SC3K-2011を振り返る(1)
2023.08.31
まだ社畜だった頃、夜に帰ってきてからコツコツと設計を進めた物のひとつがSC-3000の復活版、SC3K-2011だった。
2011は勿論、2011年のこと。
SC3000-2011だと長過ぎると思って、詰めてSC3K-とした。
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あの頃は、当時つとめていた怪社の仕事でヘロヘロになっていた。
イルミネーションに関わる時もあり、明るいうちは見えないから、調整は夜に行うしかない。必然的に帰りが遅くなる。
回路設計も基板設計もプログラムも他にできる奴がいないから全部自分一人でやっていた。
いくら寝ても眠り足りなかったのであった。
だいたい、社長に誘われたからサラリーマンに戻っただけで、いつでも自営業に戻ってもよかった。
その会社に営業へ行った時、そこの社長にいきなり初対面から「入社しないか」と言われた。しつこく誘われ、何ヶ月か断り続けたが、「若手を育ててくれ」と口説かれて、折れてしまった。これが(あとから思えば)大失敗だった。
個人的には同じ会社に5年以上つとめた事がない。数年で飽きてしまって、これでいいのかなと考え始めてしまう。毎日こうやって通勤するのか?と考えると、ずっと続けられないなと思った。自分は。
逆に、毎日決まった生活が居心地良い人ならずっとサラリーマンが続けられるだろう。自分は無理だった。飽きっぽいんだろうな。
その会社も結局、4年と数ヶ月勤めたが、経営が傾き、その前の年あたりから人員整理が始まっていた。後からフタをあけてみれば、もともと儲かっていなかったようだ。
若い子から解雇されていった。かわいそうだった。大学を出て希望を持って社会に出てきたのに、こんな仕打ち。私は過去に会社解散で解雇された経験があったけど、若い人をそんな目にあってほしくなかった。
自分は社長から「幹部として会社に残れ」と言われたが、人が大幅に減った分、今まで以上にきつくなるのは見えていたし、育ててくれと言われた若手も既にいなくなり、ここにいてもしょうがないと思っていた。
その会社の前身から、社長と長年一緒にやってきた古参の社員の方がいて、その人も解雇となった。最初の頃に「骨をうずめるつもりで来てくれ」と誘われたらしい。ところが、この時になって「お前やめろ」だから、単にご都合次第である。社長室で二人で面談していて、怒声が聞こえてきた。5年近く一緒に仕事していて、怒っているところなんか見たこともない、あのお人柄の良い面白いおじさんがあんなに怒るなんて異常事態だ。
・・・それを目の当たりにしたから、ここにいても幸せになれないのは明らかだった。
「幹部」だなんて、偉そうに聞こえるけれど、現実は「ままごと」みたいなものだと思っていた。実際、残業代を払わない為の役職だったからな。
だから「幹部」じゃなくて「患部」だろうと、自分の解釈は。タンコブか、切れ痔みたいな存在だと。
それで、2013年の春に、さっさと辞めてしまった。(その半年前に退職を願い出ていたが破られた)
先の事などあまり考えてなかったが、辞めて早々に以前からお付き合いのあった高専の教授から電話があり、基板を急ぎ1週間で設計・製作してくれと。そういうのは(前職での経験で)得意だったから、実際に1週間で作って納品したら、その納入先の会社で認められ、次の大きな仕事につながった。さらに大規模で時間も労力も相当かかってヘロヘロになったが、まとまった収入を得ることができた。
あれから10年たった。振り返ってみると、色々な方との出会いなどがあり、ぜいたくはできないが、なんとか事業をやっていけるようにまでになった。
ぜんぜんSC3Kの話じゃないじゃないかと言われそうだが、
そうやって社畜をやりながら、「いつでも自営業に戻ってやるぞ」と、「面従腹背」で頑張っていた自分がいた。
よく、会社が解散したとか人員整理で辞めさせられてどうしようという話を聞くが、会社に飼われて「野生」を失ってはいけないと思う。
会社は理不尽だって当たり前だよ。嫌なら自分でやれ。
会社なんか踏み台にしろよ。利用されるんじゃなくて利用して、ぐらいの気持ちでやらなきゃ。
在職中に人脈を増やしたり、そうでなくても経験値を上げるチャンスだ。副業をやって、そっちが儲かるようになったら乗り換えたらいい。
