乾電池しぼり器の製作
2024.12.22
1983/11の「ラジオの製作」から。

要するに、古い乾電池に残った電力を集めてニッカドに充電し、さらに使い尽くそうというもの。
いま改めて考えてみると、ニッカドは自己放電もあるし、ロスも結構あると思うが・・・結局ささやかな節約に終わるだろうから、電器店のおじさんに謝るほどでもない。
それに、今ではもっと良いアイデアも検討できる。
俗に言うジュール・シーフという回路があって、一種のDC-DCコンバータだが、古い乾電池からギリギリまで絞り出してLEDを点灯できる。(昔、実際に作った)
あの頃には無かったエナジー・ハーベスティングもある。
ニッカドを充電するといっても充・放電でのロス(損失)もあって、必ずしも良いアイデアとは言えないかも。
汎用性を重視して、一旦ニッカドに蓄えようというのが製作記事の目的だったのだろう。
機器側にDC-DCコンバータを内蔵して、電池が消耗してもかなりのところまで使えるようにするのが今では一般的かもしれない。
たとえばワイヤレスマウス。これは電池1本で動作するけど、内部の回路は1.5Vそのままでは動かない部分も多いはず。おそらく昇圧しているはず。
そして、動かなくなった時に電池電圧をはかってみると、かなり下がった所まで使えていたのがわかる。さっき交換して古いのは捨ててしまったけど、電圧を記録するのを忘れてしまった。
買った時には乾電池が付属しているけど、それを使い切った後はエネループに入れ替えて使っている。

要するに、古い乾電池に残った電力を集めてニッカドに充電し、さらに使い尽くそうというもの。
いま改めて考えてみると、ニッカドは自己放電もあるし、ロスも結構あると思うが・・・結局ささやかな節約に終わるだろうから、電器店のおじさんに謝るほどでもない。
それに、今ではもっと良いアイデアも検討できる。
俗に言うジュール・シーフという回路があって、一種のDC-DCコンバータだが、古い乾電池からギリギリまで絞り出してLEDを点灯できる。(昔、実際に作った)
あの頃には無かったエナジー・ハーベスティングもある。
ニッカドを充電するといっても充・放電でのロス(損失)もあって、必ずしも良いアイデアとは言えないかも。
汎用性を重視して、一旦ニッカドに蓄えようというのが製作記事の目的だったのだろう。
機器側にDC-DCコンバータを内蔵して、電池が消耗してもかなりのところまで使えるようにするのが今では一般的かもしれない。
たとえばワイヤレスマウス。これは電池1本で動作するけど、内部の回路は1.5Vそのままでは動かない部分も多いはず。おそらく昇圧しているはず。
そして、動かなくなった時に電池電圧をはかってみると、かなり下がった所まで使えていたのがわかる。さっき交換して古いのは捨ててしまったけど、電圧を記録するのを忘れてしまった。
買った時には乾電池が付属しているけど、それを使い切った後はエネループに入れ替えて使っている。
各種ハンダ吸取機
2024.12.21
うちは製造や修理の仕事上、ハンダ吸取機を複数台持っています。
(1)FR-301 一体型
(2)FR-410
(3)FR-400
主に普段使っているのは(2)で、コテ部が軽くて長時間の作業でも疲れにくいです。
(1)のような一体型は比較的安いけれど、重いので腕が疲れてきます。ちょっと使うだけなら良いけれど。小型なので現場への持ち運びには向いています。
そして(3)は(2)よりコテ部が大きくて重く、パワーが大きいので仕方有りませんけど、疲れやすい感じです。
パワーが大きいためか、ファンが内蔵されており電源ON状態では常時回っていますので、騒音が気になるかもしれません。
いずれにしても吸い取る時の動作音はゴゴーッ、ズゴーッとうるさいです。床に置くと響きます。
防音のため、本体の下に敷くものを色々変えて試してみました。事務椅子の上に座布団を敷いて、その上に置くと比較的静かです。でも自分が座れません。
エアコン室外機の下に敷いたりするゴムを試したらどうかと思います。
(1)は現場用なのでめったに使わずホコリをかぶっています。
