TWE-LITEわかりにくい
2025.03.21
すでに仕事として製品にTWE-LITEを組み込んだりした経験は有るが、今回は自分の研究としてセンサータグの応用品を製作してみました。

本なら一冊にまとまっていて読みやすいと思い、以前に下記3冊を買ってありました。
(1)TWELITEではじめるセンサー電子工作
(2)TWELITE PALではじめるクラウド電子工作
(3)TWELITEではじめるカンタン電子工作改訂版

今回は上記(1)を中心に読みながら進めました、が・・・・・・

いまいち書いてある内容がピンとこないというか、
~は~をしなければならない、といった大事なことが断片的に出てきてわかりにくかったり、
手順がよく見えなかったり、

アプリの書換で、指定されているファイル名のものが現在のTWELITE STAGEには無さそうなので、これは本の内容が古いのかなと、独自に解釈しながらこれじゃないかというBINを選んでみたけど、動かない。

結局、これを書いた人はわかっている前提で書いているんじゃないかと感じました。

こんなふうにしたらいいのではないか。箇条書きでセッティングの手順を簡潔に書く。
どうかすると1ページで済みそうな感じ。
文句あるなら自分で書けって言われそうなので、まじで書いたりして。

結局どうしたかというと、公式サイトを追っていって動くようになったのだけど、

その公式サイトは派手なデザインで見づらいから、という理由で避けていた。だから一冊にまとまっている(三冊もあるが)本を買ったのに。

サイトを追っていくというのは、まずセンサータグのページを開いて、その内容をひとつひとつ見ながら、関連も開いてそれぞれ見ていって、結構大変な作業。
必要なファイルはどれか、そしてセンサータグのポイントは(OTAはOFFにするとか、送信の書式設定とか、センサーの種類の設定とか)、・・・

サイトに掲載の回路図を見たら、太陽電池の接続が間違っていた。(サイトのほうが間違っていた。) 最初見た時にあせった。自分の回路のほうが間違ったかと。
自分はキットを買った時の説明書と本に掲載の回路図も見ていて、これが正しいという認識。

結局アプリはビルドから実行して書き込むという流れで、既存のBINを書き込むんじゃないのか。本にはその大事なところが書いてないもんな。(私が見落としていたらごめん)

ここで、自分なりに手順を一から全部記録しておかないと、次に同じことをするときに困るぞ。調べ直しになるぞ。
きちんとまとめておこう。どのファイルを使ったとか、メニューの何番から何番を操作したとか。
A/D変換警察
2025.03.14
最近チョット目立って来たのは、正式な呼び方は知らないが、「A/D変換警察」

A/Dコンバータは、難しく考えないで、単純に電圧計だと思えば良い。マイコンに電圧計をつけてプログラムで読み取れるようにした。
但し、電圧がそのまま読み取れるわけではなく、ちょっとした換算が必要になる。

A/D変換から読み取ったデータを電圧に変換する時の計算において、1bitは、(10bitのA/Dなら)基準電圧を1024で割った電圧になります。たとえば、2.5Vだったら0.00244Vです。
これを読み取ったデータにかければ電圧に換算されます。

読み取ったデータは10bitなら最大1023になります。0~1023の値となります。
この1bitの計算のところで、基準電圧÷1024とすべきところ、1023としている例が多いという。これで検挙?されるわけです。

なんで1023にするのか、その理由はよくわからないが、基準電圧を1024分割したのが1bitなのだから、1024で割るものと私は理解しています。
そこでなぜ1023が出てくるか。誰かの間違いをそのまま写しただけか。色々あろうかと思います。

2進数で考えると、桁が上がってしまうから1023とか4095とか65535に留めているのか。(特にアセンブラで計算する時は8ビットと16ビットの分かれ目でしょう)

他に「基板警察」が昔から有る。
プリント基板の「きばん」を、いわゆる社会基盤の「きばん」と書く誤りが結構あって、そこを突っ込んでくるのが基板警察。
これはうっかりやってしまう、というよりも、漢字変換が馬鹿だからとしか言いようがない。私は基板ばかり使うから常に漢字変換で基板と出てくれればよいのだが、気まぐれに基盤が出てきて、あわてている時なんかに気づかずそのまま文書に残ったりする。
こて先
2025.03.08
昔のはんだごては、こて先が銅むきだしだった。
熱で酸化して黒くなる。
そのままではハンダがのらないから、ヤスリで削ってピカピカにしてハンダをなじませていた。