スキマ時間を利用して少しずつでも継続して勉強する。たとえば語学。私も実際にやっていた。当時メタボになったのでウォーキングをしながら中国語会話を聞いていた。通勤中に車で英会話を聞いていた。
いやいや、あんた才能があるからそんな事が言えるんだろう、一般の人は無理だよって反論されそうだけど、私は才能ないよ。新人の頃、上司からよく言われたものだ。「お前はセンスがない」
それに、世の中には自分より上の人がどれだけいるのか、言い出すと、きりがない。
誰でも好きな事とかあるでしょう。熱中できる趣味とか。それだけで食っていけないだろうけど、(生活するために仕方なく)社畜をやりながら、こんちくしょうと思いながら、頑張るんだよ。
ささやかでも良いから、作った物をネットで売ってみたり、仲間を増やしたりするんだよ。そうやって活動を続けていくと、流れができてくる。
また、全然SC3Kの話じゃないなと。
オリジナルのSC3Kをそのまま復刻しても面白くないし、色々考えがあって、追加した回路もある。長くなるから、それは(2)で書くことにしよう。
2011は勿論、2011年のこと。
SC3000-2011だと長過ぎると思って、詰めてSC3K-とした。
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あの頃は、当時つとめていた怪社の仕事でヘロヘロになっていた。
イルミネーションに関わる時もあり、明るいうちは見えないから、調整は夜に行うしかない。必然的に帰りが遅くなる。
回路設計も基板設計もプログラムも他にできる奴がいないから全部自分一人でやっていた。
いくら寝ても眠り足りなかったのであった。
だいたい、社長に誘われたからサラリーマンに戻っただけで、いつでも自営業に戻ってもよかった。
その会社に営業へ行った時、そこの社長にいきなり初対面から「入社しないか」と言われた。しつこく誘われ、何ヶ月か断り続けたが、「若手を育ててくれ」と口説かれて、折れてしまった。これが(あとから思えば)大失敗だった。
個人的には同じ会社に5年以上つとめた事がない。数年で飽きてしまって、これでいいのかなと考え始めてしまう。毎日こうやって通勤するのか?と考えると、ずっと続けられないなと思った。自分は。
逆に、毎日決まった生活が居心地良い人ならずっとサラリーマンが続けられるだろう。自分は無理だった。飽きっぽいんだろうな。
その会社も結局、4年と数ヶ月勤めたが、経営が傾き、その前の年あたりから人員整理が始まっていた。後からフタをあけてみれば、もともと儲かっていなかったようだ。
若い子から解雇されていった。かわいそうだった。大学を出て希望を持って社会に出てきたのに、こんな仕打ち。私は過去に会社解散で解雇された経験があったけど、若い人をそんな目にあってほしくなかった。
自分は社長から「幹部として会社に残れ」と言われたが、人が大幅に減った分、今まで以上にきつくなるのは見えていたし、育ててくれと言われた若手も既にいなくなり、ここにいてもしょうがないと思っていた。
その会社の前身から、社長と長年一緒にやってきた古参の社員の方がいて、その人も解雇となった。最初の頃に「骨をうずめるつもりで来てくれ」と誘われたらしい。ところが、この時になって「お前やめろ」だから、単にご都合次第である。社長室で二人で面談していて、怒声が聞こえてきた。5年近く一緒に仕事していて、怒っているところなんか見たこともない、あのお人柄の良い面白いおじさんがあんなに怒るなんて異常事態だ。
・・・それを目の当たりにしたから、ここにいても幸せになれないのは明らかだった。
「幹部」だなんて、偉そうに聞こえるけれど、現実は「ままごと」みたいなものだと思っていた。実際、残業代を払わない為の役職だったからな。
だから「幹部」じゃなくて「患部」だろうと、自分の解釈は。タンコブか、切れ痔みたいな存在だと。
それで、2013年の春に、さっさと辞めてしまった。(その半年前に退職を願い出ていたが破られた)
先の事などあまり考えてなかったが、辞めて早々に以前からお付き合いのあった高専の教授から電話があり、基板を急ぎ1週間で設計・製作してくれと。そういうのは(前職での経験で)得意だったから、実際に1週間で作って納品したら、その納入先の会社で認められ、次の大きな仕事につながった。さらに大規模で時間も労力も相当かかってヘロヘロになったが、まとまった収入を得ることができた。