(3)は熱量の必要なもの、たとえば多層基板とか、ベタグランド、パワーデバイス等の取り外しに向いています。
消耗品の管理では、各機種共通の物もあるが、一部フィルタ等は異なっており、少々面倒です。できれば統一しようと思って同じメーカーとしました。
学生の頃を思い出すと、夢のようです。あの頃は、手動式の吸取機か、吸取線(これは今も使う)で頑張っていました。
片面基板なら、爪楊枝を使って穴を通したりできました。工夫次第です。
便利な吸取機が有っても、2~3本足ぐらいの部品は普通にはんだごてで加熱して引き抜き、残ったハンダを吸い取るような使い方のほうが良い場合もあります。
多めにハンダを盛って、コテ先を寝かせるようにして(コテ先の形状にもよる)3本同時に加熱してハンダを融かします。部品面を下にしていると部品が勝手に落ちていくこともあります。
ハンダを吸い取ると、リードがスルーホールの内側にくっついている事が良くあります。これを再び加熱してはずしたりする手間がかかります。
吸い取る時に、リードを動かしながら周囲のハンダを吸わせるようにします。基板を強くこすらないように、微妙に浮かせながら吸わせます。これはなかなか言葉では(伝えるのが)難しい。
ICなどピン数の多い物で、見た目で明らかに壊れている物はリードをニッパーで切ってから、残ったリードをはんだごてで加熱しながら1本ずつ抜いて、残ったハンダを吸い取るほうが作業効率は良さそうです。
明らかに壊れているというのは、焼けていたり、焼けて膨張したりして見た目で明らかなものです。
こういう物は丁寧に1本ずつハンダを抜く必要はなく、ニッパーでリードを根本から切って取り除きます。
根本というのは基板側じゃなくてIC本体側の根本です。基板側は切りにくい、切れないです。無理にやろうとして基板に傷をつけたりします。
吸取線は今でも良く使っていて、吸取機でもできるけど、それよりは銅箔を傷めにくいと思います。とくに表面実装部品を取り除いた後に残ったハンダの除去に使っています。
ベタグランドや多層基板と書きましたが、たとえばロジックICなどのカドピン(VCC, GND)はベタや内層につながっていて、熱が逃げやすくハンダが吸い取りにくいものです。
そこで加熱時間を長めにする(せいぜい10秒)
あるいは別のはんだごてで、反対面から加熱を助けてやる。工場などでは隣同士協力しあって、二人でやっていたりしました。
一人でやるのは大変ですができなくもありません。基板を立てて固定し、一方の手ではんだごて、もう一方の手で吸取機を持って同じピンを両面から加熱・吸引します。
ハンダを吸い取ろうとしているのに、あえてハンダを追加するのは不思議に思われるかもしれませんが、ハンダを追加したほうが吸い取りやすくなる場合があります。吸い取りにくいと思ったら、あえてハンダを盛ってみる。それから吸取機で吸ってみる。
(1)FR-301 一体型
(2)FR-410
(3)FR-400
主に普段使っているのは(2)で、コテ部が軽くて長時間の作業でも疲れにくいです。
(1)のような一体型は比較的安いけれど、重いので腕が疲れてきます。ちょっと使うだけなら良いけれど。小型なので現場への持ち運びには向いています。
そして(3)は(2)よりコテ部が大きくて重く、パワーが大きいので仕方有りませんけど、疲れやすい感じです。
パワーが大きいためか、ファンが内蔵されており電源ON状態では常時回っていますので、騒音が気になるかもしれません。
いずれにしても吸い取る時の動作音はゴゴーッ、ズゴーッとうるさいです。床に置くと響きます。
防音のため、本体の下に敷くものを色々変えて試してみました。事務椅子の上に座布団を敷いて、その上に置くと比較的静かです。でも自分が座れません。
エアコン室外機の下に敷いたりするゴムを試したらどうかと思います。
(1)は現場用なのでめったに使わずホコリをかぶっています。
(3)は熱量の必要なもの、たとえば多層基板とか、ベタグランド、パワーデバイス等の取り外しに向いています。
消耗品の管理では、各機種共通の物もあるが、一部フィルタ等は異なっており、少々面倒です。できれば統一しようと思って同じメーカーとしました。