昔のはんだごて、例えばHAKKOのJUNIORシリーズ
ttps://www.hakko.com/japan/products/hakko_junior.html
自分が子どもの頃はこれを使っていた。
最初60Wで(何も知らずに買っていたから)、熱しすぎて基板の銅箔が良く剥がれた。

こて先をヤスリで削るから、当然、だんだん減ってくる。そういうもの。
勿論、交換用のこて先もある。

グラインダーの砥石の欠けたやつを拾ってきて、これをせんべいの空き缶に入れ、これをそのままこて台として使っていた。重いから安定していた。
こて先を削りたくなったら砥石でゴシゴシ。

そのうちに、電子工作の雑誌などでメッキのこて先があるのを知った。へえ、それなら削らなくて済む。

それでホームセンターで見かけたはんだごてを買ってきたが、よく知らないもんだから、ヤスリで削ってしまった。これじゃ今までと変わらない。

そういった失敗をしながら、ようやくまともに使えるようになった。

後年まで意外と知らなかったのは、こて先にハンダを常に盛っておくこと。保護するため。もしスポンジできれいにハンダを落としたまま通電しておくと酸化してこて先が傷む。
こて先をハンダで覆っておけば保護になるというわけ。

情報や知識との接点がないために、大事なことを知らなくて失敗した例がある。
こて先のクリーナー
2025.03.08
はんだごてのこて先を掃除するやつ。
よく見かけるのは濡れスポンジ。

新品で買ったときは、何やら薄っぺらい紙みたいなものが袋に入っていて、これは何だと思う方が多いようです。私も初めての時はそうでした。
水をかけるとあら不思議、ジュワッと膨らんでスポンジだ、と。

昔は濡れ雑巾を使ったもんだ、という方もいらっしゃるでしょう。

使い捨て前提で、ちり紙を畳んで湿らせて使った事もある。

近頃は、金属たわしみたいな(というよりも、金属たわしそのものか)やつに、こて先をつっこんで掃除するやつがある。
うちにも有ったけど、どうも馴染まなくて捨ててしまった。
ハンダがくっついて固まってきて、それを取り除く事もできないので。
(何か使い方を間違っているでしょうか)

あのくるくるした金属たわしみたいな物は、旋盤の削りカスじゃないかと思う。

スポンジ、金属以外では
自分の知っている範囲だと、段ボールでこて先を掃除していた人がいた。工場で。

段ボールの端などでこて先を拭う。これがちょうど良い使い心地。
湿らせないでそのまま使う。
燃えないのか?って、ずっと当ててなければ燃えない。

そういえば子どもの頃、電子工作の雑誌の広告を見ていて、こて先クリーナーの写真が載っていたけど、
モノクロで縮小して、写真自体が小さいから商品の詳細がよくわからなかった。
何か砥石のようなものがあるので、これでゴシゴシ削るんだろうかと思い込んでいた時期もあった。(そんなふうに見えた)
じつはスポンジだったのかと。
あばれ圧着
2025.02.26
昭和世代としては、どうしても昭和の香りがするタイトルにしたくなるものです。

いわゆる圧着端子(丸型とかY型とか、リングスリーブも含む?)


高校生の頃これらを初めて見て、「アルミ」製だと思い込んでいました。

見た目それっぽいじゃないですか。アルミのように見えた。(じつは銅にメッキしたものとはその時知らなかった)

これを学校で使うことになり、近くにいた上級生が「はんだ付けしてくれ」と。
(普通、圧着端子をはんだ付けする事は少ないと思うが・・・そもそも圧着だろうと)

圧着工具は無いのですかと言ったような気もする。何十年も前なので忘れた。

リングスリーブ用の工具しかなかったんじゃないかな。誰も圧着端子用の工具を知らないという状況だったのでは。今となってはハッキリしない。

私は圧着端子こそ初めて見たが、アルミに普通のハンダがつかないのは(経験的にも)知っていたので、そういう作業は無理ですと言い返したわけ。(生意気にも/でも当時は何も考えずに、思った事を口に出していた。だからダメだったのかなと振り返る)

まあ、まずやってみてから、何かあるなら言えば良かったんだろうけど。

結局はんだ付けしたのかどうかまでは覚えてない。工具が無くて仕方なくはんだ付けだったのか。
先生も一緒だったので、知っていそうなものだったが・・・

こんなどうでも良い事をたまに思い出してモヤッとする。

先生はずいぶん早くに亡くなられて、残念に思いました。確か、たまたまご自宅の前を歩いて通りかかっていたら庭の手入れをされていて、そのときお会いしたのが本当に最後になってしまったのでした。

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