東京で昭和の香り漂う古いホテル
2025.08.05
そのホテルは上野にありました。いわゆるパチンコ村と呼ばれるあたりです。

記憶を頼りに、そのホテルを検索してみると・・・なんと「閉業」と書いてあるではありませんか。ストリートビューでは数年前までの姿しか確認できず。その画像では普通に営業中のようでした。

もう30年近く過ぎてしまったのですから・・・

当時でも(平成なのに)昭和時代のような印刷のホテルのパンフレットが置いてあったりして、タイムスリップしたような気分でした。
部屋がタバコ臭かったのも私には苦痛でしたが、昭和らしいと言えばそうかもしれません。

2015年に東京へ来た時はその隣の隣?何軒か隣のホテルに泊まりました。そこも古かったけどそんなに悪くなかったですね。
出張・ホテル選び
2025.08.05
近々、出張が決まりました。
そこで航空券とホテルの予約をしました。

贅沢は申しません。風呂に入って寝られれば十分ですから。その上、朝飯が出ればこれ以上なにも言うことはありません。

但し、あの虫だけはダメです。絶対許されません。

近頃は、南京虫が話題になりましたけれども・・・それもそうなんですが、もっと我慢できないヤツが昔からいます。

そうです。
コードネームGです。

いざという時に避難しやすいように最上階の角部屋を選ぶんでしたっけ、そのGとは違います。

昔、東京で昭和の香り漂う古いホテルに泊まりました。当時の会社が予約してくれたものです。1週間ほど滞在することになりました。

さて寝ようと思い、常夜灯だけつけてベッドに寝そべっていました。
薄暗い中、めがねを外して白い壁を見ると、何やら壁の汚れが動いているように見えました。

近づいてみると、MサイズのGでした。即刻、スリッパでぶっ叩きました。

Gには、S,M,Lの3つのサイズがございます。

Sは生まれたてでございます。ちっちゃいのがチョロチョロと畳の上を走るのを見かけた事があるでしょう。この時に全部滅ぼしておかないと、生き残りが後で成長してあなたの前に姿をあらわすのです。

Mは、ある程度成長した姿です。小さくてかわいいものです。(かわいいわけないだろ)

いわゆる比較的よく見かけるサイズ、Lサイズになると気持ち悪さが段違いで、不気味の谷のようなものです。
SとMに関してはスリッパでぶっ叩いたりできますが、Lサイズは飛んだりしますので最悪です。

それでさっきの話に戻りますが、やっつけたから大丈夫だろうと思って再び寝床に入ったわけです。やっつければ、枕元を走ったりしないから安心して眠れる、と。

ところが、また薄暗い中で見ていると壁の汚れが明らかに動いてるんですね。またですよ。

俗に、一匹見かけたらその**倍は隠れているなんて言いますが、最初の一匹が連続出現ですからね。

こりゃたまらんと思いながらも、とりあえずその夜は我慢して寝ました。

翌朝、フロントから逆に部屋の変更をお願いされました。別のお客さんの予約が入っているそうで、一時的に部屋を変わってくれないかと。

ちょうどよかった。そして移った部屋は、今までと違って明るくてきれいな部屋でした。なんだ、最初からここだったらよかったのに。Gは全くでませんでした。

後日、また元の部屋に戻ってと言われたんですが、思い切って部屋の変更、今のままでお願いしたいと申し出ました。
料金ちょっと高くなりますよ、よろしいですか? はい、それはもう承知しております。上がって構いません。(Gが出たらイヤだから、とは言ってないけど)

それで無事に出張を終えて帰ってきました。

変わったホテルで、家族経営なのか知らないけど、昼間やってないっていうんです。
休日を挟んでいたので、外出して帰ってきて暇だから昼寝しようかと思ったら、フロントの人がなかなか出てこない。奥に声をかけたら出てきて、なんですか?って。昼間やってないのよ、って。(はぁ?)

そこで、スミマセン、部屋に忘れ物をしたので取りに来たんですと言って入れてもらいました。結局そのまま部屋で寝ましたけどね。

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