41号M型 磁石式電話機(2台つなぐ)
2023.02.23
やはり、1台では物足りません。2台つないでこそ、その醍醐味が味わえるというものです。

もう1台買っちまいました。(笑)


2台で、お互いにベルを鳴らす動画をUPしました。

「41号M型 磁石式電話機 2台つないでお互いにベルを鳴らしてみるテスト」

https://youtu.be/YuYPQc3ircA

「2台つないで、お互いのベルを交互に鳴らしてみるテストです。
右手でカメラを持って、左手でハンドルを回すのは、回しにくかったです。
本体を押さえながら回したいところですが、手は3本ありません。」

左側の電話機は、ハンドルが重かったので、撮影後に注油を行いました。
右側の電話機も注油・清掃によってハンドルが軽くスムーズに回るようになったものです。
41号M型 磁石式電話機 (その内部)
2023.02.21




本体向かって右上に、透明な窓のような、見た目ではランプが光りそうな部分があります。これは幼い頃からの謎でした。
なにしろ、高いところに置いてあったから、幼い自分は近づいて見ることができませんでした。撤去されて以来、何十年も謎を抱えたままでした。

いま現物を目の前で見ると、単に電電公社マークのバッジのような物がはまっているだけで、内部を見ても、これを光らせるような部品は見当たりません。オプションで付けるような構造にもなっていません。
なんでわざわざ透明にしているのかわかりませんが、光らせるような仕組みではないのは確かです。

ベルのコイルのS36-11という印字・・・電話機の底面を見ると1973年の物のようです。昭和36年ではないのかなと? 単純に型番か。

内部はご覧の通り単純で、発電機、ベル、誘導コイル、端子台です。

面白いことに、回路図と接続図の描かれた紙片が挟み込んでありました。これは自分の記憶では、他の電話機でも筐体内側に貼り付けられているものがあったような気がします。

幼い頃の自分の電話に対する執着・・・並大抵ではありませんでした。

ロンパールームというTV番組があり、その中で電話ごっこがあったと思います。実際に通話できる電話で、それが欲しくて欲しくて。あんなふうに遊びたいなと、そればっかり考えていました。
磁石式電話機のベルを鳴らしてみる
2023.02.21
https://youtu.be/mqeUgqnzvK4

この磁石式電話機、本来は2台つないで、相手のベルを鳴らしてテストしたいところですが、あいにく1台しか持っていません。

そこで内部配線をいじって、自分の発電機で自分のベルが鳴るようにして、テストしました。
内部の端子台でE-L2のジャンパー金具を取り外し、EとL1をみのむしクリップ等で接続します(ジャンパー金具をつけかえても良い)。

オンフック(受話器を置いた状態、フックスイッチを押した状態)でハンドルを回すと、ベルが鳴ります。

入手した状態ではハンドルを回すとキリキリ音がして固かったです。それで古い油を落とし、新しい油を差して手入れしたところ、調子良く回るようになりました。

ハンドルを回す速度次第ですけれど、だいたいAC70V程度、発電されます。当然、触ると感電します。

オフフック(受話器を上げた状態)だとハンドルが重くなります。通話回路が負荷になるからです。実際、交換台を呼び出す時に交換手が出た事をハンドルの回す重さで認識できたようです。

この電話機は電池が必要です。ローゼットに4つの端子があり、L1,L2と+,-です。+,-に電池をつなぎます。3ボルトで十分です。1台だけでの測定値になりますが、オフフックで20mAぐらい流れます。
公社電話と有線放送電話
2023.02.20
自分以外にはどうでも良いことなのだが・・・

祖母の店には磁石式電話機があった。
多くの一般家庭には有線放送電話があった。

磁石式電話機も、同じ農協の交換機に収容されていたのだろうか?という疑問。
ひょっとしたら、祖母の店の電話は、公社(電電公社、現在のNTT)回線だったのではないか?
いまさら確かめようがない。

この磁石式電話機は公社のマークがついているので、そのように思っただけ。祖母の店にあった物がどうだったかは現物がないので不明。

有線放送電話の電話帳があったのは覚えていて、保存しようと引き出しに入れておいたがいつの間にか捨てられていた。
祖母の店で小2まで暮らしたけど、有線放送電話が有った記憶はない。磁石式だけ。
電話帳は、有線放送電話の契約に関係なく各家庭に配布されていたのかも?

昭和53年か54年頃に有線放送電話は廃止となり、公社の黒電話が付いた。来客用の公衆電話(赤)も設置した。たまに10円玉を数えるのを手伝ったので覚えている。

公社の電話は、昭和54年に全国自動即時化を達成するまで相当な年月を要した。それで農村部では有線放送電話が普及した。
41号M型 磁石式電話機
2023.02.20
マニアックな話ですが・・・


幼い頃、たばこ・雑貨屋をしていた祖母の店にあった電話機(と、同型の物)

悪ガキ(笑)がイタズラするので、高い位置にあった。結局、撤去されるまで手が届かず。
適当な空き箱なんかを踏み台にして、ひっくり返って怪我した事も。
一度もさわった事がなかった。

今、こうして自由にいじる事ができる。

この電話機はレトロだけれど、意外と現在でも活躍している場所があるらしい。
鉄道関係では見たことがある。
それと、光ファイバーだらけのデータセンターだったか、何かの記事で・・・担当者によると、光ファイバーが全部使えなくなっても、これだけは使える、と。

とにかく、線がつながっていて電池があれば通話可能。
この電話機の特徴は、発電機を内蔵しているので相手のベルを鳴らす事ができる。

自分は有線放送電話機や黒電話(600型)をもらっていじくり回していたが、通話はできても相手のベルを鳴らす方法がわからなくて苦しんでいた。
もし、この磁石式電話機が2台あったら、そんな悩みもアッサリ吹き飛んでいただろう。

こんな事を書きながら、2台ないと試せないなと思い、もう1台を手に入れたくなってきた。

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