電気と電子は違う
2025.02.26
古い言葉だけど、強電と弱電と言ったりします。

学校でも勉強する内容が違います。基礎的な部分は同じと思いますが・・・
電気科は発電・送電・配電に関する内容
電子科は一応電気工事は学んだけど、基本的には電子回路とかコンピュータとか。

自分が(電子科で)不利だったのは、学科免除が無かった事です。
電気科を卒業していると、電気関係の試験で学科免除があったりするのです。

調べてみてダメそうだなと思って、一応、母校の先生に(当時まだいらっしゃった)電話して聞いてみたら、君たちは電子科だったから残念ながら免除は無い、と。
たしか電気工事士の試験を受けた時。

そして電験三種を気まぐれに受けてみたら、内容は全然知らないことばかり。発電とか送配電とか全然知らん。
コンバインドサイクルなんとか?なにそれ?
4科目あって、そのうち1~2科目は実力で合格したが、あとは知らない分野ばかりでお手上げ。無駄なことをした。
電源が壊れた話
2025.02.26
昔の話。

現場(屋外)に設置していた装置が動かなくなった。
調べてみると電源が壊れていた。
電源を取り替えたら動いた。

それだけ。

電源というのは略した書き方だがスイッチング電源基板。
よくあるTDKラムダとかコーセル等のメーカー品

それがなぜ壊れたのか報告しろ!とのこと。

ハッキリ言ってそんなのわかりません。
壊れ方を見て明らかに焼けていたら、落雷によるものでしょうと言えるけれど。

落雷の事例は過去にたくさん経験がありました。特に離島からの返品が多く、梅雨時になると多く発生していました。それらを全部ひとりで診ていました。

それは別として、冒頭の物は見た目では普通で、目立った損傷もありませんでした。ただ、メインのスイッチングのMOSFETが壊れていただけ。

雷かもしれないが、偶発的な故障(部品不良)かもしれません、としか言えません。

電源ロガーを仕掛けて電圧を監視しようという話も出たが、そんなのいつどうなるやらわかりません。(気の長い話だ)

気象台に問い合わせても、落雷まで観測していない地域もあります。まさに知りたいのはその地域でした。気温や風速はデータが有る。落雷はデータが無い、と。

同じようにMOSFETが壊れていた事例は別の機種で、別の場所でも複数回経験があり、結局よくわかりませんでした。
電源メーカーに送ったら修理されて返ってきて、いや、そうじゃなくて、故障原因の報告を求められているのでそれを知りたいんですが・・・

ところで、電源の基板を良く見た事がある方ならご存知かと思いますが、「放電ギャップ」がパターンとして組み込まれているものがあります。

実際、雷サージが入るとそこで放電して、ある程度の保護をしてくれます。

なんと部品代ゼロで保護できるなら素晴らしいじゃないか。(と、思ってはいけません)

放電するとパターンが融けてしまって、次に食らった時には役に立ちません。(笑)
三角の尖った形になっていますけど、それが丸くなって放電しなくなるんですね。
どうなるかというと説明するまでもありません。

そんなのを離島から戻ってきた基板でいっぱい見ました。

だいたい安価なクラスの電源にこういう放電ギャップが付いている感じ。コストダウンの一部でしょう。部品がいらないのですから。

屋外用の器具は当然のことながらアレスタを組み込んでおくものです。

照明器具だったら、もし筐体が樹脂で絶縁されているものだったら地絡の可能性は少ないです。主に電源の2線間だけの問題になります。この2線間で過電圧にならなかったら大丈夫という考え方です。

残念ながら我々が昔作っていたのは金属筐体だったので、電源基板と筐体との間で放電していました。その痕跡もハッキリ残っていました。
水の勢い
2025.02.26
給湯器を交換してから、水(湯)の勢いが強くなった事は書きました。

これまで「こんなものか」と思っていたのでした。水の勢いが弱かった事。
このあたりは水圧が低いのかなあ?と、なんとなく。

ところが、交換によって本来のパワー?を発揮するようになった、と。


こんなものだと思っていた事が案外、普通ではないのかもしれません。疑問を持って見直してみる必要があるのではないか。なぜこうなってる?という疑問を・・・

子供の科学 (最強のうんち)
2025.02.21
小学生の好きそうな題材です。


でも、とっても大事なことです。大人にも是非読んで欲しいと思います。

私なんか、お腹のトラブルで非常に困ったときがありました。

幼い頃から下痢気味だったりして、毎朝トイレに駆け込んだりとか・・・高校生ぐらいから調子が悪かったのでした。登校中に腹痛で、学校まで耐えたりとか。最悪、近くのお宅に事情を話してトイレを使わせてもらおうかという状況。

就職してからも毎朝腹痛で、とうとう朝食を食べずに出かけるようになりました。そうすると、起きてから1~2時間後には調子が普通になり、食べても大丈夫でした。
当時、病院にも相談していました。過敏性大腸症候群だったのだろうと思います。

近年、下痢ばっかりしていたのは多分、抗生物質の影響ではないかと考えています。腸内細菌まで殺菌してしまうので、その後に悪玉が大多数を占めるとダメダメ腸内ワールドになるわけです。

抗生物質を服用していたのは、頭をぶつけて縫合した時と、抜歯した時でした。抜歯の時には先生に「お腹を壊すので飲むのをやめていいですか」と聞いたけれど、「必ず飲んで下さい」って。

怪我が直って抗生物質の服用をやめた後、整腸剤(腸内細菌を含む)を服用するなど対策しなければならなかったのでしょう。そこまで考えが至りませんでした。

やたらに腹が張って苦しい、寝られない、ガスが出そうで出ない、外出先でトイレに行きたくなるので外出しづらい、などいろいろと悩みを抱えていました。

クリーンルーム(半導体工場)で腹が痛くなった時は最悪でしたよ。ごちゃごちゃした所で、出口まで行くのも大変。着替えるのも大変。なんとか間に合いました。

ある時から、オリゴ糖と乳酸菌飲料、整腸剤(ビオスリー)を飲み続けるようにしたところ、数ヶ月たった頃だったでしょうか。お腹の調子が良くなってきたのでした。

以前はしょっちゅう下痢していたのに、ほとんどそれは無くなり、いつも絶好調。(これが普通なのだろうけど)

それでもお腹が痛くなった時は原因をよく振り返ってみて、消化の悪いものだったり、刺激物だったりするので、以後それらを避けるようにすれば良いわけです。
AI万能論
2025.02.20
以前からネット上や、雑誌記事もだけど、AIでこれができるあれもできるなんでもできる、って話題がもちきりです。

新薬開発、新素材、地震予知、がんの診断、核融合の制御・・・

まるでAI万能論じゃないかと思うのです。実際できるんでしょうけど、万能ってのが独り歩きしないかと。
万能とは言ってない、かもしれないが、あれこれできるなら万能って思われても仕方ない。
万能かそうでないかは、私はわかりません。でも、なんでもかんでもできるってのはちょっとないでしょう。

期待して良いのかどうか、依存して良いのかどうかも課題ではないかと思います。たとえば運転や操縦を任せちゃっても大丈夫なのかどうか。

それから、
こういうものに依存すると、人間が(自分の頭で)考えなくなって馬鹿になってしまうんじゃないかという意見。

そこで思い出すのは電卓が普及し始めた頃、あんなものを使うと頭が悪くなるとか言う大人がいたものでした。子どもは使ってはいけないと言って禁止された。代わりにそろばんだ、そろばんで頭が鍛えられると。
(変わり種としてそろばん付きの電卓もありましたが、過渡期だったのでしょう)

今ではどうでもよくなってしまいましたが・・・

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