サザエ
2025.07.20
子どもの頃に「あかにし(貝)」を食べて当たった(中毒した)事は書いたかも。
傷んでいたのか、内臓の食べてはいけない部分があったのか、今となってはわからないけど、吐き気と蕁麻疹で寝込んでいたのは覚えてる。
それと、当時は「サザエ」と「あかにし」を混同していました。じつは、うちで時々食べていたのは「あかにし」だったというわけ。
サザエには種類が有って、必ずしもトゲトゲとは限らないみたい。
どっちかというと、国民的テレビ番組でおなじみの「サザエ」の名前のほうが記憶に深く刻み込まれていた。「あかにし」なんて、わりと最近になって検索して知ったような気がする。
ちなみに自分の地元では方言名で呼んでいて、あかにしとは呼んでいなかった。「牡蠣」も、方言名で呼んでいた。
いま調べてみたら、サザエの学名は turbo sazae だって。
学名は英語なのか知らないけど、サザエさんが全力疾走している姿を妄想してしまった。
(turbo = トゥルボと読むらしい)
傷んでいたのか、内臓の食べてはいけない部分があったのか、今となってはわからないけど、吐き気と蕁麻疹で寝込んでいたのは覚えてる。
それと、当時は「サザエ」と「あかにし」を混同していました。じつは、うちで時々食べていたのは「あかにし」だったというわけ。
サザエには種類が有って、必ずしもトゲトゲとは限らないみたい。
どっちかというと、国民的テレビ番組でおなじみの「サザエ」の名前のほうが記憶に深く刻み込まれていた。「あかにし」なんて、わりと最近になって検索して知ったような気がする。
ちなみに自分の地元では方言名で呼んでいて、あかにしとは呼んでいなかった。「牡蠣」も、方言名で呼んでいた。
いま調べてみたら、サザエの学名は turbo sazae だって。
学名は英語なのか知らないけど、サザエさんが全力疾走している姿を妄想してしまった。
(turbo = トゥルボと読むらしい)
合成ラーメン
2025.07.19
子どもの頃に見ていた銀河鉄道999
たしか3年ほど続いたと思う。
なぜか覚えている鉄郎のセリフ
「この卵も合成じゃない、本物のニワトリさんが生んだんだ」
あの世界ではラーメンは合成が普通です。
そんな中で、本物の(普通の)ラーメンを食べて感動している様子
もうひとつ、母親にインスタントラーメンを作ってもらうシーンが有り、これが最後のひとつでもう無いのだという、記憶は曖昧だけれどなんとなく覚えている。
まあ、いずれにしても・・・見ていると食べたくなったという話。
本来のストーリーとか感動なんかそっちのけ。
それと同じ頃、未来少年コナンというアニメがNHKで放送されていて、
初めてコナンがインダストリアにやってきた時、プラスチックの再生プラントに忍び込んだ。
どうやってプラスチックからパンができるのか、その流れの説明になっている。
いや、肝心なところは不明だが。(機械の上からプラスチックが投入されると、下からパンがどんどん出てくるけど、どういうプロセスなのか)
こんなのを見ながら、ひょっとして自分が食べているカップ麺も、インダストリアで合成されたものじゃないかという考えがちょっとだけ芽生えた。
親からは、そんなものを食べてはいけない!親が作ったものを食え!そんなものは薬品まみれだ!!毒だ!!とかもうボロクソに言われながら食べていた。自分は、こんなおいしい物はないと信じていたけれど。
当時あったドラえもんの「おかしメン」なんかシール付きだし、そのままでも食べられるしもう最高だった。
※追記
プラスチックからパンを・・・
こんな記事を見つけました。
ttps://www.cn.chiba-u.jp/next_230214/
たしか3年ほど続いたと思う。
なぜか覚えている鉄郎のセリフ
「この卵も合成じゃない、本物のニワトリさんが生んだんだ」
あの世界ではラーメンは合成が普通です。
そんな中で、本物の(普通の)ラーメンを食べて感動している様子
もうひとつ、母親にインスタントラーメンを作ってもらうシーンが有り、これが最後のひとつでもう無いのだという、記憶は曖昧だけれどなんとなく覚えている。
まあ、いずれにしても・・・見ていると食べたくなったという話。
本来のストーリーとか感動なんかそっちのけ。
それと同じ頃、未来少年コナンというアニメがNHKで放送されていて、
初めてコナンがインダストリアにやってきた時、プラスチックの再生プラントに忍び込んだ。