学生の頃を思い出すと、夢のようです。あの頃は、手動式の吸取機か、吸取線(これは今も使う)で頑張っていました。
片面基板なら、爪楊枝を使って穴を通したりできました。工夫次第です。
便利な吸取機が有っても、2~3本足ぐらいの部品は普通にはんだごてで加熱して引き抜き、残ったハンダを吸い取るような使い方のほうが良い場合もあります。
多めにハンダを盛って、コテ先を寝かせるようにして(コテ先の形状にもよる)3本同時に加熱してハンダを融かします。部品面を下にしていると部品が勝手に落ちていくこともあります。
ハンダを吸い取ると、リードがスルーホールの内側にくっついている事が良くあります。これを再び加熱してはずしたりする手間がかかります。
吸い取る時に、リードを動かしながら周囲のハンダを吸わせるようにします。基板を強くこすらないように、微妙に浮かせながら吸わせます。これはなかなか言葉では(伝えるのが)難しい。
ICなどピン数の多い物で、見た目で明らかに壊れている物はリードをニッパーで切ってから、残ったリードをはんだごてで加熱しながら1本ずつ抜いて、残ったハンダを吸い取るほうが作業効率は良さそうです。
明らかに壊れているというのは、焼けていたり、焼けて膨張したりして見た目で明らかなものです。
こういう物は丁寧に1本ずつハンダを抜く必要はなく、ニッパーでリードを根本から切って取り除きます。
根本というのは基板側じゃなくてIC本体側の根本です。基板側は切りにくい、切れないです。無理にやろうとして基板に傷をつけたりします。
吸取線は今でも良く使っていて、吸取機でもできるけど、それよりは銅箔を傷めにくいと思います。とくに表面実装部品を取り除いた後に残ったハンダの除去に使っています。
ベタグランドや多層基板と書きましたが、たとえばロジックICなどのカドピン(VCC, GND)はベタや内層につながっていて、熱が逃げやすくハンダが吸い取りにくいものです。
そこで加熱時間を長めにする(せいぜい10秒)
あるいは別のはんだごてで、反対面から加熱を助けてやる。工場などでは隣同士協力しあって、二人でやっていたりしました。
一人でやるのは大変ですができなくもありません。基板を立てて固定し、一方の手ではんだごて、もう一方の手で吸取機を持って同じピンを両面から加熱・吸引します。
ハンダを吸い取ろうとしているのに、あえてハンダを追加するのは不思議に思われるかもしれませんが、ハンダを追加したほうが吸い取りやすくなる場合があります。吸い取りにくいと思ったら、あえてハンダを盛ってみる。それから吸取機で吸ってみる。
テレビに近づいたら消える
2024.12.19
今の子たちはテレビっ子じゃないだろうけど、テレビ以外のことに夢中かもしれないけど、
平成初期の頃の話。
知人宅で言われたのは、
子どもがテレビに夢中になって困る。
画面を凝視して、口をポカーンと空けて、魂を吸い取られているようだ。
声をかけても反応がいまいちだ。
しかも、どんどん近づいて見ているから目が悪くなりそう。
そこで、人がある程度の距離に近づいたら電源が切れるようにできないか? という話。
秋月あたりで人感センサを買って、ちょっと工作すればできそうだが、実際には作らなかった。
色々考えた結果の判断。
テレビの電源を頻繁に入り切りするのは寿命を縮めないかと思った。(当時はブラウン管)
実際、その家のテレビはリレーが溶着してしまって、リモコンが効かなくなっていた。(これも自分が出張修理した)
そして、実際に作って稼働させたとして、「意図しない時に電源がついたり消えたりして煩わしいからやっぱり外して」って言われそうだと思ったから。
ユーザーはわがままだから、やっぱりこうして、というのはよくある話。しかも、性格を良く知っている相手だったから、なおさら。こう来るだろう、ってわかった。
やっぱり親の躾で、テレビから離れなさいって言わないといけないね。
もうひとつ言われたのは、そこは店舗兼自宅なのだが、そんなに頻繁に来客は無い。ちょっとマニアックな所だったので。(怪しい店じゃなくて、陶芸)
