロ波を通る。だから遠くなると聞き取りにくくなったりした。
デジタル交換機だと、家や事務所から来たアナログ回線が交換機に入った所でデジタル信号化される。PCMコーデックとか言うやつで、昔それで試作をした経験がある。
あとはデジタル信号で相手側の最寄りの交換機まで行き、交換機の出入り口のところでアナログ信号に戻されて、電話線を通り相手の家まで行く。
減衰したりノイズの影響を受けるのは家と交換機の間の電話線の区間。
ISDNになると、そのデジタル化の部分が家に置かれるわけだ。DSUとTA、懐かしい。
それでTAのアナログポートに高速のアナログモデムを接続すれば、少なくともこちら側は最適な回線状態になる事が期待できる。
Bチャンネル2つをまとめて使えば高速になるとか言っていたが、料金も2倍になるので微妙。一度も使わなかった。一度試したかもしれないけど。
アナログモデムの話に戻るけど、
いくら送出レベルなどをいじったところで根本的に駄目な場合もある。たとえば回線にノイズが入っている。
自分のネットの会員さんで、接続が途中で切れたり、通信速度が出ない方がおられて、困っていた。
そこで実地に調査へ出かけ、現地で原因を探って改善した。当時そこまでやっていた。しかも無償で。
判明した原因から書くと、電話線を接続する順番。
ナンノコッチャ、と思うでしょう。そんなの関係あるのか。あるんです。
自宅に引き込まれた電話線 →FAX電話機 →モデム →別の電話機 という順番だったと思うが、昔なのですっかり忘れてしまった。
この順番を入れ替えて、確かモデムを一番に持ってきたら良かった。
最初の順番では受話器を上げて聞くとハム音(ビー)が混ざっていた。これを出している原因は何かという切り分けを行い、配線の順番を入れ替えていったら解消した。
文章で書くと簡単だけど実際には天井裏に潜ったりとか、あちこち引き回したり片付けたりと大騒ぎ。人んちで何やってんだかという感じ。
その機器には何か回線に対して不平衡になるような要因があって、それでハム音が起きていたんじゃないかと今振り返ってみると思う。
もう今ではどうでもよくなったが、こんな経験は貴重だった。
今のアナログモデム
2024.11.21
今でも買えるアナログモデム
あえて掲載しませんが、ちょっと検索すると出てきます。
USB接続で本体は小さな物です。
昔ながらのRS-232C接続の箱型もあります。
メーカーはI-O DATAやRATOC等
用途は、FAXの送受信向けのようですね。
さすがにデータ通信に使う方は少ないでしょうけど、使おうと思えば使えるわけです。
私の知る限りでは、気象観測か何かでアナログモデムを使っている現場があります。辺鄙な場所なのでアナログ電話しか引けないのかも。携帯電話の電波も微妙だったりとか。
それと通信カラオケ、今も(アナログモデムを)使っているのかどうかは情報がなく不明です。
確か深夜に自動的に通信するので、通信速度が遅くても構わないのでしょう。
通信カラオケ用のアナログモデム(外付けタイプ)の中古でも見つけたら使えるかもしれません。基本的には汎用品なので、普通にPCと接続して使えるはずです。私が過去に試したものは使えました。
以前書いたようにたくさん修理して、最後に通電してPC内蔵モデムとATD、ATAで接続させて通信テストをしました。
電話回線を通したり、疑似交換機を使わなくても、モデム同士を直接モジュラーケーブルでつなぐだけでも通信テストできます。回線電流を監視している機種はうまくいきません。
昔、FAXモデムを利用したスキャナ(又はFAXを利用したプリンタ)がありました。
基本的にモデムとFAX機を直結するのですが、回線に電流が流れているかどうかをみている機種がある為、電池をつないで電流を流すように細工しました。
この何とも微妙な装置、じつは雑誌広告などでも誰かが作ったものが長い間売られていたものです。
私は自作して知人に配っていました。
あえて掲載しませんが、ちょっと検索すると出てきます。
USB接続で本体は小さな物です。
昔ながらのRS-232C接続の箱型もあります。
メーカーはI-O DATAやRATOC等
用途は、FAXの送受信向けのようですね。
さすがにデータ通信に使う方は少ないでしょうけど、使おうと思えば使えるわけです。
私の知る限りでは、気象観測か何かでアナログモデムを使っている現場があります。辺鄙な場所なのでアナログ電話しか引けないのかも。携帯電話の電波も微妙だったりとか。
それと通信カラオケ、今も(アナログモデムを)使っているのかどうかは情報がなく不明です。
確か深夜に自動的に通信するので、通信速度が遅くても構わないのでしょう。
通信カラオケ用のアナログモデム(外付けタイプ)の中古でも見つけたら使えるかもしれません。基本的には汎用品なので、普通にPCと接続して使えるはずです。私が過去に試したものは使えました。
