みのむしクリップの作り方
2024.09.12
昔の職場で、しゃちょーが「ちうごく」から買ってきたミノムシクリップコードがたくさんあった。

何気なく使い始めたが、なんかおかしい。電流を流すと熱くなるし、負荷にかかる電圧が低め。どうやら抵抗が大きいようだ。

疑問に思い、開けてみてわかった。
リード線をむいて、その先端を折り返し、簡単にカシメただけ。ハンダ付けされてない。

しかも、リード線は極限まで銅をケチった、あの頼りない線だった。

「だめだこりゃ」

今まで誰も疑問に思わなかったのか。

仕方なく全部ばらして、しっかりした太めのリード線を付け直し。しっかりハンダ付けした。これで微妙なトラブルは解消。当たり前といえば当たり前だが、最初のテキトーな作りがひどかっただけ。

この出来事以来、できあいのミノムシクリップコードには疑いの目を向けていて、とにかく開けて見て確認している。

写真は、国産のまともなやつ。(ご参考)


ところで、この被覆をカシメている部分の工具ってどこで手に入るんだろう。
既製品だときちんとカシメてあるから、ちゃんとした工具があるはずと思う。
自分でやる時はラジオペンチで適当に曲げるしか無い。

自分の経験では、被覆をかしめるのは後回しにしたほうが良い。
先に芯線をハンダ付けする。
その熱で被覆が融けるから、後回しにするわけです。冷えてから被覆をかしめる。
じゅうぶんに熱をかけてハンダをなじませたい。
クリップ金属部のハンダ付けする部分は予め軽くヤスリをかけたり、フラックスをつけておくとハンダがきれいに流れて良い結果となる。
発掘シリーズ: デジフリクロック
2024.09.05
これは、昔のエレキットだったと思います。





確かAC8V出力のトランスが必要で、DCじゃ駄目かというと駄目なんです。
電灯線の周波数に同期している為です。

DCを入れても表示が光るだけで時間は進みません。

時計合わせのボタンも、電灯線の周波数に依存しています。押し続けても進みません。

下に配置されているLEDは振り子を模したもので、これは電灯線の周波数とは無関係に(非同期)動くものです。半固定抵抗で適当なタイミングに調整します。

あと覚えているのは、一部の抵抗だったか、トランジスタが妙に熱くなるので気になっていました。

とりあえずDCで通電してみましたら、一応7セグ表示が出ました。デジフリLEDも動きました。

----------追記
通電状態の写真です。
昔の無線リモコン試作
2024.09.04


これも昔作ったもので、確か1998年頃だったかと。

当時315MHzのリモコン用送信・受信モジュールが市販されていて(今も中国製など有るだろうけど)、
その評価のために作ったのが、これらの基板。ひとつは送信、もうひとつは受信。

現在のように便利なTWE-LITEとかWi-Fi、Bluetoothは当時なかった。
電波リモコンやデータ送受信には苦心があった。

単純にシリアル通信の信号を電波に乗せてもうまく通信できない。当時は未熟だったから、そのあたりもよくわかっていなかった。

電波の伝わり方も一定じゃないから、思ったように受信できなくて当たり前。当時は当たり前とは思っていなかった。なぜだろうと思いながら試行錯誤するばかり。

これをもとに設計した製品、微弱電波の試験をTELECで受けようとして連絡をとったのは覚えているけど、
本当に微弱電波の基準を満たすと、実用性の点では劣るという認識がある。

市販のワイヤレスチャイムやカメラなどいろいろあるけど、試買調査でかなりの物が微弱電波の基準をオーバーしているもんなあ。
だからって許されるわけじゃないけど、微弱の基準って厳しくないかと思う。だったら特定小電力にしろってなるんだろうけれど。

家の中どこでも届くようにしろ、というのもなかなか(微弱では)厳しいときがあり、木造もあれば鉄筋もあるし、二階建てだけでなく三階建てもあるでしょう。
中継機を設けたりというのも有りだけれど。
今度は周波数がダブったりして、空き周波数を探すのなら受信回路も必要じゃないかと。あるいは複数の周波数に同じ信号を分散して送って、下手な鉄砲数撃ちゃ当たる作戦とか。
Ni-MHの充電回路
2024.09.04
これは20年以上前の残骸



当時ポケットサイズの何かを作っていて(身障者用の器具)、できるだけ小型にする必要があった。

最初に作った試作は、寄せ集めでとりあえず動くものを作ったという感じで、見たら笑われるような物体だった。
タカチのプラケースにおさまらなくて、もうひとつ同じケースを輪切りにして、それでケースをつないで深さをかせいだ。つぎはぎ細工。

さらに小型化という事で、たばこの箱ぐらいにした。たばこの箱といっても色々あるが・・・普通に見かけるサイズ。

そこで電池はニッケル水素の単4を4本使う事にした。

当時リチウムイオンやリチウムポリマーは世の中に存在したかもしれないが、現在のように容易に入手できず採用できなかった。

秋葉原の某店でニッケル水素の単4を4本パックにしてもらい、それを組み込んだ。

もうひとつの課題は充電回路だった。
秋月の充電回路や放電回路のキットは作ったけど、その回路をそのまま組み込むスペースは無かった。
ほかの回路もスペースを取るので、充電回路に使えるスペースは限られていた。できるだけ簡単な回路にしたい。
それで改めてICを選定して、データシートを解読しながら設計を進めた次第。
英語はよくわからなかったが、必死になって英文を解読した。当時は実用的な翻訳サイトはなかった。あやしげな翻訳結果を見ながら、うーんと考えて、解釈をした。

充電はできるようになったけど、熱くなりすぎたりといった問題もあり、悩んでいた。

前置きが長くなったけど、その充電回路をもう一度よく検討しようとして作ったのが、冒頭の試作基板。結局、作りかけのままで20年以上放置・・・

あとでやろうというのがだめ。いつまでもやらない。取り組むなら今やらないと。
ヘリコプターのおもちゃ
2024.09.04
これは10年ほど前に、ちうごくから通販で買ったものです。
久しぶりに発掘。



うっかりして充電器を捨ててしまった!!
リモコンの電池が腐って、抜けない!!
というわけで(面倒なので)捨てる事にします。

中身は、


飛ばしてみたのはずいぶん前でしたけど、うまく操作すれば空中に留まらせたりできました。
こういうおもちゃが欲しかった、昔から。(操縦物は車の運転も含めて苦手なのに)

発端は、「子供の科学」の裏表紙のマブチモーターの広告。
「空中モーター」なにそれ?飛ぶのか!

飛び道具ってのは魅力的でした。

当時ほしかったけど結局手に入れる事はなく、いまネット上で写真を見たりする程度。どんなものだったのか、長年の疑問がとけた。それで満足してしまったが。

小学生の頃、単5電池で走るミニカーがあって、このミニカーのモーターを取り出して、駄菓子屋で売ってるゴム動力の飛行機のプロペラをくっつけたら飛ぶんじゃないかと、安易な発想がありました。

単5電池なら軽くて浮くだろうと。
実際に作った記憶はハッキリしませんが、作ったところで、その場でバタバタするだけで全然飛ばなかったでしょう。頭の中の妄想では飛んでいました。

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