迷惑電話撃退機
2025.10.25
昔、迷惑電話撃退機を作って遊んでいたら、製品化しないかというお話を頂いた事があります。

でも、そのうち大手メーカーが作ってくるだろうし(電話機などに組み込んで)、その大手メーカーがやらないスキマだから勝手に作っただけで、大手さんが機能を追加するのは容易いことです。だから商売として成り立たないんじゃないかと私は考えていました。それで結局断りました。

プロとして30年以上仕事をしていますが、こういう趣味で作ったものは楽しくて作っただけで、商売っ気というものはありません。これ作ったら儲かるとかそんな発想は全く無く、ただ、迷惑電話に対して自動的に働いて撃退するのを見ればそれで十分満足でした。

大手メーカーが乗り出してくるのは、その前のLEDの仕事で実際に経験したことです。最初の頃は、有象無象のベンチャー企業が色々なLED照明器具を作っていました。
ノイズ問題などが有り、苦労したメーカーもあったでしょう。
それを大手メーカーは観察していたんでしょうね。満を持してというのか、製品を出してきた。
最初はシャープのLED電球で、近くで売り出された時にすぐ買ってきて壊して研究しました。回路図まで描きおこしました。
確か六千円程度だったと思います。当時それでも安い方だったのです。
続けて東芝とパナソニックが出してきたので、ああ、もう我々が作っても太刀打ちできないなと思いました。
値段はどんどん安くなってきて、千円未満になるのも見えていました。
そんなことより、なんといってもブランドです。
田舎の何とかいう聞いたことのないメーカーより、シャープ、東芝、パナソニック(ナショナルって今でも呼んでしまうけどな)といえば泣く子も黙ります。
こうしてLEDベンチャーはスキマで細々と生きていくしかなくなったわけです。

迷惑電話の話に戻ります。

電話もですが、FAXも迷惑な広告が毎日のように来ている会社があるでしょう。紙の無駄です。いまは画面で見てから削除できるでしょうけど、それだって余計な手間です。
とにかく迷惑FAXを対策したいという声もありました。

そもそもなんで0120一括拒否とか、特定の番号から始まる番号の拒否機能がなかったんでしょう。0800なんかもほぼ全て迷惑電話です。
0120も0800も迷惑と思っていますが、中には本来の正当な目的で使われている番号もあるので厄介です。それが拒否されて、正当な連絡ができなかったというクレームをおそれて、大手さんは一括拒否ができないのかもしれません。
(追記: いま改めて調べてみると、パナソニック等で0120、0800一括拒否は有)

電話帳に登録している番号以外拒否したら、という考えもあります。なるほど、良さそうに思えます。だけど初めて電話してくる正当な相手などの場合は、あらかじめ登録しておかないと容赦なく拒否されてしまいます。かえって面倒です。

そもそも迷惑電話しかかかってこないなら、固定電話をなくしちまえばスッキリするじゃないかと、そんな考えもあります。無駄金もかからない。
会社とか商店だとそんなわけにもいかんでしょうけれど、それもひとつの解決策です。
国際電話を全て着信拒否(スマホで)
2025.10.08
詐欺の電話は、携帯や0800等もありますが、国際電話からかかってくるものもあります。

そこで、国際電話を全て着信拒否(スマホで) するには?

固定電話だったら、国際電話不取扱センターに申し出れば良いけれど、スマホの場合はどうか。

調べてみましたら、
例えばドコモの場合は
「海外からの着信をドコモ回線(ネットワーク)側で一括拒否する設定・サービスは、現在提供しておりません。」
と書いてありました。
(ttps://www.docomo.ne.jp/faq/detail?faqId=486281)

発信規制の設定はあります。しかし、それは求めている機能ではありません。

着信拒否は30件まで番号が登録できるだけで、
現実にかかってきている迷惑電話は、同じ番号からというのは経験的にほとんどありませんから、意味をなしません。

【一括拒否、ぜひ実現してほしいものです。】
それで詐欺電話がかなり減るんじゃないですか。国際電話の分だけでも。

新規契約時には、国際電話が使えない状態をデフォルトとして、特に希望しないと発信も着信もできないほうがよさそう。
既存の契約者はどうするかですけど、ネットワーク側での対応しかないのでは。あー、難しいか。国際電話を使う人もいるでしょう。

携帯電話会社がなかなか対応しないのは、商売の都合もあるだろうけど、
たとえばですよ、
海外に出かけている身内から緊急連絡があったのに、拒否になっていてつながらなかった、といって訴えられる可能性を気にしているのだろうか?

今のところは、アプリで何とかするしかありません。
アプリを使うと、ある番号から始まる番号からの着信一括拒否は出来ますが、
実際には架空の国際番号からかかってくるので、対策が難しいのです。

プラスで始まる・・・は設定できなかったような。
無言電話の正体
2025.09.29
今じゃなくて、昔の話(平成初期の頃)

深夜に固定電話のベルが鳴る。

なんだなんだ、何事だ、
緊急の連絡か、まさかどなたかが◯くなったとか!?