以前書いたようにたくさん修理して、最後に通電してPC内蔵モデムとATD、ATAで接続させて通信テストをしました。
電話回線を通したり、疑似交換機を使わなくても、モデム同士を直接モジュラーケーブルでつなぐだけでも通信テストできます。回線電流を監視している機種はうまくいきません。
昔、FAXモデムを利用したスキャナ(又はFAXを利用したプリンタ)がありました。
基本的にモデムとFAX機を直結するのですが、回線に電流が流れているかどうかをみている機種がある為、電池をつないで電流を流すように細工しました。
この何とも微妙な装置、じつは雑誌広告などでも誰かが作ったものが長い間売られていたものです。
私は自作して知人に配っていました。
草の根ネットのはじまり
2024.11.21
'92年の夏頃だったと思う。
パソコン通信を始めたのはその頃で、とりあえずジャンク屋から買ったPC-98LTにWTERM、1200bpsの遅いモデムで遊んでいた。
後輩からPC-9801UV11を買って、モデムは最初借りていたが、頑張ってPV-AF144V5という当時の最新機種を買った。
そして自分の草の根ネットをやりたくなってきたので、同僚に声をかけて着信のテストを始めた。
最初は設定が間違っていてなかなか着信できなかった。そもそも、着信の仕組みを自分がよく理解していなかった。
モデム自体の機能で自動着信させようとしていた。自動着信させるのだから自動着信の設定にすべきだろう、と。
それは誤りで、手動着信にしなければならなかった。手動といってもその部分をホストプログラムがやってくれるわけである。RINGという文字列が来たらATAで応答するというわけ。
実験を繰り返し、なんとかうまく動くようになったので本格的にやってみよう。
自宅の(親の名義の)電話回線を使って、深夜の決まった時間帯だけ開局しようとした。深夜なら迷惑かからないだろう。(甘かった)
近隣の草の根ネットにお知らせを書き込み、アクセスを待った。
なかなかアクセスはなかったが、ようやくアクセスが来たときにはドキドキした。この興奮は忘れられない。
こうして毎週末の深夜帯だけ運営していたが、とうとう問題が起こってしまった。
時間帯を気にせずにアクセスしてくる方がいて、これが結果的に「深夜の無言電話」となり、親が激怒!
深夜の電話は良い知らせでないことが多い。緊急事態と思ってドキドキさせられる。いずれにしても寝ているのを起こされるので迷惑である。
わけのわからん事をしているバカ息子のせいだという事になり(電話代4万2千円事件もこの頃)、こりゃあ、専用で電話回線を引かないと駄目だなと考え始めた。
当時で72,000円。ほかに手数料800円だったか。最終的に2回線引くことになったが、この時点では精一杯の1回線。
当時NTTの窓口があり、そこで申込みをした。
後日、工事の方が来られたので立会をして工事完了。これでようやく自分の回線が持てた。
当初は24時間運営に不安があって、夜間の限られた時間から始めた。
タイマーで夕方6時ぐらいから電源が入り、明朝に切れるようにしていたと思う。
そのうちにメンバーから、24時間にしろよと圧力がかかり、24時間運営を始めた。
以前にも書いた話になるが、次には「遅い」「文字化けする」というクレーム。
どんだけ遅いか見てみろ!って言われて、本人の家まで拉致され、ほら、こうなるんだと。確かに遅いし、文字化けする。
なにしろホストはPC-9801UV11で、V30の10MHzだから仕方がない。RS-232Cは本体のポートのみ。文字化けが起きても不思議ではない。
そこでMC16550IIを買って組み込んでみた。これでいくらかは改善したが、遅いのは根本的な問題で、
こりゃー、高速なパソコンが必要だなと。
その週末に再び拉致され、博多まで繰り出した。
何軒か回ってみて、予算と相談しながら機種選びをした。なかなか決まらなくて、どうしたもんかと思ったら、中古屋さんでPC-486SE2を見つけた。
これなら小型で場所は取らないし、値段も手頃じゃないかと。これが二代目のホスト機となった。
次には、
「1回線じゃ物足りない」「回線を増やせ」
「モデムを高速化しろ」
「電話番号を代表扱いにしろ」
「ISDNにしろ」
といった具合で、言いたい放題言ってくる。
自分は遅いパソコンとモデムを使っているのにホスト機には最新型を装備するというメチャクチャな事をしていた。
一般的にホスト機には自分の使い古しを使うのだろうけど、うちは本気度が違った。県内最速は嘘ではなかった。
あるとき、博多で486のODPを買ってきて装備したが、同行したみんな大喜びで(高速化したと思って)家に帰ってアクセスしてきたが、大して変わらないじゃん、で終わり。
そりゃーそうよ。そんなのつける前からすでに十分速かったでしょうが。
パソコン通信を始めたのはその頃で、とりあえずジャンク屋から買ったPC-98LTにWTERM、1200bpsの遅いモデムで遊んでいた。