しかし店舗の電灯が消えていると休業だと思われることがあるらしく、駐車場に車が入ってきた時か、人が近づいたら店舗の照明を自動的につくようにできないか、と。
当時はLEDの器具なんか登場する何十年も前だから、白熱球か蛍光灯ぐらいしかなかった。常時つけっぱなしにするのは「電気代がもったいない」んだと。(けちくさ)
いま改めて振り返ってみれば、たとえば行灯みたいな電灯だけ常時つけておくとか、店の窓の一部だけ電気スタンドとかスポットライトで常時つけておいたらどうなのかと思った。
平成初期の頃の話。
知人宅で言われたのは、
子どもがテレビに夢中になって困る。
画面を凝視して、口をポカーンと空けて、魂を吸い取られているようだ。
声をかけても反応がいまいちだ。
しかも、どんどん近づいて見ているから目が悪くなりそう。
そこで、人がある程度の距離に近づいたら電源が切れるようにできないか? という話。
秋月あたりで人感センサを買って、ちょっと工作すればできそうだが、実際には作らなかった。
色々考えた結果の判断。
テレビの電源を頻繁に入り切りするのは寿命を縮めないかと思った。(当時はブラウン管)
実際、その家のテレビはリレーが溶着してしまって、リモコンが効かなくなっていた。(これも自分が出張修理した)
そして、実際に作って稼働させたとして、「意図しない時に電源がついたり消えたりして煩わしいからやっぱり外して」って言われそうだと思ったから。
ユーザーはわがままだから、やっぱりこうして、というのはよくある話。しかも、性格を良く知っている相手だったから、なおさら。こう来るだろう、ってわかった。
やっぱり親の躾で、テレビから離れなさいって言わないといけないね。
もうひとつ言われたのは、そこは店舗兼自宅なのだが、そんなに頻繁に来客は無い。ちょっとマニアックな所だったので。(怪しい店じゃなくて、陶芸)
しかし店舗の電灯が消えていると休業だと思われることがあるらしく、駐車場に車が入ってきた時か、人が近づいたら店舗の照明を自動的につくようにできないか、と。
当時はLEDの器具なんか登場する何十年も前だから、白熱球か蛍光灯ぐらいしかなかった。常時つけっぱなしにするのは「電気代がもったいない」んだと。(けちくさ)
いま改めて振り返ってみれば、たとえば行灯みたいな電灯だけ常時つけておくとか、店の窓の一部だけ電気スタンドとかスポットライトで常時つけておいたらどうなのかと思った。
鉛バッテリー
2024.12.19
鉛バッテリー(カーバッテリーやUPSのバッテリー等)は処分が厄介なものです。
もちろん、リサイクルに出すわけですが・・・
車のディーラーは、よそで買って交換したバッテリーは基本的に引き取ってくれません。自店で交換した物しか引き取ってくれない。(全てそうなのかはわからない。自分の経験の範囲)
昔、点検の時に持っていって、無理やり押し付けてきた事がある。今回だけですよと言われた。
一方で、タイヤ専門店に聞いてみたら「いいですよ」って。特に料金も何も取られず、快く引き取ってくれました。
昔、ホームセンターでバッテリーを買った事があり、引取も対応していました。
新しいのを買った時にすぐ古いのを持っていくのが良いです。
しかし・・・あとで、相当な日数が経過した後で古バッテリーだけ持ち込むのは微妙な感じでした。
そこで工夫したのは、買った時のレシートを車の中に保管しておき、古バッテリーの回収に持っていく時に店員さんに見せるのです。これを何度も繰り返していました。(笑)
ところで、UPSや電子機器に組み込まれているシールドバッテリーはどうするか。
これはUPSメーカーの回収手段に乗せられるものならそれで済むでしょう。
困ったのは仕事上で、なんというか説明の難しいわけのわからない機器に組み込まれていたバッテリーがありました。既に干からびていて、膨張したようでケースにヒビが入っていました。
じつは宅配便で鉛バッテリーは送れないのです。それぞれの会社のWebサイト等で詳しく見てみると良いです。
唯一、対応してくれたのはS川で、集荷時に内容を説明しましたが特に問題なく集荷してくれて、最終的に配達済みとなりました。
