かけざんけいさんき
2023.11.28
前に書いた、学校の空き教室倉庫でのケガはショックな出来事だったが、同時にそこで興味深い発見もあった。

何か、大きい木箱のようなものが置いてあった。
表面は、たしかこんな感じ(写真)だったと思う。40年前の記憶で細かいところは不鮮明。


要するにこれは、掛け算を説明する為の教材を誰かが手作りしたものらしい。

黒点のところは釘が打ってあり、電極になっていた。
◯のところは豆電球だった。

つまり、2 x 3 だったら、2と3をリード線でつなげば、6の(1位の)豆電球が灯る、という仕掛けを作りたかったらしい。

中をのぞいてみると、何か中途半端な配線で未完成のようにも見えた。

私は、これに大変興味を持ち、自分で作ってみようと思い立った。
家に帰ると「らくがきちょう」に妄想を書きなぐり始めた。

そこで九九表のように回路を描いていこうとしたが、ふと、行き詰まった。

単純な「まめでんきゅうとかんでんち」の知識だけでは、途中で行き詰まる。上手に説明できないが、実際に回路を作っていくと、回り込みが発生しておかしくなる。

ダイオードを組み合わせなければならないようだ、と気づく。それで考えを進めて行っても、何かモヤモヤする。えらく複雑になりそうだと。

当時は知らなかったが、AND回路とOR回路が必要になってくる。
3x4なら3と4のANDの結果は、ランプ10位の1と1位の2につながるけどそこで他の信号とORする。
ANDやORはダイオードでもリレーでも良い。

これは、今だったらROMに九九表を入れてしまえばいいだろうと思うのだが、当時はそんな発想は無かった。
ただ、「まめでんきゅうとかんでんち」の知識では完成できないのは確かだ。それで中途半端に放置されていたわけ。
大ピンチずかん
2023.11.28
「大ピンチずかん」
最近流行している絵本のようです。
子どもが経験する様々なピンチが集められているとか。

私は、もうそんなの経験済みですよって(笑)。
どうしてこうなった、という事例だらけです。枚挙に暇がない、というやつだ。
余計な事をしてワナにはまる。もがいたら、さらに深みにはまる。やらなきゃよかった、なんで余計な事をした、という後悔しかない。

最大のピンチは海で深みにはまった事です。あのまま流されて溺れた可能性も。これは親には話してない。
海で遊んでいるうちに濡れたりするけど、大雨の日と同じで、もう全身濡れたって同じだと開き直った。
そこで着衣のまま海に浸かって、頭だけ出して歩き回って遊んでいた。
背が届く範囲なら大丈夫だろうと思っていた。
そのときの水は冷たくなく、生ぬるい感じで気持ちが良かった。
稚魚が集まって泳いでいるのを見たりして面白い。不思議な感覚だった。
ところが・・・突然、足がつかなくなった。急に深くなった所に足を踏み入れてしまった。とっさに、まずいと思って必死でバタバタして脱出を試みた。じつは泳げないのだ。
なんとか脱出して、足がつく所まで移動でき、一旦、海から上がってきた。
潮が引いてからそのあたりを見てみると、どうなっていたか良くわかった。

その次ぐらいなのは、また、水に関わる事件で。
最初住んでいた家にあった庭、植木の水撒き用にポリバケツ(大きさは、ゴミバケツとして使われているヤツを思い出してもらえれば)が置いてあって、水で満たされていた。
ある時、自分はアニメの1シーンを思い出したのか、水の中をのぞいてみたくなったらしい。
トムとジェリーだったのかはわからない。
時代的には後になるが、イメージとしては、ラピュタの街で水の中をのぞいてみるシーンがあるけど、あんなふうに見てみたかったのだろう。
そこで頭を突っ込んで水の中を見ようとしているうちに、ポリバケツの水中に落ちてしまったという。(自分はあまり覚えてない)
ひっくり返って脱出もできず、ジタバタジタバタ足を動かしていたと聞く。
幸い、発見が早くて助かったが、そのまま溺*していた可能性も。

水に関する危険な体験のせいか、結局泳げるようにならなかったし、自分は水には近づいてはいけないのだろう。

その次に思い出したのは、
なんとなく線路に置き石をしたら、それが後で問題になって翌日学校で先生からみんなに話があり、目撃者によると小学生がやったらしいが誰かわからない。通りがかりに発見した人が撤去したので事故にはならなかった。列車転覆は重罪だとかそんな怖い話でドキドキして、なんであんな事をしたんだろうとひどく後悔したりとか。

もちろん、その後、現在に至るまで二度と置き石はしていない。深く反省した。

「裁判にかけられる」と聞いて、その時の自分の脳内イメージは、なぜかレコードが再生していた。レコードをかける、という意味でしか知らなかったからだ。

本当に何も考えずに、なんとなくやってしまった事が大失敗だったというのが多かった。
その「なんとなく」がイカンのだ。
なんとなくっていうのは、たとえば歩きながら生け垣の葉っぱをなんとなくむしったり、柵の縦棒をトントントンとなぞっていったりとか。

そう、ピンチの3番目はそんな感じの出来事。
学校で空き教室の倉庫みたいになっている部屋があった。
たまたま道具を取りに入った時か、掃除だったか忘れたが、ケガが苦手な方は、この先は読まないほうが良い。




長い台があり、なんとなくその端を手でなぞりながら歩いていたら、いきなり痛みが走って流血・・・
見ると、板ガラスが積み重ねてあり、うっかりその切り口を手でなぞってしまって切れたのだ。

もう、何も考えてないというか、我ながらバカさ加減に情けなくて涙出てくらぁ、ってやつです・・・

ケガは他にも色々あったが、
工作をしていてセロハンテープの台を床に置いていたら、つまずいた拍子に膝に当たってパックリ切れてしまい、骨が見えたかどうかまで覚えてないが、縫合するようなケガだったんだろう、たぶん。

それよりも以前に、同級生が遊具で頭を怪我して縫ったという話を聞いていて、とにかく痛かった、ということらしい。縫うと痛いのか。なるほど、と覚えていた。だから、縫うようなケガを非常におそれていた。

おそらく、このパックリ開いた傷口は「縫わないといけませんね」と医者が言いそうだと予感した。
そんな事になったら大変だ。必死になり、指で傷口を押さえてくっつけようとした。なあに、しばらく押さえておけばくっつくだろう。
確かにくっついた感じだったが・・・すぐに剥がれてしまった。歩いたりして動くとダメだ。押さえながら歩こう。

その後どうしたかわからないが、とにかく絆創膏をベタベタ貼りまくったり、右足をなるべく動かさないようにしながら過ごしたら、なんとかくっついて一安心だった。
いまも傷跡が残っている。
2T-100の詳細
2023.11.27
当時、私が作ったものは小学生の頃「少年自然の家」のお泊まり会に持っていった時に盗まれてしまい、それっきりでした。

今回オークションで入手した物の基板




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