後輩からPC-9801UV11を買って、モデムは最初借りていたが、頑張ってPV-AF144V5という当時の最新機種を買った。
そして自分の草の根ネットをやりたくなってきたので、同僚に声をかけて着信のテストを始めた。
最初は設定が間違っていてなかなか着信できなかった。そもそも、着信の仕組みを自分がよく理解していなかった。
モデム自体の機能で自動着信させようとしていた。自動着信させるのだから自動着信の設定にすべきだろう、と。
それは誤りで、手動着信にしなければならなかった。手動といってもその部分をホストプログラムがやってくれるわけである。RINGという文字列が来たらATAで応答するというわけ。
実験を繰り返し、なんとかうまく動くようになったので本格的にやってみよう。
自宅の(親の名義の)電話回線を使って、深夜の決まった時間帯だけ開局しようとした。深夜なら迷惑かからないだろう。(甘かった)
近隣の草の根ネットにお知らせを書き込み、アクセスを待った。
なかなかアクセスはなかったが、ようやくアクセスが来たときにはドキドキした。この興奮は忘れられない。
こうして毎週末の深夜帯だけ運営していたが、とうとう問題が起こってしまった。
時間帯を気にせずにアクセスしてくる方がいて、これが結果的に「深夜の無言電話」となり、親が激怒!
深夜の電話は良い知らせでないことが多い。緊急事態と思ってドキドキさせられる。いずれにしても寝ているのを起こされるので迷惑である。
わけのわからん事をしているバカ息子のせいだという事になり(電話代4万2千円事件もこの頃)、こりゃあ、専用で電話回線を引かないと駄目だなと考え始めた。
当時で72,000円。ほかに手数料800円だったか。最終的に2回線引くことになったが、この時点では精一杯の1回線。
当時NTTの窓口があり、そこで申込みをした。
後日、工事の方が来られたので立会をして工事完了。これでようやく自分の回線が持てた。
当初は24時間運営に不安があって、夜間の限られた時間から始めた。
タイマーで夕方6時ぐらいから電源が入り、明朝に切れるようにしていたと思う。
そのうちにメンバーから、24時間にしろよと圧力がかかり、24時間運営を始めた。
以前にも書いた話になるが、次には「遅い」「文字化けする」というクレーム。
どんだけ遅いか見てみろ!って言われて、本人の家まで拉致され、ほら、こうなるんだと。確かに遅いし、文字化けする。
なにしろホストはPC-9801UV11で、V30の10MHzだから仕方がない。RS-232Cは本体のポートのみ。文字化けが起きても不思議ではない。
そこでMC16550IIを買って組み込んでみた。これでいくらかは改善したが、遅いのは根本的な問題で、
こりゃー、高速なパソコンが必要だなと。
その週末に再び拉致され、博多まで繰り出した。
何軒か回ってみて、予算と相談しながら機種選びをした。なかなか決まらなくて、どうしたもんかと思ったら、中古屋さんでPC-486SE2を見つけた。
これなら小型で場所は取らないし、値段も手頃じゃないかと。これが二代目のホスト機となった。
次には、
「1回線じゃ物足りない」「回線を増やせ」
「モデムを高速化しろ」
「電話番号を代表扱いにしろ」
「ISDNにしろ」
といった具合で、言いたい放題言ってくる。
自分は遅いパソコンとモデムを使っているのにホスト機には最新型を装備するというメチャクチャな事をしていた。
一般的にホスト機には自分の使い古しを使うのだろうけど、うちは本気度が違った。県内最速は嘘ではなかった。
あるとき、博多で486のODPを買ってきて装備したが、同行したみんな大喜びで(高速化したと思って)家に帰ってアクセスしてきたが、大して変わらないじゃん、で終わり。
そりゃーそうよ。そんなのつける前からすでに十分速かったでしょうが。
固定電話料金
2024.11.21
なんと!現在の固定電話の通話料は「全国一律」です。
このことは、意外と話題になってないような印象です。それだけ固定電話には世間の関心が薄いのでしょう。
みかかは、赤字垂れ流しでオワコンな固定電話で利益を上げるのはあきらめたんじゃないかと思います。あとは銅線を巻き取って売るぐらいでしょうか。悲しい限りです。
昔、地方では交換手さんたちが手動で電話を接続していました。市外通話には申込みが必要だったそうです。申し込んでから実際に通話できるようになるまで何時間もかかったとか。そこで、電車などで直接行って話したほうが早かった、などと言われた事もあったようです。
そして、ようやく昭和54年に全国自動即時化!! 全国どこでもダイヤルでつながるようになった。こうして盛り上がったのに、いまは「固定電話いらなくね?」ですよ。ガッカリじゃないですか。
テレトピアだの高度情報化社会だのINSだの、バラ色の未来を信じていたのに。妄想だったのだろうか?