鉛バッテリーを引き取ってくれる業者はいくつか有って、実際には有料になりますが、市のゴミに出すこともできずどうしようもないので仕方有りません。
たとえばチケットを通販で買うと、宅配便の送り状を郵送してくれるので、バッテリーを箱に入れてその送り状を貼って集荷依頼するわけです。
もちろん、リサイクルに出すわけですが・・・
車のディーラーは、よそで買って交換したバッテリーは基本的に引き取ってくれません。自店で交換した物しか引き取ってくれない。(全てそうなのかはわからない。自分の経験の範囲)
昔、点検の時に持っていって、無理やり押し付けてきた事がある。今回だけですよと言われた。
一方で、タイヤ専門店に聞いてみたら「いいですよ」って。特に料金も何も取られず、快く引き取ってくれました。
昔、ホームセンターでバッテリーを買った事があり、引取も対応していました。
新しいのを買った時にすぐ古いのを持っていくのが良いです。
しかし・・・あとで、相当な日数が経過した後で古バッテリーだけ持ち込むのは微妙な感じでした。
そこで工夫したのは、買った時のレシートを車の中に保管しておき、古バッテリーの回収に持っていく時に店員さんに見せるのです。これを何度も繰り返していました。(笑)
ところで、UPSや電子機器に組み込まれているシールドバッテリーはどうするか。
これはUPSメーカーの回収手段に乗せられるものならそれで済むでしょう。
困ったのは仕事上で、なんというか説明の難しいわけのわからない機器に組み込まれていたバッテリーがありました。既に干からびていて、膨張したようでケースにヒビが入っていました。
じつは宅配便で鉛バッテリーは送れないのです。それぞれの会社のWebサイト等で詳しく見てみると良いです。
唯一、対応してくれたのはS川で、集荷時に内容を説明しましたが特に問題なく集荷してくれて、最終的に配達済みとなりました。
鉛バッテリーを引き取ってくれる業者はいくつか有って、実際には有料になりますが、市のゴミに出すこともできずどうしようもないので仕方有りません。
たとえばチケットを通販で買うと、宅配便の送り状を郵送してくれるので、バッテリーを箱に入れてその送り状を貼って集荷依頼するわけです。
LEDの極性
2024.12.17
これは以前書いたかもしれないけど・・・基本的なこと。
LEDの極性って、リードの長いほうがアノード、短いほうがカソードですね。新品ならそうです。
じつは駆け出しの頃、「やらかして」しまったのでした。
最初の頃、工場で基板を組み立てていました。おば・・・ゴホンゴホン・・・年上のお姉さんたちといっしょに。
コンベアに基板を載せて、それがグルグル回ってくるので、各々の担当部品を差し込んでいきます。ICとかコンデンサとか抵抗など色々です。基本的には一種類1個ずつ差します。
チャップリンの「モダンタイムス」を思い出します。あれはそういう演出でしたが、実際は無理のない程度のスピードでコンベアが回っていました。
当時は若くて元気が有り余っていたので、夜中でも一人で工場を動かして基板を作りたいと思うだけでなく口に出していました。そんな勢いがありました。
道路の両脇にある植え込みを飛び越えて、着地に失敗して足首を捻挫するなど、無駄なエネルギーを使っていました。
一度に何個まで載せられるか、などと今思えばふざけた事もやっていました。載せきれなかったら一周待たないといけません。
それよりも、ひとつずつ確実に地道に載せていったほうが無難です。
色々試してみたいお年頃だったのでしょう。
さて、そんな具合に職場にもだんだん慣れてきて、調子づいた頃に・・・やらかしてしまったんですね。
いきなり言われました。「LEDが全部逆だったぞ!!」
「エッ・・・(絶句)」(真っ青な自分)(スミマセン)
こうです。
私は、LEDを透かして見た時に、馬の頭みたいになっているほうがカソードだと思い込んでいました。
実際、馬頭のほうがカソードで間違いではないが、じつは「たまに違う物がある」のです。上記の失敗時は、まさにそれでした。
無理もありません。それまで、新品のLEDはあまり見たことがありませんでした。いつもジャンク基板からはずしていたので、足の長さなんか、あてになりません。必然的に、透かして見て極性を確認していました。子供の頃からそうやっていたので、身に染み付いていました。
