デルビル磁石式壁掛電話機
2023.04.26




ご参考(郵政博物館)
https://www.postalmuseum.jp/column/collection/delvillewalltelephone.html


顔みたいなデザインがユニークな電話機です。

蓋を開くと、なんと蝶番が回路の一部になっていました。これで接触は大丈夫かと気になります。問題なかったんでしょうね。

むき出しの銅線で配線されており、木に溝を彫って、その溝に銅線が埋め込んであります。

この現物は受話器の配線が切れていたりして状態は良くないのですが、手入れする楽しみがあります。昔の物でシンプルにできているので、直すのは難しくないでしょう。それよりも忙しいのでなかなか着手できませんが、楽しみになります。
有線放送マニア
2023.02.27
何にでもマニアがいます。
駅弁のフタ集めとか、(今は無いけど)缶ジュースのプルタブ集めとか、瓶ジュースの王冠集めとか。
有線放送マニアも当然います。

https://www.youtube.com/watch?v=8KTf54z0rQw
これに関連してたくさん出てきます。

音源のメーカー名とか、スピーカーの型式とか、鳴っているスピーカーを追って配線を調べたり、本局を特定したり・・・マニアックすぎて最高です。


ちなみに、瓶ジュースの王冠集めは私も幼い頃に「ドラえもん」でそういう話を読んだのがきっかけで始めました。
幸い、うちは祖母の店があったので、空き箱に王冠を入れて下さいと書いて店に置いておけば自然に集まりました。
それを引き出しに移し替えて、量が増えるのを見て喜んでいました。

ある日、秘蔵のコレクションを愛でようと引き出しを開けたら、いきなりGKBが飛び出してきたのでございます。

GKBについて詳しく書く事はコンプライアンス的によろしくないので割愛しますが、いわゆる秋葉原とか坂道系とか家系?とかじゃなくて、強いて言えば「台所系」と分類しましょうか。

正確に書くとGKB30です。リーダーか切り込み隊長か知りませんが、個体を見つけるとその30倍は存在するというグループです。

そりゃもう、いきなりで驚いたやら気持ち悪いやらで最悪の瞬間でした。

瓶の王冠を洗いもしないで、ジュースが付着したまま置いておけば、そりゃあ、GKBさんも寄ってくるでしょう。全く考えもしませんでしたが。
その出来事がきっかけで、瓶ジュースの王冠集めは、やめてしまいました。
41号M型 磁石式電話機(2台つなぐ)
2023.02.23
やはり、1台では物足りません。2台つないでこそ、その醍醐味が味わえるというものです。

もう1台買っちまいました。(笑)


2台で、お互いにベルを鳴らす動画をUPしました。

「41号M型 磁石式電話機 2台つないでお互いにベルを鳴らしてみるテスト」

https://youtu.be/YuYPQc3ircA

「2台つないで、お互いのベルを交互に鳴らしてみるテストです。
右手でカメラを持って、左手でハンドルを回すのは、回しにくかったです。
本体を押さえながら回したいところですが、手は3本ありません。」

左側の電話機は、ハンドルが重かったので、撮影後に注油を行いました。
右側の電話機も注油・清掃によってハンドルが軽くスムーズに回るようになったものです。
41号M型 磁石式電話機 (その内部)
2023.02.21




本体向かって右上に、透明な窓のような、見た目ではランプが光りそうな部分があります。これは幼い頃からの謎でした。
なにしろ、高いところに置いてあったから、幼い自分は近づいて見ることができませんでした。撤去されて以来、何十年も謎を抱えたままでした。

いま現物を目の前で見ると、単に電電公社マークのバッジのような物がはまっているだけで、内部を見ても、これを光らせるような部品は見当たりません。オプションで付けるような構造にもなっていません。
なんでわざわざ透明にしているのかわかりませんが、光らせるような仕組みではないのは確かです。

ベルのコイルのS36-11という印字・・・電話機の底面を見ると1973年の物のようです。昭和36年ではないのかなと? 単純に型番か。

内部はご覧の通り単純で、発電機、ベル、誘導コイル、端子台です。

面白いことに、回路図と接続図の描かれた紙片が挟み込んでありました。これは自分の記憶では、他の電話機でも筐体内側に貼り付けられているものがあったような気がします。

幼い頃の自分の電話に対する執着・・・並大抵ではありませんでした。

ロンパールームというTV番組があり、その中で電話ごっこがあったと思います。実際に通話できる電話で、それが欲しくて欲しくて。あんなふうに遊びたいなと、そればっかり考えていました。
磁石式電話機のベルを鳴らしてみる
2023.02.21
https://youtu.be/mqeUgqnzvK4

この磁石式電話機、本来は2台つないで、相手のベルを鳴らしてテストしたいところですが、あいにく1台しか持っていません。

そこで内部配線をいじって、自分の発電機で自分のベルが鳴るようにして、テストしました。
内部の端子台でE-L2のジャンパー金具を取り外し、EとL1をみのむしクリップ等で接続します(ジャンパー金具をつけかえても良い)。

オンフック(受話器を置いた状態、フックスイッチを押した状態)でハンドルを回すと、ベルが鳴ります。

入手した状態ではハンドルを回すとキリキリ音がして固かったです。それで古い油を落とし、新しい油を差して手入れしたところ、調子良く回るようになりました。

ハンドルを回す速度次第ですけれど、だいたいAC70V程度、発電されます。当然、触ると感電します。

オフフック(受話器を上げた状態)だとハンドルが重くなります。通話回路が負荷になるからです。実際、交換台を呼び出す時に交換手が出た事をハンドルの回す重さで認識できたようです。

この電話機は電池が必要です。ローゼットに4つの端子があり、L1,L2と+,-です。+,-に電池をつなぎます。3ボルトで十分です。1台だけでの測定値になりますが、オフフックで20mAぐらい流れます。

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