それはともかく、パソコン通信を経験した我々にとっては、「あの頃に」「全国一律料金」になっていたらな~~~、という思い(というか叫び)があります。
たとえば長崎から東京のネットにつなぐなんて、とんでもない料金がかかりました。
本当に、相当な金額を「みかか」に貢いだものでした。
商用ネットはAP(アクセスポイント)までの通話料に加えて、時間あたりの課金がありました。
ダイヤルQ2のように課金する手段もあったが、あくまでも通話料のみで、運営に関しては私が全て負担するのを最後まで貫きました。
パソコン通信と、そしてインターネットを使い始めた初期の頃は、ダイヤルアップ接続でした。アナログモデムでピーガーです。
当然、固定電話での通話と同じ通話料がかかりました。
市内3分10円でしたが、距離に応じて10円で通話可能な時間は短くなっていました。つまり、遠くと通話するほど割高になる仕組み。
ずいぶん後になって「テレホーダイ」といってPM11から翌AM8迄の時間限定でしたか、指定した電話番号3つまで月額固定料金(つなぎ放題)が出来ました。
人によって違うでしょうけれどPM11からというのはなかなか辛かったような気がします。
そこでタイマーによってオートパイロットを起動し、オフラインでゆっくり読んだり返信を返したりする使い方をしていました。
オートパイロットは昼間に使っても短時間で済むので、通話料の節約になりました。
あとは早朝から起きて、出勤前にちょっとつないでみるとか、そんな感じでした。自分は。
それと自分のBBSの「リンクボード」の転送も早朝に自動で行っていました。
このことは、意外と話題になってないような印象です。それだけ固定電話には世間の関心が薄いのでしょう。
みかかは、赤字垂れ流しでオワコンな固定電話で利益を上げるのはあきらめたんじゃないかと思います。あとは銅線を巻き取って売るぐらいでしょうか。悲しい限りです。
昔、地方では交換手さんたちが手動で電話を接続していました。市外通話には申込みが必要だったそうです。申し込んでから実際に通話できるようになるまで何時間もかかったとか。そこで、電車などで直接行って話したほうが早かった、などと言われた事もあったようです。
そして、ようやく昭和54年に全国自動即時化!! 全国どこでもダイヤルでつながるようになった。こうして盛り上がったのに、いまは「固定電話いらなくね?」ですよ。ガッカリじゃないですか。
テレトピアだの高度情報化社会だのINSだの、バラ色の未来を信じていたのに。妄想だったのだろうか?