あれから10年たった。振り返ってみると、色々な方との出会いなどがあり、ぜいたくはできないが、なんとか事業をやっていけるようにまでになった。
ぜんぜんSC3Kの話じゃないじゃないかと言われそうだが、
そうやって社畜をやりながら、「いつでも自営業に戻ってやるぞ」と、「面従腹背」で頑張っていた自分がいた。
よく、会社が解散したとか人員整理で辞めさせられてどうしようという話を聞くが、会社に飼われて「野生」を失ってはいけないと思う。
会社は理不尽だって当たり前だよ。嫌なら自分でやれ。
会社なんか踏み台にしろよ。利用されるんじゃなくて利用して、ぐらいの気持ちでやらなきゃ。
在職中に人脈を増やしたり、そうでなくても経験値を上げるチャンスだ。副業をやって、そっちが儲かるようになったら乗り換えたらいい。
スキマ時間を利用して少しずつでも継続して勉強する。たとえば語学。私も実際にやっていた。当時メタボになったのでウォーキングをしながら中国語会話を聞いていた。通勤中に車で英会話を聞いていた。
いやいや、あんた才能があるからそんな事が言えるんだろう、一般の人は無理だよって反論されそうだけど、私は才能ないよ。新人の頃、上司からよく言われたものだ。「お前はセンスがない」
それに、世の中には自分より上の人がどれだけいるのか、言い出すと、きりがない。
誰でも好きな事とかあるでしょう。熱中できる趣味とか。それだけで食っていけないだろうけど、(生活するために仕方なく)社畜をやりながら、こんちくしょうと思いながら、頑張るんだよ。
ささやかでも良いから、作った物をネットで売ってみたり、仲間を増やしたりするんだよ。そうやって活動を続けていくと、流れができてくる。
また、全然SC3Kの話じゃないなと。
オリジナルのSC3Kをそのまま復刻しても面白くないし、色々考えがあって、追加した回路もある。長くなるから、それは(2)で書くことにしよう。
チャンポン屋
2023.08.27
今日は久しぶりに、某全国チェーンのチャンポン屋へ、久しぶりに行ってみた。半年ぶりぐらい?
調理が自動化されてからは、あまりおいしくなくなった。個人的な感想です。それで足が遠のいた感じ。
まあ、たまにはいいかと。
食事がメインの目的じゃなくて、その店から歩いて帰宅するのが目的だった。行きはバスで、帰りは全部徒歩で。
これで普段の運動不足解消をはかろうというわけ。
普段でもそれなりに歩き回ってはいるが・・・暑さで控えていたけれど最近は少し涼しくなってきた感じ。それで思い切って長距離を歩いてみようというわけ。
ところで、そのチャンポン屋は久しぶりに見たら変わっていた。テーブルにタブレット端末。この店もついにタブレットになったか。
この店の物は初めて操作したが、何もひっかからずに注文できた。
スモールちゃんぽんと半チャーハン。
某カレー屋は操作がややこしくて、この前なんかは途中で固まって操作不能となり、結局、店員を呼ぶしかなかった。
さて帰り、途中でなぜか大きい方を催してきて、どうしようか、引き返すならまだ近いから余裕だ。コンビニも、スーパーにもトイレはある。
ここでちょっと判断を誤って、まだ大丈夫だろう気の所為だと思いながら本来のルートを行ってしまった。
途中に運動場のトイレが有るはずだ、だけど思っていたより遠かったというか。
経過は省略するが、とにかく間に合った、無事に用を済ませたとだけ書いておきます。
なんで催したんだろうな。たぶん、行きのバスだな。冷房が強烈だった。そんなにガンガン冷やすなって。冷風の直撃、これがダメージでかい。冷たい風に直接当たったらダメだ。普段はバスに載ったら頭上の吹き出し口はすぐ閉める。
だけど今日乗ったバスは、吹き出し口が立ち上がらないと届かない。走行中には操作できない。まあ10分かそこらだから大丈夫だろうと我慢したが、やっぱり身体は反応した。
今度からバスに乗るときは薄い毛布を持ち歩いて、頭からかぶった方がいいかなと妄想していた。何やってんだろう、この人は・・・と周囲に思われるかもしれないが、腹が痛くなって漏らしちゃうより、はるかにマシだ。(笑)
