えねるーぷ
2025.05.09
1本だけおかしいのが有り、充電器にセットすると間もなく赤が点滅して、充電不能できないことを示す。

何度トライしても同じ。
接点を磨いたりして試しても無駄な抵抗。

そこで、一旦放電させてから充電してみたところ、最後まで正常に充電できたので報告します。

抵抗や電球ではなく、電子負荷装置につないで電圧・電流を監視しながら放電しました。
電池の特性としてほぼ一定の電圧を保ちながら放電しますが、あるところで急に電圧が落ちます。
そこで放電を止めて、充電器にセットし直したら、充電できるようになりました。

どういう仕組で判定しているのかわからないが、乾電池(一次電池)と判定してしまうような要因があるのだろうか。
赤の点滅は「異常電池」、乾電池または異常電池としか書いてない。

異常電池、とは?

それはそれとして、どうやって乾電池かどうか判定しているんだろう。その点も興味がある。


そう言えば昔、乾電池充電器なるものが出回っていて、某知人がそれを使っていた。
危ないからヤメレと言ったんだが・・・こういうケチくさいことには熱心で・・・

ドラえもんの話で、節約をするとお金が出てくるひみつ道具があったと思うけど、
のび太がくずかごから鼻紙を拾って、広げて乾かしてもう一度使ったらお金が出てきたので、どんどん繰り返したら最後はお金が出なくなった、おかしいなあ、というオチ。

その某知人とのび太が微妙に重なって見えた。
計算の仕組み
2025.05.04
デジタル回路をいじり始めたのは中学生ぐらいだったか。

最初は雑誌記事のデジタルサイコロとかルーレットのようなものを作ってみたりとか。
でも一発ではうまくいかなかったのです。
何がどうなっているのやら、配線を追いかけて間違いを探して直して・・・の連続。
結果的に、記事とは動きが微妙に違うような?という結末も。(笑)

そんな中で、電卓の原理が気になったわけです。
当時は、AND、OR、NOTといったロジックや加算回路を見てもいまいちピンと来ませんでした。

ROMというものがある。その中に答えが入っているんだと思い込んでいました。
どうやって電卓に答えを覚え込ませているのだろう?と、一時そんなことを考えていました。
ありとあらゆる数字の組み合わせを四則演算に対して行うのは難しいでしょう。
1+1=2、1+2=3、・・・というふうにいちいち答えを入れてあるのでしょうか。間違いとは言い切れないけど、当時は全然わかってなかったのです。

自分なりに考えて、こうじゃないかと仕組みを考えてノートに書き記したものが今も残っています。
これはその回路図です。


数取器というんですか、メカ式のカウンタがありますよね。日本野鳥の会がカウントする時に使うやつ。

カウンタはじつは加算機である、というわけです。たとえばゼロに戻してから、2回押し、そして3回押せば表示は5で、2+3をしたことと同じ。
引き算はどうするかというと、補数を使います。
掛け算は、足し算の繰り返しです。
実際の電卓とは操作の仕方が違います。

当時は現物も見たことがなくて知らなかったが、手回しの計算機がありました。それが、まさに同じような仕組みです。メカ的に実現しているわけです。

ENIACも10進カウンタをベースに作られていました。
Dr. STONEとパラメトロン
2025.04.02
Dr. STONEの世界ではついにコンピューターまで作り出したが、なんとパラメトロン。
まさかのパラメトロン。これには大興奮した。

最初は簡単な加算回路を試すシーンがあるけど、漫画なので細かい事は省略して描かれている。

パラメトロンの0/1は位相の違い。要するに単純なON/OFFではないので、スイッチやランプなどのON/OFFの世界とは変換回路を通してやらなければならないはず。

そしてパラメトロンを働かせるには、一定の周波数の信号源が必要となる。これはパラメトロンだけではできない。たとえば真空管を使って発振回路を作る。3拍といって、3つの信号を順繰りに回す操作もある。

パラメトロンだけで回路を組めるわけではない。

パラメトロンが発明された当時は、トランジスタは高価だったので安価に作れるパラメトロンに注目が集まっていたようです。
しかし速度を上げることが難しいために廃れてしまいました。
TWELITE (TWE-EH-S解析)
2025.03.26
TWELITEのエナジーハーベストモジュール TWE-EH-S

どうも使い方が説明書の範囲だけではピンとこないところが有ったり、いくつか疑問があってモヤモヤしていました。

具体的にどんな仕組みになっているのかは回路図を見ればわかることです。しかし回路図は公開されていません。

仕方ないなあ、というわけで顕微鏡を見ながら1時間ほどで回路を把握しました。



支障があるといけませんので、拡大してもわからない程度にしてあります。
もちろん回路図は提供しません。自分の疑問が解ければ良いだけなので。

そのほか、

外付抵抗の端子は EX_REG となっているけど、抵抗なら EX_RES では。(そんなこまけえことはいいんだよ)

説明書ではコンデンサC1となっているけど、基板上ではC2じゃないかと。

10mW以上の太陽電池を接続する場合に、なぜ外付抵抗が必要なのか。

キャパシタを追加する場合に使う端子は、いくつか有るけどどれが正解なのか。

大容量のキャパシタをつないでみたが、全く充電しなくなったりとか。

TWELITEのサイトに書いてある通りに結線しても動かず。
オシロでI2Cの信号を調べたら最初の部分だけで終わっていたので、おそらくアドレス設定の問題と思って設定ピンをVCCからGNDへ接続し直したら動作するようになった。

色々あった疑問が解決するでしょう。
エナジーハーベスト(2号機追加)
2025.03.26
本日、2号機を追加しました。1号機と並べて、一緒に耐久試験です。

2号機の特徴はBME280(温度・湿度・気圧センサー)を使用したことです。ケース内部の湿度と気圧も見たかったのです。

ちなみに1号機はLM61(温度センサー)でした。

結露のメカニズムの解明も目的のひとつで、
暖まると圧力が高まり、冷えると圧力が下がり、外部の空気と水を内部へ吸い込んでしまうのではないかと考えています。
そこで、空気は通すが水は通さない調湿弁を付けて、結露対策ができることの確認をしようとしています。そのために、湿度と気圧を見たいのです。


ところで、またひとつ面白い事に気づきました。

夕方暗くなると、1号機の方が先に休んでしまい、2号機は更に1時間後ぐらいまで頑張るのです。

総合的な消費電流の違いもあるのでしょう。2号機の方が少ない電流で動いており、日が暮れて暗くなり太陽電池の電力がなくなっても、蓄電を少しずつ使って動き続けていました。

蓄電といっても、1号機2号機ともに同じ220μFのチップ積層セラミックコンデンサです。

昼間にデータを受信しながら見ていると、1号機と2号機が交互にデータを送ってきて、まるで追いかけっこをしているようにも見えました。
どちらも同じ60秒ごとの送信ですが、同期はしていませんからそのタイミングは微妙にずれてきます。

だいたい18時半過ぎまで2号機はデータを送ってきていました。

電源電圧も同時にデータを送ってきていますから、毎回見るたびに下がっているのがわかるのです。けなげに良く働くものです。
最後まで絞りきってしまったところでお疲れ様でお休み~、明日(日の出まで)またね~という感じ。

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