それはともかく、パソコン通信を経験した我々にとっては、「あの頃に」「全国一律料金」になっていたらな~~~、という思い(というか叫び)があります。
たとえば長崎から東京のネットにつなぐなんて、とんでもない料金がかかりました。
本当に、相当な金額を「みかか」に貢いだものでした。
商用ネットはAP(アクセスポイント)までの通話料に加えて、時間あたりの課金がありました。
ダイヤルQ2のように課金する手段もあったが、あくまでも通話料のみで、運営に関しては私が全て負担するのを最後まで貫きました。
パソコン通信と、そしてインターネットを使い始めた初期の頃は、ダイヤルアップ接続でした。アナログモデムでピーガーです。
当然、固定電話での通話と同じ通話料がかかりました。
市内3分10円でしたが、距離に応じて10円で通話可能な時間は短くなっていました。つまり、遠くと通話するほど割高になる仕組み。
ずいぶん後になって「テレホーダイ」といってPM11から翌AM8迄の時間限定でしたか、指定した電話番号3つまで月額固定料金(つなぎ放題)が出来ました。
人によって違うでしょうけれどPM11からというのはなかなか辛かったような気がします。
そこでタイマーによってオートパイロットを起動し、オフラインでゆっくり読んだり返信を返したりする使い方をしていました。
オートパイロットは昼間に使っても短時間で済むので、通話料の節約になりました。
あとは早朝から起きて、出勤前にちょっとつないでみるとか、そんな感じでした。自分は。
それと自分のBBSの「リンクボード」の転送も早朝に自動で行っていました。
赤いヤツ
2024.09.29
久々にこんな物を入手


こりないねぇ、と自分で自分に言う。
赤いやつといえば男ならすぐガンダムの・・・を思い出すらしいが私はほとんど見てなくてわからない。
これは41号MR磁石式電話機で、用途としては公衆電話用らしい。
MとMRとMPの違いがあり、特にRとPは間違いやすい感じがする。RとPで中身はまるで違う。
MとMRは中身的には同一と考えられる。(コイルのラベル色が違うか)
MPは共同電話用で、もっとぎっしり中身が詰まっている。リレーなどが追加されている。
昔の文献を調べてみたことがある。
12番甲と12番乙というふうにひとつの12番を二軒の加入者で共用する方式があった。
もちろん、二軒同時には使えないし、使おうとしても使えないように対策されていた。
電話がかかってきた場合、どちらのベルを鳴らすか、一方を選べるようになっていた。
一方が通話中、もう一方の受話器をはずしても傍受できない仕組みもあった。
二軒はお互いに近い場所にある事が条件だったようだ。電気的な都合だったかと。
一方がハンドルを回して交換台を呼び出そうとしても、もう一方が通話中だと発信できない旨をネオンランプ点灯で示す。
二軒共同なんて不便極まりないとしか思えないが、どうしてこんな苦し紛れのような仕組みを考えたのだろう。苦し紛れというのは自分の主観だが。
高度経済成長期、電話は申し込んでもすぐ取り付けできないような状態が続いており、容易に電話線を増設することもできなかったのだろう。それで限られた電話線を利用する為に工夫したのか。
もちろん、あまり通話頻度の高くない加入者向けだったようだが、自分の地元の電話帳を調べてみるとひとつは商店だった。(今も存続している商店)
なにかと通話が多かったのではと思うが・・・。
なお、電話線は磁石式の時代でも2本が基本だったけど、共同電話の場合は2本に加えてアースも利用した。地面に打ち込むアースである。


こりないねぇ、と自分で自分に言う。
赤いやつといえば男ならすぐガンダムの・・・を思い出すらしいが私はほとんど見てなくてわからない。
これは41号MR磁石式電話機で、用途としては公衆電話用らしい。
MとMRとMPの違いがあり、特にRとPは間違いやすい感じがする。RとPで中身はまるで違う。
MとMRは中身的には同一と考えられる。(コイルのラベル色が違うか)
MPは共同電話用で、もっとぎっしり中身が詰まっている。リレーなどが追加されている。
昔の文献を調べてみたことがある。
12番甲と12番乙というふうにひとつの12番を二軒の加入者で共用する方式があった。
もちろん、二軒同時には使えないし、使おうとしても使えないように対策されていた。
電話がかかってきた場合、どちらのベルを鳴らすか、一方を選べるようになっていた。
一方が通話中、もう一方の受話器をはずしても傍受できない仕組みもあった。
二軒はお互いに近い場所にある事が条件だったようだ。電気的な都合だったかと。
一方がハンドルを回して交換台を呼び出そうとしても、もう一方が通話中だと発信できない旨をネオンランプ点灯で示す。
二軒共同なんて不便極まりないとしか思えないが、どうしてこんな苦し紛れのような仕組みを考えたのだろう。苦し紛れというのは自分の主観だが。
高度経済成長期、電話は申し込んでもすぐ取り付けできないような状態が続いており、容易に電話線を増設することもできなかったのだろう。それで限られた電話線を利用する為に工夫したのか。
もちろん、あまり通話頻度の高くない加入者向けだったようだが、自分の地元の電話帳を調べてみるとひとつは商店だった。(今も存続している商店)
なにかと通話が多かったのではと思うが・・・。
なお、電話線は磁石式の時代でも2本が基本だったけど、共同電話の場合は2本に加えてアースも利用した。地面に打ち込むアースである。