それが災いしたというわけです。
基本的に「リードの長さ」で判断してほしいです。疑問があれば、LEDチェッカーとか、テスターでも点灯テストできる物があるので必ず確認すべきです。
その基板はLEDレベルメーターみたいになっていて、各色のLEDがたくさん並んでいました。これらを全部逆にしてしまった。しかもその基板は何十枚か何百枚か、覚えていませんが多数作りました。
実装工程の後、検査工程で点灯しない事がわかって発覚したのでしょう。
ずっと忘れられない苦い思い出です。
自分自身、どこか抜けているのに気づいてない事が多々有り、たまに大失敗もあります。
あまりにも仕事に夢中になりすぎて、請求書の支払いを忘れてしまった事もありました。電話がかかってきて「まだお支払いを頂いていないようですけど」と言われて初めて気づいて、びっくり!! すぐ支払いをしました。
以後はそのような失敗は二度と繰り返していませんが、また、どこかがすっぽり抜けているかもしれません。
LEDの極性って、リードの長いほうがアノード、短いほうがカソードですね。新品ならそうです。
じつは駆け出しの頃、「やらかして」しまったのでした。
最初の頃、工場で基板を組み立てていました。おば・・・ゴホンゴホン・・・年上のお姉さんたちといっしょに。
コンベアに基板を載せて、それがグルグル回ってくるので、各々の担当部品を差し込んでいきます。ICとかコンデンサとか抵抗など色々です。基本的には一種類1個ずつ差します。
チャップリンの「モダンタイムス」を思い出します。あれはそういう演出でしたが、実際は無理のない程度のスピードでコンベアが回っていました。
当時は若くて元気が有り余っていたので、夜中でも一人で工場を動かして基板を作りたいと思うだけでなく口に出していました。そんな勢いがありました。
道路の両脇にある植え込みを飛び越えて、着地に失敗して足首を捻挫するなど、無駄なエネルギーを使っていました。
一度に何個まで載せられるか、などと今思えばふざけた事もやっていました。載せきれなかったら一周待たないといけません。
それよりも、ひとつずつ確実に地道に載せていったほうが無難です。
色々試してみたいお年頃だったのでしょう。
さて、そんな具合に職場にもだんだん慣れてきて、調子づいた頃に・・・やらかしてしまったんですね。
いきなり言われました。「LEDが全部逆だったぞ!!」
「エッ・・・(絶句)」(真っ青な自分)(スミマセン)
こうです。
私は、LEDを透かして見た時に、馬の頭みたいになっているほうがカソードだと思い込んでいました。
実際、馬頭のほうがカソードで間違いではないが、じつは「たまに違う物がある」のです。上記の失敗時は、まさにそれでした。
無理もありません。それまで、新品のLEDはあまり見たことがありませんでした。いつもジャンク基板からはずしていたので、足の長さなんか、あてになりません。必然的に、透かして見て極性を確認していました。子供の頃からそうやっていたので、身に染み付いていました。
それが災いしたというわけです。
基本的に「リードの長さ」で判断してほしいです。疑問があれば、LEDチェッカーとか、テスターでも点灯テストできる物があるので必ず確認すべきです。
その基板はLEDレベルメーターみたいになっていて、各色のLEDがたくさん並んでいました。これらを全部逆にしてしまった。しかもその基板は何十枚か何百枚か、覚えていませんが多数作りました。
実装工程の後、検査工程で点灯しない事がわかって発覚したのでしょう。
ずっと忘れられない苦い思い出です。
自分自身、どこか抜けているのに気づいてない事が多々有り、たまに大失敗もあります。
あまりにも仕事に夢中になりすぎて、請求書の支払いを忘れてしまった事もありました。電話がかかってきて「まだお支払いを頂いていないようですけど」と言われて初めて気づいて、びっくり!! すぐ支払いをしました。
以後はそのような失敗は二度と繰り返していませんが、また、どこかがすっぽり抜けているかもしれません。