どうやってプラスチックからパンができるのか、その流れの説明になっている。
いや、肝心なところは不明だが。(機械の上からプラスチックが投入されると、下からパンがどんどん出てくるけど、どういうプロセスなのか)
こんなのを見ながら、ひょっとして自分が食べているカップ麺も、インダストリアで合成されたものじゃないかという考えがちょっとだけ芽生えた。
親からは、そんなものを食べてはいけない!親が作ったものを食え!そんなものは薬品まみれだ!!毒だ!!とかもうボロクソに言われながら食べていた。自分は、こんなおいしい物はないと信じていたけれど。
当時あったドラえもんの「おかしメン」なんかシール付きだし、そのままでも食べられるしもう最高だった。
※追記
プラスチックからパンを・・・
こんな記事を見つけました。
ttps://www.cn.chiba-u.jp/next_230214/
マイクロテレビの魅力
2025.07.19
ナショナル TR-1020
以前も書いたかもしれませんが、
中学生の頃、そのカタログを穴があくほど見つめていました。(お金がないから)
同級生がカシオの小型液晶テレビを持っていて、大いに刺激を受けました。
ちなみにその液晶テレビは、フタを開けて透過させ、鏡に映った映像を見る方式でした。モノクロです。
TR-1020のほうはブラウン管で、とっても小さい画面に専用拡大レンズを付けて見るというもの。
なんで小さい画面か、拡大鏡を付けるぐらいなら最初から大きくすればいいじゃないかと突っ込みたくなるのが現代人かもしれません。
当時は小さいことが正義でした。小さく詰め込む。重箱に詰める文化と共通点がありそうです。
当時は腕時計型テレビも有り、但しチューナー本体は別でした。
腕時計だけでテレビが見られないのかよ。だったらわざわざ小さな画面で見なくたって、チューナー本体のほうに見やすい画面をつければいいだろって言わないで。
そもそもテレビ見なくなったし・・・いまの時代。
以前も書いたかもしれませんが、
中学生の頃、そのカタログを穴があくほど見つめていました。(お金がないから)
同級生がカシオの小型液晶テレビを持っていて、大いに刺激を受けました。
ちなみにその液晶テレビは、フタを開けて透過させ、鏡に映った映像を見る方式でした。モノクロです。
TR-1020のほうはブラウン管で、とっても小さい画面に専用拡大レンズを付けて見るというもの。
なんで小さい画面か、拡大鏡を付けるぐらいなら最初から大きくすればいいじゃないかと突っ込みたくなるのが現代人かもしれません。
当時は小さいことが正義でした。小さく詰め込む。重箱に詰める文化と共通点がありそうです。
当時は腕時計型テレビも有り、但しチューナー本体は別でした。
腕時計だけでテレビが見られないのかよ。だったらわざわざ小さな画面で見なくたって、チューナー本体のほうに見やすい画面をつければいいだろって言わないで。
そもそもテレビ見なくなったし・・・いまの時代。
おもちゃ屋の話
2025.07.18
ここもとっくの昔にやめちゃって、建物だけ残っているような状態
確か、**商店という名前だったと思います。
幼い頃、祖母に連れられて来た時にはパチンコ台が有り、当然いまのような物じゃなくて、一発ずつはじいて飛ばすやつです。
意味が全然わかってなくて、盤面の一番下の穴に入れたらいいのかなと思っていたぐらいで・・・
何か景品をもらったような、もらわなかったような、紙袋だけ持っていたような記憶がかすかにあります。玉を持ち帰ってきて、レイメイだとか書いてあったような。
そのパチンコ台に電源コードがあったのは覚えており、コンセントに差し込んでなくてよいのかなと思ったぐらい。
ガラス越しに外から見える棚には、プラモがたくさん並んでいました。
そんな所に置いたら日焼けして色褪せるだろって、その通りでして、私もその色褪せした箱のプラモを買いました。
おもちゃも色々あったような記憶。
虫取りか、魚取りかわからないけど、網も売られており、
あとは模型用のモーターとか、そうそう・・・船外モーター、水中モーター
船外モーターって、あの頃のお気に入りで、本物そっくりだと喜んでいました。
実際に模型の船を学校のプールで走らせて遊んだりしたものです。
25mを走る途中で浸水してしまい、回収に苦労しました。何しろシーズンオフで、水が汚れていました。
