フロッピーディスクケース
2025.12.08
これは確か学生時代に買ったフロッピーディスクケース

この中にMSXのフロッピーを入れていました。FS-A1STの添付フロッピーもです。
あとは雑誌の付録とか。

残念ながら全てにカビがはえており、全部は読み込めませんでした。
綿棒にアルコールをつけて丁寧に拭き取ったりしましたけど、中で張り付いているような物もあり、絶望的ですね。
分解して中のディスクだけ取り出し、清掃するか、何らかの手段は試みる価値はあると思うので、まだ捨てませんけどね。

一応、この中に乾燥剤を入れていた時もあったんですが、押し入れの中に入れていたら湿度が高いからダメですね。

できれば1枚ずつチャック式のビニール袋に入れて保管すべきでした。悔やまれます。

このケースはもう古いので捨てて、いま有るフロッピーは保管方法を改善したいと思います。
ISDN
2025.12.07
もう今となっては過去の遺物のようなISDN

今あるアナログ回線1本を、2本分使えるようになる。(月額料金も2本分ぐらいかかるけどな)

当時アナログ回線で月額基本料金1,500円ぐらい、ISDN回線で2,800円ぐらいだった記憶。

ISDNを利用するにはNTTに申し込んで工事を行い、専用の装置を付ける必要がある。専用の装置とはDSUとTAで、DSU内蔵TAが主流だった。
屋内配線の取り替えもあって、その工事費が2万か3万かかったような記憶。平行2心の線をツイスト線に変えないといけないんだって。ほんの数メートルだったのに。

アナログ回線の場合、電話局の交換機の入口でアナログからデジタルに変換されるのだけど、
ISDNにすると、そのDSU内蔵TAのところでデジタル変換される。だから、電話局までの距離による減衰などの影響は避けられるわけ。
モデムをできるだけ高速で接続するには、回線の品質が重要だった。

草の根ネットを運営していた自分には「回線増やせ」の圧力がかかっていた。よし、手っ取り早くISDNにするんだ!という強風が吹いてきた。

その時点でアナログ2回線引いてなかったっけ。うち1本をISDNにしようという話。その月額料金すべて私の自己負担なのに、みんな言いたい放題言ってくれる。

DSU/TAだって当時6万円ぐらいした。それに加えて工事費用など・・・

そこで「お金を出そうか」という会員もいたが、お金をもらうと今度は言いなりになってしまいそう。どちらの権利になるかという点もはっきりさせないといけないし、面倒だから全部自己資金で運営していた。
お金を出すのは全て自分だから、(みんな好き勝手言うのは自由だけど)決めるのは自分だっていうことにしていた。

とにかく、これで3回線同時に使えようになって楽しいだろうと。
私の懐は楽しくなかったけどな。

ロクヨンロクヨンイチニッパと言ってだな、
64kbpsを2本使って128kbpsでも通信できるって・・・通話料も2倍かかるけどな。

DSU/TAにはアナログポート2個とデジタルポート1個が有って、
アナログポートには今までアナログ回線につないでいた電話機やモデムをつなぐ。
デジタルポートはRS-232Cで、これもホストにつないでいた。デジタルはISDN同士じゃないと接続できないから、利用者は限られていた。

アナログモデムもやられたが、ISDNも見事にやられた。雷に。
以前書いたように、サンダーカット等の対策器具を複数取り付けていたが、結局やられてしまい、またも散財。

ホスト襲撃といって、みんなが予告無しにやってくる。オンラインだけでは物足りなかったのだろう。どうせ土日だって家にいるだろうと思われていて実際ほぼそうだったのだが。

襲撃しに来た奴はホストに直接RS-232CでつながっているPCからログインして、同じ部屋にいる者同士でPCを通じて会話するというおかしな事をやって遊んでいた。そこで、たまたま外線からつないでくる者がいると、さらに面白くなってきた。

ISDNにした当時、アナログモデムは28,800bpsじゃなかったかな。忘れたけど。

それが33,600bpsになり、最終的には56kになったっけ。
アナログ回線だと、なかなか最高速度が出なかったのです。

最高速度じゃなくてもいいじゃない、って思うんだけど、最高速度じゃないと気分も最高じゃなかったみたい。みなさんは。
中途半端な数字だと中途半端なんだろうな。しらんけど。

だいたい、こっちがISDNで回線品質は良好でも、接続側もISDNじゃないと、アナログだったらそっち側の電話局までの回線品質次第で速度は落ちるわけです。

まあ、どれもこれも今となっては過ぎ去った過去のことです。
パソコン通信、いたずら
2025.12.07
かつて運営していた草の根ネットでは、
GUESTでは操作が制限されており、会員登録した上でSYSOP(管理者、運営者)が内容を確認して初めて入会承認し、普通に使えるようにしていた。

最初の頃、GUESTでも掲示板を読んだり、ゲスト限定の掲示板に書き込んだりできた。

ところが「いたずら小僧」が出没し、「ばーか」とか、下品な書き込みをする出来事が発生。

こちらでモニタしていると、SYSOPのIDでパスワードを適当に試してログインしようとしている様子も見られた。(難しいパスワードにしていたので破られなかった。それと確か、モデム接続からはSYSOPログインできないようにしなかったっけ。)

これに対して、まずはGUESTで操作可能な機能をさらに制限した。
善良なGUESTの方にとってはほとんど何も出来ない(ほぼ会員登録だけ)ので面白くなくて申し訳なかったが、悪いことをするやつがいるので仕方がない。