調理が自動化されてからは、あまりおいしくなくなった。個人的な感想です。それで足が遠のいた感じ。
まあ、たまにはいいかと。
食事がメインの目的じゃなくて、その店から歩いて帰宅するのが目的だった。行きはバスで、帰りは全部徒歩で。
これで普段の運動不足解消をはかろうというわけ。
普段でもそれなりに歩き回ってはいるが・・・暑さで控えていたけれど最近は少し涼しくなってきた感じ。それで思い切って長距離を歩いてみようというわけ。
ところで、そのチャンポン屋は久しぶりに見たら変わっていた。テーブルにタブレット端末。この店もついにタブレットになったか。
この店の物は初めて操作したが、何もひっかからずに注文できた。
スモールちゃんぽんと半チャーハン。
某カレー屋は操作がややこしくて、この前なんかは途中で固まって操作不能となり、結局、店員を呼ぶしかなかった。
さて帰り、途中でなぜか大きい方を催してきて、どうしようか、引き返すならまだ近いから余裕だ。コンビニも、スーパーにもトイレはある。
ここでちょっと判断を誤って、まだ大丈夫だろう気の所為だと思いながら本来のルートを行ってしまった。
途中に運動場のトイレが有るはずだ、だけど思っていたより遠かったというか。
経過は省略するが、とにかく間に合った、無事に用を済ませたとだけ書いておきます。
なんで催したんだろうな。たぶん、行きのバスだな。冷房が強烈だった。そんなにガンガン冷やすなって。冷風の直撃、これがダメージでかい。冷たい風に直接当たったらダメだ。普段はバスに載ったら頭上の吹き出し口はすぐ閉める。
だけど今日乗ったバスは、吹き出し口が立ち上がらないと届かない。走行中には操作できない。まあ10分かそこらだから大丈夫だろうと我慢したが、やっぱり身体は反応した。
今度からバスに乗るときは薄い毛布を持ち歩いて、頭からかぶった方がいいかなと妄想していた。何やってんだろう、この人は・・・と周囲に思われるかもしれないが、腹が痛くなって漏らしちゃうより、はるかにマシだ。(笑)
久しぶりに遠出
2023.08.22
暑すぎて出かけるのを躊躇しているが・・・どうしても仕事上、出かける用事があり・・・
初っ端からつまずいてしまった。
バスの乗り間違い。
バス停は正しいのだけど、乗ったバスが間違い。
たまにやらかす。
行き先をちゃんと見てから乗らなきゃーと、過去の失敗から分かっているはずなのに・・・
バスはだいたい遅れてくる。少なくとも5分は遅れるし、ひどい時は20分ぐらい遅れる。
だから、行き先を見ないで乗ると失敗する。
終点まで乗るのだが、その途中までしか行かない便も混ざっている。
今日の失敗は、反対方向に行ってしまう便で、これは初めて。
暑苦しくてタマラン、やっと、やっと来たな・・・この時、頭がボーッとしていたせいか。
ああ、病院経由か・・・そうだ、病院の前のベンチで待てばいいな、屋根もあって、日差しが避けられただろうな、今度から病院の前で待つようにしよう・・・
(この時点では、まだ乗り間違いに気づいてない)
病院を出て左折、????????? ちょっと待って、右折じゃないのか。どんなルートだ?(ここで脳内カーナビが、リルート中)
ふと対向車を見ると、本来乗るべきだったバスが過ぎていく・・・
いま乗っているバスは目的地とは正反対の、駅のほうへ向かっている。やばい。乗り間違ったみたいだ。とりあえず、その次のバス停で降りた。
歩いて最初のバス停へ。
さあどうしたものか。もう行っちゃったよ、乗るべきバスは。
これじゃあ、乗り換えに間に合わないね。
国道沿いに歩きながら、タクシーを捕まえようとしたが、なかなかタクシーがいない。
そうだ、病院の前にいつもタクシーがいるから、病院の前へ行ってみよう。
やった、1台いるぞ。アー、スミマセン・・・
運転手さん: ダメダメというジェスチャー
「予約のお客さんのところへ行きますので、これは乗れません」
「空車を呼びます、配車係に聞いてみます」
・・・・・・
「だめです、いま空車がないそうです」
ガチョーン。
こりゃダメだ。こういうときは開き直りが大切だ。
ベンチに座り、取引先へお詫びの電話。
どうしようかなあ、目的地へ歩きながら考えるか。
次のバス停。
時刻表を見ると、次のバスは10分後ぐらい。
うん、ここで待っておこう。