当時はガンダムのプラモが流行っており、周囲の連中はみんなそれを買って組み立てていました。
私はガンダムを見てなかったし(男なら見るもんだろって言うな)、動かないものには興味がなかったので、モーターで動くものを買っていました。
電気じかけじゃないとダメだった。
一番よかったのは扇風機のプラモでしょう。
なんと首振り機構まで付いているという、大きさ以外は本物そっくり。
その首振りのギアボックスの組み立てが複雑で、よくこんなものを考えつくなあと思ったけど、まあ何とかできました。
そこで大失敗。
羽根を踏んづけて割ってしまったのです。大失敗です。
今もあまり変わりませんが、まわりをあまり見てないので(特に何か考え事をしているとき)、身体をぶつけたり引っ掛けたりするのは良くあります。足元も見ていませんから、小指をぶつけたりします。
ああ!! あの涼し気な透明の羽根が台無しです。
あわてて接着剤でくっつけましたが、元のような姿にはほど遠いものでした。くっつくまでが大変で、おさえておかないとズレてきたりします。どうやったのかは忘れました。じっと押さえていたかもしれません。
テープや輪ゴムで仮止めしたらと思いついたと思うけど、それがうまくできなくて、あれこれいじるから接着剤があちこちくっついて汚くなり、どんどん泥沼に沈んでいく感じでした。
接着の仕方もいい加減で、塗ってくっつけておけばくっつくだろうと。
説明書きは読んでいたけど、なになに、接着しようとする面に塗って、ある程度乾かして、それから押し付けてやるみたいな、そんな暇のかかるようなことできるかよって。
とにかく、塗ってくっつけて塗ってくっつけるだけだろって。
ちなみに本物の扇風機で割れた羽根を接着して補修すると(したことがある)、回転中に羽根が割れて吹っ飛びます。危険です。割れたらあきらめてください。
確か、**商店という名前だったと思います。
幼い頃、祖母に連れられて来た時にはパチンコ台が有り、当然いまのような物じゃなくて、一発ずつはじいて飛ばすやつです。
意味が全然わかってなくて、盤面の一番下の穴に入れたらいいのかなと思っていたぐらいで・・・
何か景品をもらったような、もらわなかったような、紙袋だけ持っていたような記憶がかすかにあります。玉を持ち帰ってきて、レイメイだとか書いてあったような。
そのパチンコ台に電源コードがあったのは覚えており、コンセントに差し込んでなくてよいのかなと思ったぐらい。
ガラス越しに外から見える棚には、プラモがたくさん並んでいました。
そんな所に置いたら日焼けして色褪せるだろって、その通りでして、私もその色褪せした箱のプラモを買いました。
おもちゃも色々あったような記憶。
虫取りか、魚取りかわからないけど、網も売られており、
あとは模型用のモーターとか、そうそう・・・船外モーター、水中モーター
船外モーターって、あの頃のお気に入りで、本物そっくりだと喜んでいました。
実際に模型の船を学校のプールで走らせて遊んだりしたものです。
25mを走る途中で浸水してしまい、回収に苦労しました。何しろシーズンオフで、水が汚れていました。
当時はガンダムのプラモが流行っており、周囲の連中はみんなそれを買って組み立てていました。
私はガンダムを見てなかったし(男なら見るもんだろって言うな)、動かないものには興味がなかったので、モーターで動くものを買っていました。
電気じかけじゃないとダメだった。
一番よかったのは扇風機のプラモでしょう。
なんと首振り機構まで付いているという、大きさ以外は本物そっくり。
その首振りのギアボックスの組み立てが複雑で、よくこんなものを考えつくなあと思ったけど、まあ何とかできました。
そこで大失敗。
羽根を踏んづけて割ってしまったのです。大失敗です。
今もあまり変わりませんが、まわりをあまり見てないので(特に何か考え事をしているとき)、身体をぶつけたり引っ掛けたりするのは良くあります。足元も見ていませんから、小指をぶつけたりします。
ああ!! あの涼し気な透明の羽根が台無しです。
あわてて接着剤でくっつけましたが、元のような姿にはほど遠いものでした。くっつくまでが大変で、おさえておかないとズレてきたりします。どうやったのかは忘れました。じっと押さえていたかもしれません。
テープや輪ゴムで仮止めしたらと思いついたと思うけど、それがうまくできなくて、あれこれいじるから接着剤があちこちくっついて汚くなり、どんどん泥沼に沈んでいく感じでした。