できればGUESTで掲示板を読むぐらいは可能にしておいて、雰囲気など気に入ってもらえてから入会してほしかったが・・・。

さて、そのいたずら小僧は誰だろうという犯人探しが始まった。
「ばーか」の「ー」に特徴があった。全角文字の延ばす音の文字じゃなくて、マイナス、ハイフンの全角を使っている。キー入力に慣れてないらしい。

会員の中に犯人がいるかもしれない。それまでの書き込みで特徴のある奴がいた。

そして誰かが、ISDNは発信者の電話番号がわかると言い出した。そんな機能は無さそうだったが?
その噂が地元草の根ネットの間で流れたせいか、あるいはGUESTの機能制限が功を奏したのかもしれない。わからないけど・・・いたずら小僧は来なくなった。

もう忘れたけど、ISDN同士なら発信者の電話番号がわかるんじゃなかったっけ。今となってはどうでも良い話。
その頃、まだナンバーディスプレイのサービスは無かったような?
サービス開始されてから、自分の仕事用の電話に付けたけど、パソコン通信の草の根ネットを運営していた頃には使ってない。
インター・ステラ (ゲーム)
2025.12.06
どうでもいい事はよく覚えているもんですが・・・

その昔(1992年頃)、電子パーツ店のジャンクコーナーで発掘したゲーセン基板らしきもの。
確か2~3枚の基板が重なっていたと思うけど、正体はわからなかった。

ROMが付いていたので取り外して読み出してみたら、

INTERSTELLAR
FUNAI
(C)
1983 B.x.
ALL RIGHTS RSVD.

という文字列が読み取れた。

あの船井電機ですか。

ROMは10個ぐらい付いていて、あとはデータかプログラムみたい。

接続がわからないから動かしてみることもできず、よくわからないまま、ROMだけ取り外して捨ててしまいました。ROMは消去して他の用途に使い、そのデータだけは現在も残してあります。

たぶんあまり売れてなくて誰も知らないゲームだろうと思って、まあ、ゴミだなと思いました。当時は。

ひょっとして希少品だったのではないかと、改めて調べてみた次第です。

レーザーディスクを連動させるゲームなのでレーザーディスクがないと動かないのでしょう。
BCL
2025.12.05
いまの時代、BCLという趣味を知らない人は多いのだろうなと思う。

自分もそれほどのめり込んだわけではなく、ちょっとかじった程度だったが、BCLを通して初めて海外との接点ができたのは大きな進歩だった。

高校の無線部の先輩から、お前もBCLをやっているのかと聞かれ、はいと答えたら、
どの局を受信しているんだとか色々聞かれ、
主に海外放送を聞いています、と言ったら
「ナマイキだ」
「まず国内からだろうが!」 (心の声:そんなの知らんし。誰が決めたのですか)

「ナマイキだ!!」
「NHKでも何でもいいから放送を聞いてレポート書いて持ってこい!!!!」

またそれで何を言われるかわかったもんじゃないので、適当にごまかしながら、結局持っていきませんでした。

面倒なので、この趣味については人に話さないで自分だけで楽しむことにしました。

個人的には、国内のことにはそれほど興味がなかった。このへんの表現は難しいな。海外のほうが全く知らない世界という意味で興味があったと書いたほうが適切か。
電波で世界と直接つながっているような感覚といったらよいか・・・

北京放送(現:中国国際放送)、モスクワ放送(後にオ*ムに乗っ取られた)、ラジオ韓国、朝鮮中央放送、自由中国の声(現:台湾国際放送)などを聞いていた。
それとKYOIも当時ちょっと聞いたような。KTWRもちょっとだけ。

それぞれ主義主張、要するにプロパガンダが有りました。
北と南とか、大陸と島とか、そんな敵対関係。それぞれの主張を聞くことができました。

ラジオ韓国は国内放送みたいな感じで音質も良く、カジュアルな感じといったら良いでしょうか。そんな印象がありました。
ただし、北朝鮮のコーナーがあり、北韓(ほっかん)は・・・という言い方が耳に残っています。
朝鮮中央放送は、韓国のことを「南朝鮮」と呼んでいました。

そういえばタモリのインチキ外国語は、たしかBCLの経験から考えだしたのだろうと思います。
北京放送のフェーディングのマネなんかもそうです。(東方紅)

自分もラジオを聞きながら朝鮮語のマネをしていました。ニダニダとか言ったりして。

その昔、ラジオたんぱ(日本短波放送)でタモリのBCL番組があったのでした。あまり聞いた記憶はないんですけど、Youtubeか何かに載っていたようです。

深夜0時になると不思議な放送が聞こえました。いわゆる暗号放送です。

朝鮮中央放送の日本語番組を聞き終わった後、ラジオをそのままにしておくと、深夜0時ごろに音楽が流れ、そのあと、独特の声で数字を読み上げていました。

表向きは通信教育の問題の番号ということになっていたようです。

乱数表がないと解読はできず、その乱数表はクリームの瓶の底なんかに隠して持ち込むのだとか、何かの本に書いてありました。

それだけでも興味深かったが、短波は現在よりも不思議な放送や音が流れていて、とても興味をそそられる対象でした。

モールスなんか現役だった頃です。

不思議な電子音の正体はなんだろうって。気象FAXとか、特殊なレーダーの電波もあったようです。ソ連(ロシア)からのK信号とか、UVB-76もその当時から有りました。

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