出てみると無音

もしもーし、もしもーし

(無音)

いたずら電話か? ガチャと切る。


ずばり、この原因はパソコン通信。
誰かがモデムで、うちの電話番号に発信してきた。

発信側のモデムは、着信側(ホスト)モデムの応答(ピー音)を検知するまでは無音である。
従って無言電話になるわけ。

発信側で、モデムのスピーカーをONにしている人なら、相手の「もしもし」が聴こえるから、あわてて切ることもできるでしょう。(発信から接続開始のピーヒョロヒョロの始まりまで聴こえる設定がある)

そして朝、
母から、アンタがパソコンのワケのワカラン事をしているから夜中にびっくりして起こされたじゃないのとか何とか苦情を言われるのである。

ワケのワカラン事、ね。
電話からラジオ
2025.09.23
電話にラジオの音声が載ってきて困るという話
聞いた話や専門書の記載だけで、実際に経験したことはありませんが・・・
パソコン通信の全盛期、モデムにも影響があり、ラジオのノイズで困ったという話も聞きました。

近くにラジオの送信所が有ると、その強い電波の影響を受けるようです。

昔ながらの黒電話よりも、いまどきの電話機のほうが影響を受けやすい。回路が半導体化されていて、それが検波して音に変えてしまうということです。

アマチュア無線でも、特に大出力で運用されている場合はご近所に迷惑をかけていないか調べる必要があります。
昔の上司が、近所の電話機などにフィルターを付けて回ってきたということでした。

オーディオから無線の交信が聴こえたり、誰もチャイムを押してないのにピンポン鳴ったり、スイッチOFFなのに電球がボワッと光ったりとか、
知らない人だと、怪談に結びつけられそうなことですけれど、じつは電波の影響です。

そういえば中学生の頃、体育館で使っていたワイヤレスマイクからタクシー無線の声が聴こえてきて、一同びっくりした事もありました。これは単に周波数が同じで混信したからです。

AMのラジオ放送は縮小されるし、電話回線はメタル線の巻取りで光に変わり、あるいはモバイル回線を利用した固定電話に変わり、(そもそも固定電話自体がなくなったりして)
こういったアナログならではのノイズの問題も自然になくなっていくのかなと思います。
サンダーカット
2025.09.18
'90年代前半に登場して、確か当時は白山製作所というメーカーが製造しNTT-ME?が販売していました。まだその頃は電話局の営業窓口が有りました。
窓口で、そのカタログを見せて「これが欲しいんですが」と申し出たら、奥のドアを開けて事務所へ通されました。(めったに入れない場所へ、貴重な経験)

これを売っているということは、標準の保安器では不十分ということを認めたと言えるんじゃないかと私は勝手に思っています。
いずれにしても、電話機やモデム等には雷対策の回路が普通は組み込まれていました。

サンダーカットは、電話線と電灯線(コンセント)の両方に接続します。

原理は、
電話線と電灯線を(雷の高電圧がかかった時に)バイパスさせて、電話機や家電を保護しようというものです。

雷で壊れやすいのは、電話線と電灯線、あるいはアンテナと電灯線といった2つの線にまたがる機器です。要するに雷さんの通り道になります。

黒電話は電話線しかつながっていないので、雷ではなかなか壊れません。雷が入っても出ていくところがないからです。

留守番電話なんかは、電話線から入ってきた雷サージが、電灯線へ通っていきます。テレビの場合は、アンテナから入ってきた雷サージが同様に電灯線へ通っていきます。この通っていくときに機器を破壊します。

サンダーカットは、そこ(機器)じゃなくて、こっち(サンダーカット)を通ってくださいという仕組みです。

電灯線は片側アース(電柱の所で接地されている)です。アースと考えて良いでしょう。


サンダーカットの回路は、その当時、実際に現物を開けて確かめてみました。

本当に中身が入っているのかという疑いもありました。何しろ、何度もモデムなど壊れましたから。
あの頃、市販の雷対策コンセントなんてのを買ってきて、どんなもんだろうと開けてみたらバリスタが1個だけ、アース端子は緑色の線が出ているだけというシロモノでガッカリしました。

サンダーカットは、
3極のアレスタ(放電管)が電灯線と電話線それぞれにつながっていて、お互いはZNR(バリスタ)で接続されていたという記憶です。
放電管だけだと、続流という現象があって、電圧が下がっても放電し続けてしまいます。そのためにバリスタで、ある程度以上の電圧がかからないと導通しないようにしています。

原理的には納得できたけど、実際にはISDNのTAだのモデムだの色々壊れてしまいました。

サンダーカットが働く電圧未満で壊れやすいモデムだったのかなと思います。
それとも、確かに働いたが応答が間に合わなかった。
同じく、確かに働いたが雷が強すぎてバイパスしきれなかった。
推測でしかなく、今さらわかりません。

経験的に、落雷時にはよく漏電ブレーカーが落ちていました。
漏電ブレーカーは、通常だと電灯線の電流は行きと帰りは同じですから漏電していないね、というわけで働きません。もし電灯線の一方がアースにつながると、行きと帰りは異なりますから検知されて落ちます。
サンダーカット経由で雷の電流が流れ込んだ場合も差が生じるので落ちるのかなと思います。

まあ、今となっては・・・

メタル線(電話線の銅線)を巻き取ろうという時代ですから、もうどうでも良い話になってしまいました。光ファイバーか、移動通信か。

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