接着の仕方もいい加減で、塗ってくっつけておけばくっつくだろうと。
説明書きは読んでいたけど、なになに、接着しようとする面に塗って、ある程度乾かして、それから押し付けてやるみたいな、そんな暇のかかるようなことできるかよって。
とにかく、塗ってくっつけて塗ってくっつけるだけだろって。
ちなみに本物の扇風機で割れた羽根を接着して補修すると(したことがある)、回転中に羽根が割れて吹っ飛びます。危険です。割れたらあきらめてください。
ガチャガチャ、コスモス
2025.07.17
いまでもガチャという言葉があるけれど、その元はおそらくこれでしょう。我々は子どもの頃、それをガチャガチャと呼んでいました。
昭和の時代にはコスモスという会社、そして、そのカプセルおもちゃの販売機がありました。
10円を2枚重ねて入れて、ハンドルをグルッと回すと(硬貨を入れないと回らない)カプセルがコロッと出てきました。
たいていは、消しゴムと呼ばれながらも消しゴムにならない変な怪獣とかそんなものばかりでガッカリしていました。
それでも、懲りずにまた買ってしまっていました。(我ながらバカだった)
カプセルがたくさん入っている所には、魅力的な景品の紙が内側から仕込まれていて、内部のカプセルが良く見えないようになっていました。
実際にその魅力的な景品が入っていてもいなくても関係ないのでしょう。もし「入ってない」と言われても、先に売れたから無いのでしょうという逃げができたかも。
だけど純粋な心を持つ我々子どもは、いつか欲しいものが出てくると期待して貴重な資金を投入していたのです。
あれだけ投入したのにゴミしかでなかった。本当に泣いたときもありました。
世の中には悪い大人がいるものです。子どもたちを騙して小銭を巻き上げるなんて。
ガチャガチャは世の中の現実の厳しさを教えてくれたように思います。
家に帰って親に訴えても、お前がそんなのに手を出すから悪いんだ、二度とするなと言われて、誰も味方になってくれません。ひとり泣いていました。
ジュースの自販機のようなスタイルで、100円玉を入れるコスモスの自販機もありました。レバーを押し下げる仕組みだったと思います。そうすると小箱が下から出てきました。
面白いのは、その自販機は電源なしで動いていたことです。温めたり冷やす必要もないので当たり前でしょうけれど、純粋にメカだけで動く仕掛けに興味がありました。
あるとき、業者が来て自販機を開けたときに中を見ましたが、「防犯ブザー内蔵」とか書いてありながら・・・ブザーの部品は付いているけど、電池ホルダーに電池が入っていないのを確認しました。
妙なところでケチっているものだなと思いました
もし電池が入っていたとして、どういう仕掛けで防犯ブザーが鳴り出すのかは謎のままです。
そういえば、ソーラー付きのジュースの自販機を見たことがあります。それらしく電圧計がついているけど、あんな小さなパネルで蓄電したって大した電力にはなりません。内部で実際に電気を使っているかどうか疑わしいものです(と個人的に思っている)。
たぶん、3.11で節電が呼びかけられた時に、自販機なんか電気の無駄食いだと批判されるのを避けるために考案したのかもしれません。
小箱が出たところの話に戻りますが、妙に軽いので「スカ」だと思い込み、開けるまでもなくガッカリしました。
それでも一応あけてみると、「ヤッタゼおめでとう クリスマスカード」と書いてある紙切れが出てきました。
店の方に申し出てくださいと書いてあったような記憶
それで店の方に言ってみると、クリスマスカードを渡されました。
なんだ、ただのきれいなカードかと思ったら、メロディが鳴り出すではありませんか。ビックリしました。
当時そんなものは珍しいと言うか、それまで無かったのではないかと思います。
当然のように仕組みが気になり、紙を剥がして中身を見ると、小さな基板と圧電スピーカーがついていました。
なるほど、二つ折りのカードを開くと、ここがひっぱられて接点がくっついて・・・
いまでは接点ではなく光センサー式なのかもしれませんが、当時は接点でした。
これに電子ライターの火花を飛ばしたらどうなるかと、思いついてやってみたら意外と大丈夫で、何とも無いなあ、と思ったら壊れてしまい、以後は弱々しい音しか出なくなりました。
いまでも自分のことなのに理解できません。なんでそんなことをする。