今度こそ乗り間違いは無いように・・・
何台か違うバスを見送り、ようやく乗るべきバスが来た。
どうにか目的地へ到着。しかし、接続の時間まで相当空いている。
あせってもしょうがない。
マッサージ機が10分いくらで使えるから、これを試してみよう。
おおっ、なんだか軽くなったぞ。
なんだかんだで、紆余曲折な日でした。
でも、あちこちの「検温」の機械が無くなっていた。すっかり撤去されていた。
消毒は残っていたけど、検温は無いね。
検温は、個人的には「犯人探し」みたいで嫌いだった。
実際、感染してないのに(暑さのせいで)温度が高く表示されたもんだから、すっかり「犯人」扱いされて、理不尽な仕打ちを受けたものでした。
そこで言い返したことも問題になったけど、言わずにいられましょうか(笑)
こんなのガラクタだろうとか、体温じゃないぞ、体温の定義に反するぞ、表面温度に過ぎないとか、
本当に発熱しててもアイスノンで冷やせばわからない、その程度のものですからね。
まあ、あれもこれも、遠い夏の日の思い出になって、いつの日か笑える日が来るでしょう。
初っ端からつまずいてしまった。
バスの乗り間違い。
バス停は正しいのだけど、乗ったバスが間違い。
たまにやらかす。
行き先をちゃんと見てから乗らなきゃーと、過去の失敗から分かっているはずなのに・・・
バスはだいたい遅れてくる。少なくとも5分は遅れるし、ひどい時は20分ぐらい遅れる。
だから、行き先を見ないで乗ると失敗する。
終点まで乗るのだが、その途中までしか行かない便も混ざっている。
今日の失敗は、反対方向に行ってしまう便で、これは初めて。
暑苦しくてタマラン、やっと、やっと来たな・・・この時、頭がボーッとしていたせいか。
ああ、病院経由か・・・そうだ、病院の前のベンチで待てばいいな、屋根もあって、日差しが避けられただろうな、今度から病院の前で待つようにしよう・・・
(この時点では、まだ乗り間違いに気づいてない)
病院を出て左折、????????? ちょっと待って、右折じゃないのか。どんなルートだ?(ここで脳内カーナビが、リルート中)
ふと対向車を見ると、本来乗るべきだったバスが過ぎていく・・・
いま乗っているバスは目的地とは正反対の、駅のほうへ向かっている。やばい。乗り間違ったみたいだ。とりあえず、その次のバス停で降りた。
歩いて最初のバス停へ。
さあどうしたものか。もう行っちゃったよ、乗るべきバスは。
これじゃあ、乗り換えに間に合わないね。
国道沿いに歩きながら、タクシーを捕まえようとしたが、なかなかタクシーがいない。
そうだ、病院の前にいつもタクシーがいるから、病院の前へ行ってみよう。
やった、1台いるぞ。アー、スミマセン・・・
運転手さん: ダメダメというジェスチャー
「予約のお客さんのところへ行きますので、これは乗れません」
「空車を呼びます、配車係に聞いてみます」
・・・・・・
「だめです、いま空車がないそうです」
ガチョーン。
こりゃダメだ。こういうときは開き直りが大切だ。
ベンチに座り、取引先へお詫びの電話。
どうしようかなあ、目的地へ歩きながら考えるか。
次のバス停。
時刻表を見ると、次のバスは10分後ぐらい。
うん、ここで待っておこう。
今度こそ乗り間違いは無いように・・・
何台か違うバスを見送り、ようやく乗るべきバスが来た。
どうにか目的地へ到着。しかし、接続の時間まで相当空いている。
あせってもしょうがない。
マッサージ機が10分いくらで使えるから、これを試してみよう。
おおっ、なんだか軽くなったぞ。
なんだかんだで、紆余曲折な日でした。
でも、あちこちの「検温」の機械が無くなっていた。すっかり撤去されていた。
消毒は残っていたけど、検温は無いね。
検温は、個人的には「犯人探し」みたいで嫌いだった。
実際、感染してないのに(暑さのせいで)温度が高く表示されたもんだから、すっかり「犯人」扱いされて、理不尽な仕打ちを受けたものでした。
そこで言い返したことも問題になったけど、言わずにいられましょうか(笑)
こんなのガラクタだろうとか、体温じゃないぞ、体温の定義に反するぞ、表面温度に過ぎないとか、
本当に発熱しててもアイスノンで冷やせばわからない、その程度のものですからね。
まあ、あれもこれも、遠い夏の日の思い出になって、いつの日か笑える日が来るでしょう。