PC98で元気になる
2024.11.21
なぜだろう、うまく説明できないけれど、
PC98のキーボードを叩いていると、指が軽やかに動くというか、
ワクワクしてくるんですよ。

実際、このキーボードは打ちやすい。今どき出回っている安物とは全然違う。

そして若返ったような感じもします。元気になります。

そして、数十年のブランク(たまに操作した事もあったけれど)が有りながら、いじっているうちに手が思い出してきた。

FD(フロッピーじゃなくてファイル操作の方)さえ有れば何でもできたのでした。

さあ、あなたもピポりませんか?(笑)
固定電話料金
2024.11.21
なんと!現在の固定電話の通話料は「全国一律」です。

このことは、意外と話題になってないような印象です。それだけ固定電話には世間の関心が薄いのでしょう。

みかかは、赤字垂れ流しでオワコンな固定電話で利益を上げるのはあきらめたんじゃないかと思います。あとは銅線を巻き取って売るぐらいでしょうか。悲しい限りです。

昔、地方では交換手さんたちが手動で電話を接続していました。市外通話には申込みが必要だったそうです。申し込んでから実際に通話できるようになるまで何時間もかかったとか。そこで、電車などで直接行って話したほうが早かった、などと言われた事もあったようです。

そして、ようやく昭和54年に全国自動即時化!! 全国どこでもダイヤルでつながるようになった。こうして盛り上がったのに、いまは「固定電話いらなくね?」ですよ。ガッカリじゃないですか。
テレトピアだの高度情報化社会だのINSだの、バラ色の未来を信じていたのに。妄想だったのだろうか?

それはともかく、パソコン通信を経験した我々にとっては、「あの頃に」「全国一律料金」になっていたらな~~~、という思い(というか叫び)があります。

たとえば長崎から東京のネットにつなぐなんて、とんでもない料金がかかりました。

本当に、相当な金額を「みかか」に貢いだものでした。

商用ネットはAP(アクセスポイント)までの通話料に加えて、時間あたりの課金がありました。

ダイヤルQ2のように課金する手段もあったが、あくまでも通話料のみで、運営に関しては私が全て負担するのを最後まで貫きました。


パソコン通信と、そしてインターネットを使い始めた初期の頃は、ダイヤルアップ接続でした。アナログモデムでピーガーです。

当然、固定電話での通話と同じ通話料がかかりました。

市内3分10円でしたが、距離に応じて10円で通話可能な時間は短くなっていました。つまり、遠くと通話するほど割高になる仕組み。

ずいぶん後になって「テレホーダイ」といってPM11から翌AM8迄の時間限定でしたか、指定した電話番号3つまで月額固定料金(つなぎ放題)が出来ました。

人によって違うでしょうけれどPM11からというのはなかなか辛かったような気がします。

そこでタイマーによってオートパイロットを起動し、オフラインでゆっくり読んだり返信を返したりする使い方をしていました。
オートパイロットは昼間に使っても短時間で済むので、通話料の節約になりました。

あとは早朝から起きて、出勤前にちょっとつないでみるとか、そんな感じでした。自分は。
それと自分のBBSの「リンクボード」の転送も早朝に自動で行っていました。
PC98元気になる
2024.11.21
5年前か7年前か忘れたけれど、不動品を直して一応動くようにしたものだったが、なぜか時計がクルッたように猛烈な勢いで回るという難点があった。なんとか解決したい。

HDDに関しては先日CF化を完了した。

そこで、RTC(時計IC)とその周辺をこの際に直してしまおうと決めた。

これはそのICを取り外した後。汚い。


確か過去には一度はずして基板を掃除してからICを戻したと思うのだが、今回はこのICを新品に交換した。記憶が曖昧で、ひょっとしたら過去は周辺の清掃とはんだ付けのやり直しだけで手抜きしていたかもしれない。

さらに、その周辺を良く見直してみる。
どうもトリマーコンデンサ(緑)が怪しい。電解コンデンサの液体が染み込んでいるのではないか。
はんだごてを当てて加熱すると、あの独特の臭いがしたので当たり。

さっきのICだって、内部に液体が浸透していた可能性がある。
あんな樹脂封止で液体が入るわけないと思うだろう?じつは入るのだ。それで焼けたと思われるICも最近の修理事例がある。
湿気を吸うのは確かで、パッケージが吸湿するとリフローで加熱した時に水分の膨張で破裂する場合がある。そのため、SMD部品のICやLSIを代理店から買うと銀色のパックに乾燥剤入りで届く。



それにしても、このPC-9821As/U2は分解・組み立てが面倒だ。

中身は色々パズルみたいに詰め込まれており、はずす順番と取り付ける順番が決まっている。たとえば、あるユニットを先につけると、その隣のやつが付けられなくなったりする。
先に基板のビスを締めてしまうと、じつはその上に載るユニットの足をのせてから締めないといけなかったと気づいたりする。
また今日もそれでやらかしてしまい、付け外しをやり直したりした。

めんどくさー、とかブツブツ言いながらも手は休みなく動いて、あっという間に分解・組み立ててしまうところはさすがプロだと自画自賛する。


ようやく全体を組み立て、さて見てみようか。

まず、DOSでDATEとTIMEを実行して日付・時刻をあわせる。NTPなんか無い。

そしてTIMEを複数回実行し、時刻を確認すると・・・おおっ、正常に進んでいるようだ。良かった。


これで草の根パソコン通信ネットのホスト局が再開できるぞ(笑)

当然、アナログのモデム専用(笑)

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