なんとなく余計なことをして大失敗するというのは以後もあり、なんとなく何か触ってみるとか、いじったりしないように心がけてきました。
これに付いていたボタン電池(ウオッチセル)に何かの用でリード線をはんだ付けしたくなり、ハンダゴテで加熱したらいきなりプクッと膨れてはじけてしまいました。
もう、なんというか本当に我ながら馬鹿だなと思いました。
昭和の時代にはコスモスという会社、そして、そのカプセルおもちゃの販売機がありました。
10円を2枚重ねて入れて、ハンドルをグルッと回すと(硬貨を入れないと回らない)カプセルがコロッと出てきました。
たいていは、消しゴムと呼ばれながらも消しゴムにならない変な怪獣とかそんなものばかりでガッカリしていました。
それでも、懲りずにまた買ってしまっていました。(我ながらバカだった)
カプセルがたくさん入っている所には、魅力的な景品の紙が内側から仕込まれていて、内部のカプセルが良く見えないようになっていました。
実際にその魅力的な景品が入っていてもいなくても関係ないのでしょう。もし「入ってない」と言われても、先に売れたから無いのでしょうという逃げができたかも。
だけど純粋な心を持つ我々子どもは、いつか欲しいものが出てくると期待して貴重な資金を投入していたのです。
あれだけ投入したのにゴミしかでなかった。本当に泣いたときもありました。
世の中には悪い大人がいるものです。子どもたちを騙して小銭を巻き上げるなんて。
ガチャガチャは世の中の現実の厳しさを教えてくれたように思います。
家に帰って親に訴えても、お前がそんなのに手を出すから悪いんだ、二度とするなと言われて、誰も味方になってくれません。ひとり泣いていました。
ジュースの自販機のようなスタイルで、100円玉を入れるコスモスの自販機もありました。レバーを押し下げる仕組みだったと思います。そうすると小箱が下から出てきました。
面白いのは、その自販機は電源なしで動いていたことです。温めたり冷やす必要もないので当たり前でしょうけれど、純粋にメカだけで動く仕掛けに興味がありました。
あるとき、業者が来て自販機を開けたときに中を見ましたが、「防犯ブザー内蔵」とか書いてありながら・・・ブザーの部品は付いているけど、電池ホルダーに電池が入っていないのを確認しました。
妙なところでケチっているものだなと思いました
もし電池が入っていたとして、どういう仕掛けで防犯ブザーが鳴り出すのかは謎のままです。
そういえば、ソーラー付きのジュースの自販機を見たことがあります。それらしく電圧計がついているけど、あんな小さなパネルで蓄電したって大した電力にはなりません。内部で実際に電気を使っているかどうか疑わしいものです(と個人的に思っている)。
たぶん、3.11で節電が呼びかけられた時に、自販機なんか電気の無駄食いだと批判されるのを避けるために考案したのかもしれません。
小箱が出たところの話に戻りますが、妙に軽いので「スカ」だと思い込み、開けるまでもなくガッカリしました。
それでも一応あけてみると、「ヤッタゼおめでとう クリスマスカード」と書いてある紙切れが出てきました。
店の方に申し出てくださいと書いてあったような記憶
それで店の方に言ってみると、クリスマスカードを渡されました。
なんだ、ただのきれいなカードかと思ったら、メロディが鳴り出すではありませんか。ビックリしました。
当時そんなものは珍しいと言うか、それまで無かったのではないかと思います。
当然のように仕組みが気になり、紙を剥がして中身を見ると、小さな基板と圧電スピーカーがついていました。
なるほど、二つ折りのカードを開くと、ここがひっぱられて接点がくっついて・・・
いまでは接点ではなく光センサー式なのかもしれませんが、当時は接点でした。
これに電子ライターの火花を飛ばしたらどうなるかと、思いついてやってみたら意外と大丈夫で、何とも無いなあ、と思ったら壊れてしまい、以後は弱々しい音しか出なくなりました。
いまでも自分のことなのに理解できません。なんでそんなことをする。
なんとなく余計なことをして大失敗するというのは以後もあり、なんとなく何か触ってみるとか、いじったりしないように心がけてきました。
これに付いていたボタン電池(ウオッチセル)に何かの用でリード線をはんだ付けしたくなり、ハンダゴテで加熱したらいきなりプクッと膨れてはじけてしまいました。
もう、なんというか本当に我ながら馬鹿だなと思いました。